頭がいいとか悪いとか

最近ちまたで話題になっているようなので、ちょっと思うことを書いてみます。

僕は昔からこの言葉があんまり好きじゃありません。
これは結局、言い訳のために生まれた言葉だと思うのです。

なにかやってもできなかった人が、それを自分が生まれつき「頭が悪い」せいにしたり、自分がやってもできなかったことを人が軽々とやってのけるのを見て、そのひとの「頭がいい」からだと考える。この言葉は、なぜだかこういうときにしか使われないような気がします。

ずっとまえに「勉強のこと」で書いたように、勉強や、あるいはテストでいい点を取るという分野は、芸術やスポーツなどの分野とくらべると、持って生まれた才能に左右される範囲がずっと狭いのです。

そこで自分は「頭が悪い」からとか、あのひとは「頭がいい」からなどといって自分を卑下し、自分自身をあきらめてしまうのは、とてももったいないと思うのです。とにかくがんばればがんばった分だけ、ちゃんと結果にあらわれてくる分野なのです。もって生まれた「地頭のよさ」なんてのも多少はあるでしょうが、そんなのほとんど関係ないくらい努力が大きく反映されます。

だから。

そのことばはできるだけ使わないほうがいいと思うのです。

Posted at 時刻: 12月 27, 2008 on 2008/12/27 | 0 コメント | Filed under: ,

風のガーデン ~ 「演じる」ということ

もう1週間以上たってしまいましたが、ドラマ「風のガーデン」終わりましたね。僕は最初ちょっと毛嫌いをしてみてなかったんですが、途中から見てすっかりハマり、それからずっと見てました。

これから先はネタバレしますので、まだ見てなくてこれから見てみようという方はご注意ください。

最終回。余命の短い貞美(中井喜一)のために開かれたウソの結婚式。
貞美を喜ばせるためにみんなで仕組んだことなんだけれど、「結婚式をするから出席してほしい」という話をしたときから、貞美はそれがウソの結婚式だと感づいていたし、みんなも貞美が気づいていることを薄々感じていました。
それでもみんな、それぞれの役を真剣に演じ切ります。
バージンロードを娘といっしょに歩きながら、貞美は感激で涙を流します。

それは、とても感動的なシーンでした。

そして、「あ、これでいいんだ。」と気づきました。

仲のいい家族を演じる家族がいます。おしどり夫婦を演じる夫婦がいます。気の合う友達同士を演じる友達がいます。そのことに気づいている場合もあれば、まったく気づかずにそうなっている場合もあります。
なんだかちょっと薄ら寒い感じがしますね。あんまりそうはなりたくないなぁ、と思います。そんなこと続けても、いい結末は待っていないような気がします。

でも、その行為そのものは否定しちゃいけないような気がしました。

「演じる」という行為の発端に「好意」があるのなら、それをお互いに演じ切ることで、ギリギリのバランスで良い結末に結びつくような気がします。演じ続けることで、冷え切っていた心の一部が溶けてくることもあるような気がします。

多かれ少なかれ、誰もがみんなそれぞれ、それぞれの場面でそれぞれの役割を演じているような気もします。

それならそれでいい。演じ切ってやろうゼ。

Posted at 時刻: 12月 26, 2008 on 2008/12/26 | 0 コメント | Filed under: ,

青い空

つきぬけるように晴れわたった青い空が、とても深い悲しみを表現することがあります。あるいは、悲しみを増幅する、といってもいいかもしれません。

そのことに気づいたのは、中学生にころに高橋幸宏さんの「What, Me Warry」のなかに収録されていた「サヨナラ」という曲を聴いたときです。

こんなにいい天気に キミにサヨナラ

悲しい気持ちに強い陽射しが突き刺さってくるような、そんなことがあるのかもしれないなぁ、と、わかったような気になった自分に、自分自身がちょっと驚いたのを覚えています。

スガシカオさんの「青空」という曲にこんな歌詞があります。

今日の空 宇宙まで突き抜けそう

失恋の傷が癒えはじめた主人公が、青い空を見つめたのを契機に、過去の思い出をフラッシュバックさせて、相手の気持ちを思い図ります。

What,Me Worry?
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青空/Cloudy
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Posted at 時刻: 12月 12, 2008 on 2008/12/12 | 0 コメント | Filed under: ,

あの味

よく行くカレー屋さんがあります。

その店のメニューにはいろんなこだわりカレーがあるのですが、いろいろ試してみた結果、僕が必ずオーダーするのはタイ風のイエローカレーです。ココナッツミルクの甘いコクと、さまざまなスパイスが生み出す香りと辛さが絶妙に絡みあって、定期的にどうしても食べたくなる味です。
ここのイエローカレーは行くたびにちょっとずつ変わっているのが楽しいです。関西風のきつねうどんのような味付けの油揚げが入っていたり、香草の種類が微妙に変わっていたり。お店のご主人のあくなき向上心を感じてうれしいです。
それに本棚においてあるコアなセレクトのマンガを読むのも楽しみの一つです。

この前家族で買い物にいったときに、コーヒー豆やいろんな国のレトルト食材やスパイスのお店があって、そこでイエローカレーのもとを見つけました。それを買ってきて家内につくってもらいました。でもあの店の味は出ないよなぁと思って食べてみたら、思いのほか近い味が出ていてビックリしてしまいました。

よく行くラーメン屋さんがあります。

そこのラーメンはしょうがラーメンといって、刻んだりおろしたりしたしょうががスープに混ぜられていて、あっさりサッパリしているのが特徴です。二日酔いのときなんかはピッタリで、いつもスープまで飲み干してしまいます。

この前うちで家内がつくってくれた半生麺のしょうゆラーメンを食べながらそのラーメン屋さんの話をしていて、ふと思いついて冷蔵庫のチューブ入りしょうがを絞ってスープに混ぜてみたら、そこのラーメンにかなり近い味になってしまってビックリしてしまいました。

ちょっとまて。こんなに簡単に「あの味」が出てしまっていいのか? ものすごく試行錯誤をしながら生み出されたはずの「あの味」。僕の中で「あの味」の価値がちょっと下がってしまった気がしました。

しかし、それでもやっぱり「あの店」には通ってしまう。

Posted at 時刻: 12月 11, 2008 on 2008/12/11 | 0 コメント | Filed under: ,

「しぼー」について

この前めでたく40歳の誕生日を迎えました。いやーめでたいめでたい。(←棒読み)いまだに自分が40代に突入した自覚がありません。

そのちょっと前に自宅で愛用していた iBook(Dual USB)がお亡くなりになりまして、誕生日にはなにかいいことがあるんじゃないかと淡い期待を抱いておったわけですが、誕生日の朝に家族のみんなから手渡された小さな包みの中に入っていたものは、なんと、ポケモンカードの構築用デッキでありました。ほえー。

