Nao’s moblog page from Hokkaido: 社会に潜むもので知って、耐震強度の偽装問題は偶発的事件か、業界の構造問題か?(1)を読んでみました。
この文章の中でもっとも重要なセンテンスは、このエントリーのタイトルにも使った“「売れるマンション」と「良いマンション」は、ちがう”だと思います。マンションの建設にかかわる業界の人間達は「売れるマンション」が「良いマンション」だと信じて日々働いています。逆にいえば、そう信じていなければ働いていられません。
もちろん「良いマンション」が、ちゃんと売れている場合だってありますが、今回の件で、必ずしも「良いマンション」=「売れるマンション」でないことが明らかになってしまいました。なにが「良いマンション」で、なにが「売れるマンション」なのかは、原文を読んでいただければわかります。
消費者に責任転嫁をしているようにきこえるかもしれませんが、良いものを見極める見識眼や、良いものを見極めるために、じっくりと腰を据えてものごとを考える余裕などが、決定的に消費者から欠けてしまっているのかもしれません。
もちろんこの件だけを捉えれば、消費者がコンクリートの柱の中の鉄筋の数を知る術はないのですが、そのようなマンションが売れる土壌を作り上げてきたのは、間違いなく私も含めた消費者達なのです。
何が売れるのか、を決定付ける最終的な鍵を握っているのは、当然ながら消費者なのです。
マーケティングという言葉がもてはやされるようになってから、何かが狂ってきたような気がします。
以前に経済中心主義の終焉で書いたように、そろそろ方向転換をするべきときなんじゃないでしょうか。もう既にちょっと遅いのかもしれませんが。
[Society]
「売れるマンション」と「良いマンション」は、ちがう
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- 時刻: 11月 30, 2005 on 2005/11/30
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