ブログとジャーナリズム

「市民みんなが記者だ」をテーマに最近リリースされた OhmyNews が色んなところで話題になっています。

「市民記者」という考え方が、既にもうどこがズレてしまっているのかもしれません。

プロのライターが書くブログがたくさん読める状況ではありますが、プロのライターではない一市民であるブログ運営者を「ブロガー」としたとき、「ブログのエリート」という考え方は、我々「ブロガー」にとって違和感を憶えるものだと思います。

もちろん、クオリティの高い記事を書き続け「神」とも呼ばれることもあるような「ブロガー」の存在も認めます。しかし、「ブロガー」の書く一つ一つの記事は、プロのライターが綿密な取材と何度とない推敲を重ねて練り上げた記事と比較すれば、取るに足らないものだと言えます。(←いっちゃった)

そんな「ブロガー」の書く、取るに足らない記事が起こした小さな波紋が、他の「ブロガー」の共鳴を生んでまた別の波紋を生み、そしてそんな波紋が重なることによって波ができ、さらにうねりへと発展します。

そんな「ブロガー」同士のつながりこそが「ブログ」というムーブメントの本質だと思います。

さらに、これは有名な「ブロガー」の言葉だったと思いますが、「情報を発信したところに情報が集まる」のです。

ブログの価値は、その手軽さゆえに、タイムリーな発信にあると考えます。取材・推敲・練り上げも大事ですが、そのあたりはまぁそこそこにして、とにかく発信することが重要です。ブログの場合、コメントとトラックバックよって、推敲と練り上げは発信した後でも十分可能です。ちゃんと明記さえすれば、追記・修正は当たり前です。追記・修正で間に合わない場合は、元記事にリンクを張った上で別記事を起こしてもいいかもしれません。

そんな柔軟性こそが「ブロガー」の「ブロガー」たる由縁だと思うのです。


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4 コメント:

  1. H & A 2006年9月5日 17:48
  2. ちゃめ 2006年9月6日 13:21

    >取るに足らないものだと言えます。(←いっちゃった)
     あはははっ。

     ブログの特徴はフットワークの軽さと人とのコミュニケーション、そこから生まれる新しい発想、ってところでしょうか?
     しゃちこばって書くと「機動力と人の有機的結合持ち味」って感じでしょうか(笑)。

     
  3. H & A 2006年9月6日 16:02

    ちゃめさん、コメントありがとうございます。

    色々と考えていくと、アンカテさんのいう「知をシェアする」という考え方が、すべてをうまく言い表していることに気づきます。

    逆に、既存メディアによるジャーナリズムは、シェアするために発信されるという性格が薄いのかもしれません。

     
  4. H & A 2006年9月7日 10:14

    事実オーマイニュ