小1の息子が最近ポケモンカードゲームに凝りはじめて、さらにそのしばらくあとで小6の娘もやり始めて、親の私もそれにつきあって、息子や娘のカードを借りて対戦をしておったわけです。やり始めるとけっこうハマることの多い僕は、子供相手にもかかわらず結構エキサイトしたりなんかして。

そんなようすを見た家内が「そろそろおとうちゃんも自分のカード買ったら?」なんて言いだして、僕もその気になって本屋とかでポケモンカードを物色しておりました。そんなわけで、誕生日にポケモンカードをゲットしたのは自然のなりゆきです。(やけくそ)

ここでポケモンカードゲームのことを知らない方にちょっと説明しておきますと、自分の持っているポケモンの技をかけて、相手のポケモンの体力を奪っていき、体力がなくなって「きぜつ」したポケモンが3匹になったほうが「負け」になります。

ここでポケモンが「きぜつ」するのは、きっと子供たちに「死」ということばを簡単に使わせないようにする配慮なのでしょう。しかしそんな配慮とは関係なく、子供たちは「死亡」ということばを使います。「あ、てことは、これ、しぼー?」とか、「はい、しぼー」とか。スゲー軽い。軽すぎる。軽すぎてちょっと心配になったりもしますが、しかしこの「しぼー」ってことばの語感は、フワフワしててぷるぷるしてて、白くておいしそうな感じです。(←軽くまちがってる)それに対して「きぜつ」のほうは、ちょっと物騒でほんのり意味不明でどこか得体の知れない感じです。(当社比)

ということで、今日もポケモンが「しぼー」してますよ。

Posted at 時刻: 11月 15, 2008 on 2008/11/15 | 6 コメント | Filed under:

小室自粛

テレビやラジオが放送を自粛するらしいけど
それが著作権管理がややこしくなってるのが理由ならいいんだけど
そうじゃなくて単なる自粛だとしたら
そんなのやめてほしいと思う。

誰がどうなろうとも
いい曲がいい曲であることに変わりはないはず。

絶頂期の生活レベルを変えられなかったんですねー
みたいな論調が多いみたいだけど
そんなの大きなお世話だと思う。

話はちょっと変わって
麻生首相に庶民の気持ちなんかわからない
ってのもおかしいと思う。

首相は庶民じゃないんだからあたりまえだ。

庶民じゃない人にしかできない発想があって
庶民じゃない人にしかできないことがあって
それが庶民のためになるのが政治だと思う。

庶民ってナニサマなんだよ?!
って感じだ。

ま、僕もその庶民なんだけどサ。

Posted at 時刻: 11月 07, 2008 on 2008/11/07 | 2 コメント | Filed under: ,

ポニョみた。

このまえの土曜日に家族で見にいってきました。

いろんなひとの感想を読んだあとだったので、たくさんの予備知識を抱えて見ることになったのですが、僕の予想をはるかに超えて素晴らしかったです。

このあと禿げしくネタバレします。

ストーリーは宗助が海で人面魚のポニョを見つけるところからはじまります。 明らかに人面魚なのに宗助はポニョを「金魚」と呼びます。ポニョをバケツに入れて、そのまま幼稚園へ連れて行くのですが、ポニョを見た幼稚園の友達も「金魚」と呼びます。
僕ら観客には人面魚に見えるけど、登場人物たちにはただの金魚に見えてるんだろうか?と考えました。それとも人面魚が自然に存在する世界を描いた話なんだろうか?とも考えました。

その後ポニョは一度うみへ連れ戻されますが、宗助のことを好きになってしまったポニョが、人間になってもう一度陸地へ戻るとき、すさまじい嵐が起こります。いくらなんでも陸地に対して波が大きすぎておかしいのですが、これはきっとアニメーション的演出なんだろう、とか思ってみていました。

宗助と、母親のリサが、その嵐の中を車を走らせて、なんとか家にたどり着きます。家のそばで人間の女の子になったポニョにめぐり合います。宗助は、姿が変わったポニョを見て、それがポニョだとすぐにわかります。リサもそれをなんでもないように受け入れ、ポニョを家の中へ招き入れます。いや、招き入れるという感じではなくて、ずっと前からの知り合いのような感じでした。

ここで家の中に入って、リサが宗助に言うセリフがすごかった。
「たくさん不思議なことが起こってるけど、いまは何故だかわからない。
でも、そのうちわかるでしょう。」
そして、いまはまずとにかく落ち着きましょう、ということで、お茶をいれて飲むことにします。

僕はここで、「あぁ、僕がこれまで不思議でおかしなことだと思ってたことは、この登場人物たちにも全部不思議なことだったんだ。」とわかりました。そして、登場人物たちが不思議なことを不思議だと認識しながら、あたりまえに自然に受け入れていることに気づきました。そして、きっとこれがこの映画のテーマなんだなぁと思いました。

いま、世の中の人たちは、リサのセリフで目からうろこが落ちるまえの僕と同じように、世の中に起こるすべての事象は人間が積み上げてきた科学的な知識で解明することができて、不思議なことにもすべてメカニズムがあって、不思議に見えることは人間の錯覚だったりして、正しいことはひとつしかない、みたいに考えています。

でもそれはあまりにもおこがましくて、いま正しいと思われていることなんて、いつもとても危うくて、不思議で理解できないことを受け入れる度量を持ち合わせていないと、人間はとてももろいものだ、ということを教えてくれているような気がします。

そのあと、映画のなかではどんどん不思議なことが起こっていくんだけれど、もう僕はそれをドーンと受け入れられるようになっていたんだゼ。

Posted at 時刻: 10月 03, 2008 on 2008/10/03 | 0 コメント | Filed under:

偶然と、自然と、

コピーとは何かとかコピーライトとは何かとか、オリジナリティーとかクリエイティビティーとか、真のオリジナルってなんだ?とかについて考えてみる。

いろんな意見はあるだろうけど、僕としては基本的にほぼすべてのクリエイテビティーは、なにかしらのコピーのうえに成立っていると思う。

たとえば、ある高校生が仲間とバンドを始めるとき、いきなりオリジナル曲があるはずもないので、まずはバンドメンバーが好きな曲をコピーすることになるだろう。著作権うんぬんの話を抜きにすれば、高校生バンドにコピーされたミュージシャンは悪い気はしないどころか光栄な気分だろう。だって自分たちだってコピーバンドから始めたはずだから。

