ドン・キホーテふたたび

 前に、日本人の建てる建物は増築を前提としていることが多い、という記事を書いたことがあります。これは部分の計画から全体の計画へと移行していく傾向があるためで、西洋では全くこの逆に全体を決めてから部分の計画を進めます。

 思想の西洋化や法規制などにより、だんだんとこの傾向は薄れてきているようですが、やはり根底にはまだ「増築思考」が根付いているのだと思います。

 この「増築思考」は「カオス思考」と言い換えられるかもしれません。アジアの町並みはカオスと形容されることが多いのですが、増築を繰り返すことで全体がカオスの様相を呈してくるのです。

 ドン・キホーテの店内はまさにこの「カオス」です。エネルギッシュなアジアのカオスを意図的に演出しているのです。迷路のような通路は方向感覚を失わせ、日常からの脱却を促します。とはいえ、避難通路はまっすぐ通っているらしいから安心です。(←ちょっと疑問)

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