ふつう、ということ

この記事を読んで考えたことを少し書いてみます。

家内とは大学時代からの付き合いで、彼女に出会ってから18年が経ちました。その間に半年間だけ、僕の都合でまったく会えなくなった期間がありました。
長距離バスから降りて半年振りに彼女に会ったとき、彼女はいつものように微笑んで迎えてくれました。特別じゃなく、いつもの微笑で。そのあと喫茶店に入ってたわいのない話をして、それからカラオケへ行って歌を歌いました。
それはそれで楽しかったんだけど、半年振りの再会がもっと特別なものであることを期待していた僕は、その不満を正直に彼女に話しました。すると彼女はこんなことを言いました。

 「なにか特別じゃなくて普通に過ごしたかったの。」

ふぅんそうなんだ、と僕はいまいち納得いかないまま、彼女に合わせることにしました。彼女と付き合い始めてから約2年後、いまから16年前のことです。

一月ほど前、タンブラーでこの記事を読んで、
こんなことを書きました。
これを書いたときようやく、あぁ、あのとき彼女はこういう気持ちだったのかなぁと気づきました。

好きな人と、好きな場所で、好きなものを食べたり、好きな音楽を聴いたり、好きな歌を歌ったり、笑ったり、たまにケンカしたり、怒ったり、怒られたりしながらふつうに過ごすのって、とても気づきにくくて忘れてしまいがちだけど、とてもしあわせなことなんだ。


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