コピーしていく中でスキルをあげていって、いずれはオリジナル曲を作ることになるだろう。でもそのオリジナル曲だって、作者である彼の大好きなあのバンドのあの曲や、あっちのバンドのあの曲に似ていたりする。そんなのあたりまえで、その曲やその詩は、その人がそれまで生きてきたなかで見聞きして頭の中に蓄積されたものを組み立ててアウトプットしたものなんだから。

これじゃ完全なオリジナルなんてありえないじゃないか、と思えるかもしれないけど、でも実はそんなことはない。

あるテレビ番組で世界的なウェブクリエイターの製作現場を密着取材していた。このひとが製作にあたって掲げる信条は「試行錯誤を、楽しみつくす」だ。とにかく最初の着想に基いて、あれでもないこれでもないと思いつく可能性をすべて試してみる。当然、膨大な作業量になる。でも「試行錯誤を、楽しみつくす」。悲壮感はまったくない。

そうやって試行錯誤を繰り返していくと、あるとき製作者でさえ予想していなかった思いがけないものが出来上がることがある。それは、ある「試行」とある「試行」が思いがけない組み合わせでぶつかったときや、あるいは試行錯誤を繰り返すなかで生じたミスによって生まれたりする。

その番組の中でウェブクリエイターが最終案として採用したのは、試行錯誤を繰り返して疲労したことによって、偶然生じたプログラミングミスが引き起こした、思いがけない動きをするプログラムだった。

ひとが何かを突き詰めて考えていったり、なにかにのめりこんで作業に没頭するとき、思いがけない何かが生まれることがある。なにかが降りてきた瞬間、とでも言おうか。
さまざまな問題が複雑に絡み合って、とうてい解けるはずもないと思いながらも、それでもしつこく考えて作業を続けていったとき、とてもシンプルにすべての問題をすっきりと満たす答えが「降りてくる」ことがある。

そんなとき。やっぱり「神」はいるような気がする。

きっとそんなふうにして「オリジナル」は生まれる。そして、ひとが「オリジナル」を生み出すとき、なにか「偶然」が絡んでると思う。

そしてもうひとつ、完全なオリジナルは「自然」の中にある。有能な科学者や芸術家が、何かに憑かれたように「自然」を観察しスケッチするのは、そのあたりに理由があるんだろう。

Posted at 時刻: 9月 08, 2008 on 2008/09/08 | 0 コメント | Filed under: , , ,

Stylish で今つかってる Style

Firefox ではアドオンを組み込むことによって、比較的簡単にウェブページの見た目を自分好みに変えられます。そのアドオンというのがコレ。

しかし、好みのスタイルを見つけるのはなかなか大変なので、今ぼくが気に入って使っているスタイルをご紹介します。

mixi

Flickr

livedoor Reader

Google

ffffound

Tumblr (Dashboard)

UserStyles.org

これらのスタイルのどこがどんなふうにいいかというのは、みなさんがインストールして見てもらうのが一番だし、見てもらわなきゃわからないと思うので特に説明はしません。
最後のは、せっかくなので UserStyles.org もきれいにしたほうがいいよね、ということで。
といいますか、このスタイルをつくってる Globex Designs というところがすごくて、Gmail と GCal にはこれをオススメしてます。

ずっと Stylish 用のスタイルとして公開されてたんですが(いまでもそういう使い方もできないこともないみたいだけどちょいムズ)アドオンとして独立して、単独でアップデートの管理もできるようになりました。それも納得の驚愕の完成度で、アップデートもかなり頻繁で、その頻繁なアップデートのたびにさらに完成度が上がっていって、どこまで行ってしまうのか心配なくらいです。

Posted at 時刻: 8月 27, 2008 on 2008/08/27 | 2 コメント | Filed under: ,

ホームランになりたい

中学一年生の夏休みに1ヶ月間、アメリカのウィスコンシンのある家庭にホームステイした。隣の家にも同じ国際交流団体の世話で日本からやってきた女の子がホームステイしていたけど、期間中あまり交流することはなくて、ほとんどの時間をその家の家族と、それもそのほとんどをその家の二人の兄弟と過ごした。

こんな機会をつくってくれた両親には、今でもとても感謝している。

出発前になによりも不安だったのは、不思議と、ことばか通じるかどうかということではなくて、ホームステイ先の家族と仲良くなれるかどうかだった。

日本に帰ってきてから、初めてむこうの家族と対面した会場で、初めて撮った僕とその家族の集合写真を見て、うちの母親が「こんな笑顔の写真は今まで見たことがない」と、しばらくのあいだ写真立てに入れて部屋に飾ってあったくらい、出発前の僕の不安はその家族に出会った途端に解消されていた。

その家族の住む家は、小川の流れる大きな森やトウモロコシ畑や、ひろい芝生の丘のあるドでかい敷地に建っていて、僕とその家の兄弟は、その小川で釣りをしたりプールで泳いだり野球をしたりして過ごした。少年野球のチームに入れてもらって、いくつかの試合に出場させてもらったり、長いドライブをして米軍の航空ショウを観にいったこともあった。

そんなふうにして、あっというまに1ヶ月間がすぎて、もうあしたお別れだという日。僕はこの家族と別れたくないと、心の底から思った。どうしてお別れしなくちゃいけないんだろう、とも思った。自分がそんな感情を持ったことが不思議なくらいだった。

お別れの当日。僕ら日本人の子供たちが乗ったバスのまわりを、それぞれのホストファミリーたちが見送りのために取り囲んでいる。あとで僕がそのバスに乗り込むところを撮った写真を見たら、僕は「この世の終わり」みたいな、死にそうに悲しそうな顔をして写っていた。

バスが走り出したとき、窓の外に家族の姿を見つけた瞬間に、僕は声を上げて泣いた。窓の外に身を乗り出して、家族のみんなと握手をした。みんなの姿が見えなくなってからも、僕はしばらくのあいだ窓の外を見て泣いた。

日本に帰ってきてから、僕はこんなに強い感情を持つことはなかった。どちらかというと、僕はあまりおもてに感情を見せないタイプにうつってるかもしれない。それとも冷たい人間だと思われてるかもしれない。自分でも自分は冷たい人間なんじゃないかと思うこともあった。

でもそんなとき、あのときあの激しく強い感情を抱いたことを思い出して、僕は自分で、僕は大丈夫だと思うことができるんだ。

Posted at 時刻: 8月 24, 2008 on 2008/08/24 | 0 コメント | Filed under:

