CCCDやら輸入盤規制やら

 少し前までBlog界隈で議論が盛んだったこの話題ですが、6月3日に輸入盤を規制する法案が衆議院でで可決され、なかばあきらめに近い感じで議論が収束しつつあります。わたしも旧サイトでNo! CCCDのバナーを貼付けたりしていましたが、法案の可決よりも1ヶ月ほど前に反対の声を上げる熱は急速に冷めつつありました。

 というのは、坂本龍一氏による先見日記へのこのエントリを読んだからです。
 氏はCCCDの明らかな音質劣化などに対してMusicianとして危惧を表明した上で、最期にこう結んでいる。

 ———と、ここまで真面目に書いてきたが、実はぼくは2004年という年は「CD永眠の年」として記憶されると思っているのだ。もうCD自体がなくなろうとしている時に、CCCDでも輸入盤規制でもないだろう。もう手遅れだよ。

 iTunesMusicStoreが音楽販売業界を席巻しているアメリカに住む氏にとっては、こういう感覚なのだろう。そういえば、アナログレコードからCDに切り替わろうとしていた時期に、“音にあたたかみがない”、“レコードに針を落とすときの神聖な気分が良いのに”などと、巷の音楽ファンがレコードにしがみ付いているのを尻目に、“自宅のレコードは全て処分してCDに切り替えました”と言ってのけた氏なので当然かもしれない。

 iTunesMusicStoreの日本での開始はまだ先になりそうですが、他の様々なダウンロードサービスが続々とオープンしています。来年あたりには音楽販売高のうちの大きな部分をダウンロード販売が占めているのかもしれません。でも、今の日本の音楽販売業界の体質を考えると、iTunesMusicStoreのような良質なサービスが始まるのは、だいぶ先かもしれません。
[MUSIC]


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