0から1をつくる人、1から10をつくる人

岡田斗司夫のプチクリ日記: 「クリエイティブで食う」の4段階を読んで。

これはアニメやマンガの世界について書かれた文章です。これを無理矢理建築設計の世界に当てはめてみることにします。

まず設計事務所や建設会社設計部のスタッフの時代が「才能労働者」になるでしょう。組織の一員である以上は、ある程度名前が売れてきても「才能労働者」の範疇から飛び出すことはできないんだろうと思います。

次に、名前が売れていようがいまいが、自分でアトリエを構えた時点で「クリエイター」になるのでしょう。世の中のほとんどの「建築家」と呼ばれるひとたちはココに含まれることになると思います。

建築設計には、基本的に「著作権」みたいなものがありません。ですから過去に設計した仕事から印税みたいなものが入ってくることは、基本的にありません。すなわち建築設計の世界で「コンテンツ・ホルダー」になるのはとても難しいことです。自分の設計理念やさまざまな事象に対する評論、自分の作品の写真集に解説をつけたりして出版できると状況が少し変わってきますが、専門書は大して売れないので....。

最後に「ブランド」化。これはもう、建築設計と、それに付帯する文筆活動では無理といってもいいんじゃないでしょうか。可能性としては、照明や家具などのプロダクトデザインの方向を延ばして、延ばしまくって、強力なブランド化するってのはありますが、もうそうなったらプロダクト・デザイナーであって建築家ではないし。

で、タイトルに戻るわけですが、第1段階・第2段階の「才能労働者」と「クリエイター」は「0から1をつくるひと」。そして第3段階・第4段階のコンテンツ・ホルダー」と「ブランド」は「1から10をつくるひと」に大きく分けられるんじゃないかと思います。

私は「0から1をつくるひと」でありたいので「クリエイター」になることを狙ってるわけですけど、もう少し儲からないのかなぁって感じです。


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1 コメント:

  1. H & A 2006年10月3日 10:50

    東京ハウス
    これって、建築家がブランド化されそうな、新しくて面白い試みだと思う。うまくいくかどうかは別だけど。