スーパーのカゴが便利すぎる

お盆休みには家族で2泊3日でキャンプへ行ってきました。

職場の倉庫にあったクーラーボックスを借りていったのですが、そのクーラーボックスの上に乗っていた近所のスーパーのカゴもついでにいっしょに借りていったら、これが予想以上に便利でした。

まず第一に、なんといっても軽い。

そして、驚くほどたくさん入る。

さらに、入れたものが外から確認しやすい。

それから、濡れたものでも気にせず入れられる。

あと、ちょっとくらい壊れても気にならない。
と、たくさんいい点があります。

でも、ちょっと気になる点があって、それは、
横に J●SC● って書いてある。

それから「店外持出厳禁」とも書いてある。
ということで、あぁゆうカゴを格安で売り出したら、けっこう売れるんじゃないかと思ったのでした。

Posted at 時刻: 8月 19, 2008 on 2008/08/19 | 2 コメント | Filed under: ,

「崖の上のポニョ」を観るまえの感想

公開まえにジブリから発信された情報とか、もうみた人の感想とかを読んでの感想です。

宮崎監督の話の中に「アニメーションの原初に立ち返りたかった」「CGを使わずに手描きにこだわった」「水の動きの表現を突き詰めたかった」ということがありました。そのことばの意味はわかっても、公開まえのフラッシュ映像だけではその結果どんなものになったのかわかりませんでした。

試写を見たラジオDJの感想には「ストーリーはいまいちピンとこなかったけど、とにかく絵がすごいから絶対見たほうがいい」というものがありました。これもよくわかりませんでした。こりゃ見ないほうがいいかなぁとも思いました。

ストーリーに関しては、声優を務めた山口智子さんが「とてもシンプルでかわいいラブストーリー」だと言っていました。なるほど、先の見えない閉塞感に包まれたこの時代には、かえって必要なのかもしれません。

で、今日、こんな文章を読みました。

これで一気に「見なきゃ!」となりました。重要なのはここだゼ!
車が走る。魚が泳ぐ。大きな波が押し寄せる。こうした動きのひとつひとつに、アニメーションならではの「絵が動くことの快楽」が凝縮されており、どうしても目を見張ってしまう。
以前「絵のパワー」という文章を書いたことがありますが、宮崎監督が言っていた「アニメーションの原初」とはつまり「絵が動くことの快楽」だったのでしょう。それで「手描きにこだわった」のでしょう。だって、とまっててもスゴい感動を与える「絵」が「動く」んだからスゴいに決まってます。それで考えてみると、CGにもスゴいところがあるんだけど手描きのアニメーションのスゴさとはかなり質が違うことに気づきます。

建築の仕事をしていても、最近はCGで完成予想パースを描くことが多くなってきています。それなりに簡単にできるのは確かなんですが、それをみた人は実際にかかる手間以上に簡単に出来上がっていると思う傾向があるようです。なんでもコンピュータがやってくれちゃうんでしょ?みたいな。コンピュータにちゃんとやってもらうために苦労してデータ入力してるのはオレだってゆーのに。

それが「これ全部手描きです」となったとき、ひとはその裏にある膨大な作業量をとても直感的にイメージすることができて、そこから熱い情熱みたいなものを感じたりして、描いてる姿とかイメージしたりとかして、そんなこんなで出来上がった「絵」に圧倒されるんだと思います。

観たあとの感想は、気が向いたら書くことにします。

Posted at 時刻: 7月 21, 2008 on 2008/07/21 | 0 コメント | Filed under:

写真を複数枚並べることで生まれるなにかに可能性を感じずにはいられない。

そんなのとっくの昔にみんな気づいてて、とっくの昔からみんなやってることなのかもしれないけれど、僕は最近「あれ、なんだこの感じ。」って感じで気づいて、どんどんその魅力にハマっていっていて、もしまだそれに気づいていない人がいたら不幸なので紹介します。たとえばコレ。

2枚並べる場合には「Diptychs」という呼び方があるのかもしれません。呼び方はどうでもいいんですけどね。

同じシーンの「引き」の絵と「寄り」の絵の組み合わせだったり、同じ位置から別々な場所を切り取った組み合わせだったり、まったく無関係な絵の組み合わせだったり。縦に並べたり横に並べたり、半々に並べたり分量を変えてみたり、余白をつくってみたり。
そして注意深く並べられて出来上がったものを見ると共通して起こるのが、脳の中のある部分とある部分が無理矢理結び付けられてバチバチと火花を散らす感じ。忘れていた記憶を呼び起こされるような感覚。眠っていた感覚が叩き起こされる感じ。

最近僕が始めた Tumblelog で「Colored World」というのがあって、ここでは僕が過去にポストした写真などの中から「色」をテーマにして選んだものを気が向いたときに集めています。

ここでは、選んだ既存のテンプレートの仕様で AutoPagerize が効かなくて(どうもフッターのあたりをちょっと弄ればいいらしいんですが)それを逆手にとって(というか結果的にそうなっただけなんだけど)一度に3枚ずつの写真が表示されるようになっていて、横長の写真だと一度に3枚画面に現れます。

縦長の写真が入っているとマウスのスクロールホイールでグリグリやって見ることになります。3枚だとグリグリやって上へ行ったり下へ行ったりしながら、3枚のつながりやコンビネーションを楽しむことができると思います。

そしてそのときマウスのポインターは右サイドバーの「older」のところへおいておくと(ここは元のテンプレートをちょっと弄って写真をスクロールしてもサイドバーはスクロールしないようにしてあります)すぐに次の3枚を見ることができます。これでほぼ AutoPagerize いらず。

この3枚の組み合わせは、そのときのたまたまの組み合わせで、あとから追加した写真の枚数によってその組み合わせは変わってしまうし、またその組み合わせに戻ることもあります。

ポストするときには写真の並び方を意識することはなくて、ただ無作為に目についた写真を「色」という観点だけを頼りにポストしています。それをあとから見返してみたとき、思いがけない組み合わせに驚いたり、さっきの「無理矢理バチバチ感」を感じたりします。
故意でも偶然でもいいから、この「無理矢理バチバチ感」が起こるとことが重要なんだと、最近気づきました。

Posted at 時刻: 7月 07, 2008 on 2008/07/07 | 0 コメント | Filed under: , ,

ナガオカケンメイ

2・3日前に、録画してあった「情熱大陸」を見ました。ナガオカケンメイさんが登場しました。

まったく知らないひとだったんですが、見ていくうちに「スゴい仕事をしているひと」だとわかりました。すごく穏やかな物腰で表情も言葉も柔らかいんだけど、強固な信念に基づく強いメッセージを常に放っていました。そのメッセージはとても単純で「永く使い続けられてきたものには価値がある」ということだと思います。

