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高速道路と大渋滞

 梅田望夫さんのブログより

 梅田さんが対談の中で将棋の羽生名人から聞いた話が発端となっています。
「将棋が強くなるための高速道路が一気に敷かれたということだと思います。でも、その高速道路を走り切ったところで大渋滞が起きています」

 つまり、インターネットの普及により社会が高度に情報化され、さまざまな世界である程度のレベルまで技術力をつけるのに必要な時間が、とても短縮されているということらしいです。そして、高度で、体系化され、ある意味均一化された情報を元に高速道路を突っ走ってきたところで大渋滞が起こっている、というのです。みんな均一化されてしまって、なかなかその渋滞を突破する能力を持った人が出てこないのだそうです。

 これについては、なんとなく理解できるような気がします。建築設計の世界でも、おそらく同じようなことがいえるからです。図面作成がキャド化されてから、その動きは加速化されたようです。誰が設計しても、ある程度以上のものが出来上がるシステムが構築されています。
 このあたりのことと、建築業界ににつきものの談合や汚職などのはなしもあって、なんだかやたらと閉塞感を感じてしまい、前の職場を飛び出したのですが、結局またぞろ建築設計の仕事についてしまいました。わたしにはこれしかできなかったということなのでした。
 
 梅田さんのところにゲストブロガーとして参加した伊藤 直也さんが、渋滞を抜け出す方法として以下のように述べていらっしゃいます。
おそらく、この状況の中で差別化要素を持つには二つの選択肢が残されているかと思います。ひとつは、コモディティ化しない、それほど一般的ではない技術に長けること。他者が知り得ないほどの参入障壁をもつ技術分野に特化するか、あるいは特定の分野に特化してそのオーソリティとしての地位を確立すること。

もうひとつは技術以外の能力を柱として持つこと、ではないでしょうか。営業ができるエンジニア、マーケティングに詳しいエンジニア、あるいは文章が書けるエンジニア、何でも構いません。その組み合わせがユニークであることが大切です。そしてそのユニーク性が差別化要因になります。

 私にできるのは、おそらく後者のほうでしょう。そのためには、とても大変だろうけど、全く畑の違う別の職業についてみるのが一番の近道なのかもしれません。

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