そして「デザイナーのエゴ」というものについて考え直させられました。

そういえば最近こんなニュースがありましたね。
大阪の建築設計事務所に勤めていたころ、上司に「このデザインはおまえのエゴだ。」と言われて、「多かれ少なかれ、デザインなんてエゴがなくちゃできないですよ。」と楯突いたことがありました。そしてたしか、そのまま押し通してしまったような気がします。

さまざまな与条件を満たしながら物事を一つのところへ収束させるためには、設計もしくはデザインする人が自らの力量に自信を持ち、客先との強い信頼関係に基づきながら、最終的にはある程度エゴイスティックに決めてしまうしかない部分があることは否定できないと思います。

でも、売れてるデザイナーが完全にお任せ状態でノリノリな感じで量産するプロダクトが、まれに完全なエゴの塊になってしまうことがあると思います。
自分がそうはならないように、ちょっと気をつけてみようと思いました。
ナガオカケンメイの考え
ナガオカケンメイの考え
  • 発売元: アスペクト
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  • 発売日: 2006/11/17
  • 売上ランキング: 5507
  • おすすめ度 3.0

Posted at 時刻: 6月 24, 2008 on 2008/06/24 | 0 コメント | Filed under: ,

おれは洗濯バサミが好きすぎる。

タンブラーをやっていて禿しく気づいたことのひとつです。

まぁ、とりあえず見てみてください。
Google Pinned Siamo appesi ad un filo Perchers
どうでしょうか?

どこかファニーだったり、ほんのりと哀愁が漂っていたり、ビビッドな色で元気な感じもいいし、雨にさらされて劣化して色がが抜けてしまった感じもいいです。

日本ではプラスチック製のものが多いようですが、海外では木製のクラシカルなものも多いようで、これがまたいい感じです。

木製のものと同じデザインで素材がクリアなプラスチックのものもあって、これもなかなか捨てがたいです。

それから、日本では布団をはさんだりするために物干し竿ごとつかめるようなタイプがありますが、こいつがまたいい味出してます。

そんな洗濯バサミたちが、洗濯ロープに仲良く並んでぶらさがっていたり、青空の下でからっと乾いたTシャツをはさんで誇らしげにしていたり、雨に濡れて寂しげにしていたりする姿が好きすぎる。

最近 Flickr の検索ではイチオシの下のサイトで

clothespin といれて検索すると他にもたくさん出てきます。
同士求む!(特になにするってわけでもありませんが。)

関連記事

Posted at 時刻: 6月 20, 2008 on 2008/06/20 | 2 コメント | Filed under: , ,

チンクエ・テッレに思うこと

もうだいぶまえのことだけど、今年始めに買ったハードディスクレコーダーが大活躍してくれてるおかげで、テレビでこんな番組を見ました。

そのちょっと前に「TrekEarth」でこの土地のきれいな写真を見ていて、とても気になっていました。
ほんの少し前までは船でしかアクセスすることにできなかった、断崖絶壁の下のわずかな土地に、ひしめくように建つパステルカラーのかわいらしい建物のあいだを、迷路のような道が入り組んでいて、そんな道を歩いていると突然ウソみたいに景色が開けて、真っ青な地中海が眼に飛び込んでくる。そんな街並み。

毎年たくさんの観光客が世界中から集まってきて街をにぎわせる。
断崖の岩場にそこの岩を階段状にして積み上げ、そうしてできたわずかな平地に、そこの岩を砕いて作った砂や土を盛って、ウソみたいな苦労をしてできあがった葡萄畑。岩を積み上げて作った堤は崩れやすいので、補修し続けなきゃならない。その畑で取れた葡萄で作ったワインは王侯貴族がテーブルに置くことを誇りに思うような、希少価値の高い絶品。
そんなふうに苦労は多いけれど、土地の人たちで力を合わせて、美しい街の景観や、誰にも誇れるような産物を生み出して、そこに住む人々はそこでの生活を誇らしげに楽しんでるように見えました。

僕はいま、旭川市のはずれの農村部に住んでいて、大雪山の景色がきれいで、旭川では比較的雪の少ないところで、のびのびと暮らせるいいところなのですが、そこでは高齢化や人の流出が大問題になっています。

なんとか移住者を増やそうと活動していますが、都市計画法や農地法の制限によって、移住者のための住宅を新築することは困難で、空き家を貸したり譲渡したりするのも、所有者がメンテナンスなどのその後のゴタゴタを嫌ってでてこないのが現状で、その一方、躍起になって活動している人達の子供たちは職場がが旭川市内であっても、結婚すると市内近郊の住宅地で暮らしていたりします。

そんなことを考えながら「チンクエ・テッレ」の番組を見ていると、最後に、ずっと密着して話を聞いていた葡萄農家の夫婦が、自分たちの子供たちも、ここでの苦労の多い暮らしを嫌って街へ出て行ってしまって帰ってこない、と嘆いていました。

あぁ、ここでさえもそうなんだ、と、ちょっと複雑な気分になりました。

Posted at 時刻: 6月 08, 2008 on 2008/06/08 | 0 コメント | Filed under: , ,

フィードリーダー的便利ツールが普及するために

もう10年くらいまえのこと。

まだ Mac OSX がリリースされる前で、でもそのプレビュースクリーンショットなどの漏れ伝わってくるいろんな情報に魅了されて、自分の Mac OS9 のルック&フィールを OSX 化するために、デスクトップピクチャやアイコンやいろんなフリーウェアを貪るように集めていたことがあります。

マック雑誌に載っているアドレスを打ち込んで、そんな情報を配布しているサイトにたどり着き、またそんなサイトつながりでいろんなサイトを発見してよろこんでました。
そのころはブラウザに登録したブックマークを定期的に巡回するしかありませんでした。でもたいした量じゃなかったし、回線も今ほど速くなかったのでそれほど困りはしませんでした。

思えばあれがすべての始まり。

その後はてなアンテナの存在を知り、その便利さに驚愕しました。

ローカルのブックマークを全部そっちへ移しました。どこにいても自分のブックマークにアクセスできるし、サイトが更新されたことを教えてくれます。
そのころからだんだんと巡回するサイトが増えてきたような気がします。更新されてることを知ったら見に行かないわけにいかないし、みたいな。
Web Patrol みたいなインストール型の更新チェッカーなんかも使ったりしました。

そのうちにフィードリーダーが登場しました。もう「な、なんだってー?」ってくらい便利で驚きました。
最初は Bloglines。そのあと Firefox にインストールするヤツを使ったり、はてなRSS を使ったりして、今は livedoor Reader を使ってます。

そんなステップを踏んで、いまではすっかりフィードリーダーのヘビーユーザーといっていいでしょう。情報ジャンキーといってもいいかもしれません。

フィードリーダーは、文句のつけようがないくらいに便利なツールだと思いますが、いまその存在さえも知らない一般の人たちが、僕がこれまでに踏んできたステップを全部すっ飛ばして、その便利さに魅了されて使い始めるためには、特別な何かが必要なことはわかると思います。

僕は最初「Googleがデザインするときに大切にしている10個の原則」にある

3.シンプルにすると強力になる
4.初心者ユーザーを引き込み、上級者ユーザーを魅了しろ
あたりが重要なんだろうと思っていました。でも、そんなポリシーで開発されてるはずの Google Reader は Google の思惑通りに普及しているかというとそうではありません。

ところで、ちょっと前まで一般ピ-ポー的にウェブでの検索といえばヤフーでした。
それがここ最近グーグルを使う人が増えてきて、というかグーグルという言葉がふつうの会話の中にチラホラあらわれるようになってきて、その原因を考えてみると、たぶん、テレビ番組の「都市伝説」のコーナーで「Google Earth」が取り上げられたからではないかと思います。

あの番組の直後にこのサイトの「Google の Earth 関係がおもしろすぎる」という記事へのアクセス数が急激に増え、それ以来コンスタントにアクセスがあります。

そんなふうに、一般ピ-ポーの動きの発端はかなり下世話なことが多いことに気がつきます。「強い欲求があれば、ユーザーは複雑さという壁を乗り越える」にあるように、「エロ」は強力なツールです。livedoor Reader あたりでも、「おすすめフィード」とかで「人気のエログ特集」なんかをやると、グンとユーザー数が増えるのかもしれません。

Posted at 時刻: 6月 06, 2008 on 2008/06/06 | 0 コメント | Filed under: ,

音色

坂本龍一さんがどこかのインタビュー記事でこんなことを言っていました。

「作曲や編曲の作業は比較的早く終わるんです。一日中スタジオにこもって、場合によっては何日もかかって何をしているかというと、その曲にピッタリな音色を探しているんです。」

シンセサイザーという楽器を使っている以上、生の楽器とは違って音色は自分でいくらでもつくることができます。その曲が浮かんだときに頭の中に流れていた音色を再現するため、納得がいくまで作業をするということなのでしょう。

なかなかスゴい話だなぁと思いました。

KICK THE CAN CREWの活動を休止し、ソロ活動に入った KREVA が初めて発表したメジャーレーベルからのシングルが「音色」でした。 坂本龍一さんの話を聞いたあとだったので、とても興味深かったです。

そこで気づいたのが「音色」という言葉が持つ音の響き方の不思議さです。いいかえれば「音色」の持つ「音色」の不思議さです。

「音色」を恋人のように擬人化したリリック。素晴らしく心地よく韻が踏まれ、キメの「二人 深い世界でハイになる」では背筋が凍りつくほどスゴい歌詞だと思いました。

最近、なにかの音色に耳を澄ませたことがあるだろうか?

音色
音色
  • アーチスト: KREVA
  • レーベル: ポニーキャニオン
  • 価格: ¥ 1,233 (2% OFF)
  • 発売日: 2004/09/08
  • 売上ランキング: 29853
  • おすすめ度 5.0

Posted at 時刻: 6月 04, 2008 on 2008/06/04 | 0 コメント | Filed under: , ,

田口ランディメソッド

1年ほど前に田口ランディさんのエッセイ集を集中的に読んだ時期がありました。きっかけはフラリと立ち寄ったヴィレッジ・ヴァンガードの書棚に置かれていた「できればムカつかずに生きたい」の表紙の眼に魅入られてしまったこと。

それからどんどんハマっていきました。それまで彼女の小説はいくつか読んだことはあったけれど、エッセイを読むのはそれがはじめてでした。しかしもともと彼女はネットに書いたエッセイ的な文章が人気を呼んでデビューしたひと。あらためて彼女の魅力に気づかされた気がしました。

いくつかのエッセイ集を読んでいくと、「田口ランディメソッド」のようなものがあることに気づきました。

彼女は次から次へといろんなものにのめりこんでいきます。アウトドア。自分の家族。父親の介護。パワースポットなどのスピリチュアルな世界。
一度ハマると、とにかくどんどん突き進んで、とても深いところまでたどり着き、それらについて1冊の本を書けるほどになります。しかしそれらのどれについても、ハマる直前まで彼女はそれらのことを心底嫌っているのです。

特殊な家庭環境で育ったために、自分では気づくことはできないと思っていたあたたかな家庭。粗野で強引で身勝手な、大嫌いな父親。毎晩飲んだくれて、アウトドアとは無縁の生活。多少の嫉妬心とともにアウトドアにのめりこんでいる人たちを毛嫌いさえしていた。霊的なものの存在なんて絶対に信じなくて、すべては合理主義の上に成り立っていると考えていた。

しかし、そんな彼女の言葉だからこそ、そんな彼女でさえもハマってしまった事柄だからこそ、妙な説得力とともに「ひょっとしてオレもこんな風に思えるのかも」と思わせてくれます。

いわゆるツンデレとはちょっと違います。「真逆の説得力」とでもいえばいいでしょうか。狙ってできるものじゃないので、応用はできないと思いますが。

できればムカつかずに生きたい (新潮文庫)
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  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 540
  • 売上ランキング: 119034
  • おすすめ度 3.5
馬鹿な男ほど愛おしい (新潮文庫)
馬鹿な男ほど愛おしい (新潮文庫)
  • 発売元: 新潮社
  • 価格: ¥ 500
  • 発売日: 2005/10
  • 売上ランキング: 142302
  • おすすめ度 4.5
ひかりのあめふるしま屋久島 (幻冬舎文庫)
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  • 発売元: 幻冬舎
  • 価格: ¥ 560
  • 発売日: 2001/08
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  • おすすめ度 4.5

Posted at 時刻: 5月 15, 2008 on 2008/05/15 | 0 コメント | Filed under: , ,

基準になる、ということ

sukebeninngenn さんのブログより

この中でこんなことをおっしゃっています。
今現在、服のあらゆる価値の評価基準になるのはユニクロ。あれが最もコストパフォーマンスの良い服。
洋服だけに限らず様々な品種において、それぞれの価格帯で基準となるブランドのようなものがあるような気がします。

たとえば僕が携わる建築設計の世界でいえば、照明器具の選定をするとき、あまり主張しなくてよい部分の器具を選ぶときに使うブランドと、ここはちょっと気合を入れてキメたいという部分に使うブランドというのがあります。

品質はきっちりと確保したうえでコストパフォーマンスを重視するのか、品質に加えてデザイン性や独自性を強く打ち出して一品生産的な付加価値を高めることで、高価格でも選んでもらえるようにブランディングするのか。

品物を選ぶときにパッと思いつくブランドというのはそのどちらかで、どっちつかずで中途半端なブランドは、その時点で選から漏れてしまいます。

似たような言葉で「ワールド・スタンダード」というのがあります。
ベータとVHSとか、最近ではブルーレイと HD DVD がワールド・スタンダードとなるための熾烈な争いを繰り広げました。しかしこれは市場や消費者そっちのけで、ブランド同士のチカラ関係や政治力がモノをいう世界であるという点で、この話とはまったく別の話なのです。

いかに「価値評価基準」となるブランドになるか。とても重要なことですね。

Posted at 時刻: 5月 14, 2008 on 2008/05/14 | 0 コメント | Filed under: ,

フラット化する世界

「フラット化」といっても、あの「フラット化」ではありません。あくまでも「見た目」のお話です。

このまえ「Firefox 3 対応のテーマ Full Flat」という記事を書いたところ、そのテーマの作者さんからメールを頂きました。
この「Full Flat」というテーマは、もともと作者さんが使っていったウィンドウマネージャーのテーマに似せてつくったものだそうで、なるほど作者さんのサイトのスクリーンショットではウィンドウ右上の3つのボタンまわりりなども完全にフルフラット化されています。

実は僕もそれを真似てウィンドウズのコントロールパネルの「画面」機能でできる範囲でそれに近づけていたのですが(それがこれ)、それを見た作者さんがフルフラット化する方法を教えてくださいました。

よろこび勇んでやってみると、思いのほか簡単にフルフラット化することができました。これがなかなかの優れもので、フラット化するだけでなく、細部の色の使い方やドロップダウンメニューのドロップシャドウのつけ方など、いろんなところに抜群のセンスが光っています。無駄にドロップダウンしてみたりして。

あんまりうれしかったので、このフルフラット化の方法をこのブログで紹介することができないかと作者さんにメールしたところ、快く了承していただいたのでご紹介します。
まず、3D color changer3000をダウンロードします。現在(080420)本体配布サイトが落ちているようなので旧バージョンをダウンロードします。

次に、この下のリンクから「full_flat.zip」をダウンロードして解凍し、先程の3D color changer3000を立ち上げて、解凍してできた「full_flat.3DC」を適用します。




以上です。あっけないほど簡単でびっくり。

 グラデーションやシャドウや光沢を多用した Web2.0 的なデザインに飽きてきて、もっとシンプルでクリーンなものを求める方にオススメです。もしかすると、次のウェブデザインの潮流はここへ流れ込んでいくのかもしれません。
そんなスタンスでウェブを眺めてみると、もうすでにフルフラット化されているサイトをいくつか見つけることができました。

フルフラット化されたブラウザでボーガスニュースを見ると、あまりにフラットすぎて怖いくらいです。

Grabbr Image

それから StylishDestroyAllLayouts: ITmedia Article という userstyl を適用して ITmedia を見ると、これまたいい感じにフラットです。

Flatized ITmedia

Full Flat の需要は、意外に高いのかもしれないなぁと思う今日この頃。

Posted at 時刻: 4月 20, 2008 on 2008/04/20 | 0 コメント | Filed under: , ,

手描きのチカラ

建築設計に携わる方のブログの記事に反応して、思うことを少し書いてみます。

sttts さんがおっしゃるように、たしかに手描きでは伝わっていたはずのものが、CAD で描きなおしたら伝わらなくなってしまうことがあります。

清書した感じで、たしかにきれいにはなっているんですが、線の持つ勢いとか味とか決断とか熱意なんかがごっそり削ぎ落とされてしまう感じです。

手描きのときにはあった「職人性」のようなものが、CAD で描くと失われてしまい、「匿名化」あるいは「一般化」されてしまうような気がします。

そしてもうひとつ思うのは、着想(アイデア)を得るためには手描きでないとダメだ、ということです。

最近の建築設計をする若い人たちの中には、エスキース(アイデアの具体化)の段階からコンピュータを使う人もいるらしいですが、僕はどうしても手描きでないとダメです。
頭の中にモヤモヤと存在するアイデアを手で描きだしていくと、いくらかモディファイしないと成り立たないことがわかってきて、最初のアイデアとモディファイしたかたちとのあいだを行き来しながら案を練り上げていくわけですが、全体と部分とのフォーカスを瞬時に切り替えられる「目」という器官を駆使し、そこで得た情報を瞬時に手へ伝えてスケッチしていきます。こんなこと CAD ではできません。

さらに、勢いにのってスケッチしていると、自分では思いもよらなかった線を描いてしまうことがあります。「手がすべった」って感じで。ときにそんな偶然に描いてしまった線が、自分の考えを超えて、まったく別のすばらしいアイデアにつながっていくことがあります。
だから手描きはやめられない。

Posted at 時刻: 4月 16, 2008 on 2008/04/16 | 0 コメント | Filed under: , , ,

新聞の文字拡大に思うこと

最近、読売新聞の文字が拡大されました。僕も含めて、目の悪い人たちには歓迎すべきことなのだろうと思いますが、ちょっと思うことがあるので書いてみます。

我が家では、新聞屋さんの営業の人の都合というか、おひとよしの家内の都合というかで、半年毎に読売新聞と北海道新聞を切り替えて購読しています。

北海道新聞はローカル新聞だけあってローカルの情報が充実していて、地域のスーパーなど広告もたくさん入ってきます。子育て中で地域のイベントに参加するのが大好きな家内にとっては貴重な情報です。

それに比べて読売新聞は、最近充実させる傾向にはあるものの、どうしてもローカルの記事は少なめで、地域の広告が極端に少なくて、ときには北海道新聞の1/10ほどしか入ってないこともあります。

このあたりを考えると、どうみても北海道新聞に分があって、読売新聞の勧誘にひとには泣いてもらって北海道新聞1本にしてしまえば良さそうですが、そうでもありません。というのも、ローカル記事以外の部分で比較すると、読売の方が記事の内容が断然面白いし、記事や見出しのレイアウトも洗練されていて読みやすいのです。

ということで、あっち行ったりこっち行ったりを繰り返してるわけですが、4月に文字の拡大化を行った読売新聞がおかしくなってしまったのです。地の文字が大きくなったことで全体のバランスが狂ってしまったようで、それを克服するためにレイアウトを試行錯誤している感じで、全体に「ガチャガチャ感」が漂っています。

これは困ったことになりました。文字の大きさって大事ですね。

Posted at 時刻: 4月 15, 2008 on 2008/04/15 | 2 コメント | Filed under:

脱ぐと結構スゴいんです

自分で言うのもなんですが、着やせするタイプらしくて、脱ぐとエラいことになってます。ということで、裸祭り2008に参加してみました。

CSS を使わずにセンタリングしてるところが目立ちますね。でも、それ以外は意外ときれいなんじゃないでしょうか? こっちの方はあんまりスゴいことにはなりませんでした。よかったよかった。

ということで、明日忘れなかったら元に戻します。

080413追記

ということで元に戻したわけですが、どうしても裸が見たい、という奇特なお方はこちら(↓)をクリックしてください。

Posted at 時刻: 4月 09, 2008 on 2008/04/09 | 1 コメント | Filed under: , ,

Firefox 3 対応のテーマ Full Flat

やたらと動作が軽快で驚いたものの、なにかの不具合で AutoPagerize がうまく動作しないために Firefox3.0 Beta4 の使用は避けてずっと Beta3 を使ってたのですが、Firefox3.0 Beta5 ではそのあたりの不具合も解消されてとても快適になっています。

ただ、いつも使っているテーマは検索窓あたりの表示に不具合があって、仕方なく標準のテーマを使っていたのですが、Firefox3にも対応したきれいなテーマを発見したのでご紹介します。

Grabbr Image
シンプルでクリーンな表示が気に入っています。

Posted at 時刻: 4月 05, 2008 on 2008/04/05 | 1 コメント | Filed under: , ,

スプログがうっとうしすぎて

このサイトではトップページに「LINKS TO THIS SITE」として、外部からこのサイトへリンクが張られたときに表示しています。クリボウさんが提供してくれているツールを利用しています。

このサイトではスパムの温床となるトラックバックを設置していないので、その代わりです。ところが最近、そこがスプログからのリンクで埋め尽くされています。スプログがなにか分からない場合はこの記事がおすすめです。
このブログでスプログの標的になった記事はこのあたりです。
各記事に下には「LINKS TO THIS POST」が表示してあります。それらが全部スプログです。ここにはサイト内のリンクも表示されるため、そのうちにこの記事からのリンクも表示されるでしょうけど。

WIRED VISION の記事にあるようにスプログを潰すためにはブログサービス提供者に報告するのが一番のようですがなかなか面倒です。Blogger のように、どこかにスプログ報告ボタンがあればワンクリックで済むのですが。

スプログは記事の収集にフィードを利用しているので、全文配信フィードをサマリーフィードに変えることでスプログの標的になることから逃れることができそうで、実際にいくつかの大手ブログサイトでは、それを理由にサマリーフィードに変更しているところもあります。

でも、できればそれは避けたいので、なにかいい方法がないものか考えているところです。

Posted at 時刻: 3月 31, 2008 on 2008/03/31 | 0 コメント | Filed under:

新聞をどげんかせ(ry

どこかの親切な方が Yahoo! Pipes を使っていろんな新聞社の全文フィードをつくってくれたのを見つけて、どんなもんかと試しにフィードリーダに登録してみたんですが、予想以上のスゴさに驚いています。

驚くべきは、単純にその量と質です。 情報の信頼性が高く、バラエティ豊かで、速報性も高く、文章も写真もクオリティが高いです。エンターテインメント性だってちゃんとあります。 しかしそんなの当然といえば当然で、長くメディアのトップに君臨し続けていて、優秀な人材がたっぷり所属しているのですから。

しかしそんな当然のことなのに、まったく同じ情報が載っていてもあの「新聞」という形態では気づくことができませんでした。さらに各新聞社はもうずっと前からウェブサイトでニュースの配信をしてますが、トピックやサマリーが並んでるだけじゃどこかのニュースサイトと変わらなくて、写真つきの全文で(まるで「新聞」のように)ドカーンと見せられたときに、ようやくそのスゴさに気づいた、ということのようです。

僕の予想では、あと1~2年のうちにフィードリーダーで情報を取得するユーザーの数が一気にに増加すると思っています。この先もブログなどによる情報発信者の数は着実に増加し、また MODIPHI などによる情報のフィード化が加速し、その上でフィードリーダーによる情報取得の便利さが流布され続けると、その相乗効果によってなにかが臨界点に達したとき、フィードリーダーのユーザー数が爆発的に増えると思います。

そのとき、情報発信メディアとしての「新聞」がこのまま廃れていってしまうのか、波に乗ってグッと伸びるのか、分岐点になるのではないでしょうか。

Posted at 時刻: 3月 26, 2008 on 2008/03/26 | 0 コメント | Filed under: ,

ううぅ

4月の番組改編で僕の好きなFMラジオの番組が終了してしまいます。

ひとつは札幌の「FM NORTH WAVE」でやっていた「杏子の ARE YOU OK?」です。元バービーボーイズの杏子さんが札幌で10年間続けていた番組で、毎週日曜の仕事帰りに車の中で聴くのを楽しみにしてました。

歌のセクシーな印象とは裏腹に、どういうわけかキャピキャピ感いっぱいのおしゃべりと、そんな中に時折垣間見せる「大人のオンナ」感。で、当然ながら声はあのハスキーボイス。小学生の男の子との絡みなんかもあって、とても楽しい番組でした。あれが終わってしまうなんて残念でなりません。ううぅ。

もうひとつは「BGM/BGV」でもご紹介した「優香の I Feel You」です。こちらは正確には終了するわけではなくて、もともと30分番組だったのが、月~木の5分番組に変わるのです。僕の好きだったあのユルユル感が、たったの5分間で発揮できるのかどうか心配です。というか絶望的だと思ってます。ううぅ。

Posted at 時刻: 3月 25, 2008 on 2008/03/25 | 1 コメント | Filed under: ,

Safari 3.1 がスゴすぎるので

 リリースされた直後にダウンロードして、あまりのスゴさにビビりまくって、それ以来いろいろとやってみています。なにがスゴいのかを端的に表現すると、

速くてきれい

これに尽きます。いい仕事というのはだいたいそういうものですね。ただ、そのスゴさをこれだけで済ませてしまうのはもったいなさすぎるので、このあたりをご紹介。

あと細かいところでは、URL の打ちまちがいとかで目的のサイトが表示できない時にはこんな感じで気が利いてます。

それから「編集」の「設定」で「詳細」のなかにある「メニューバーに [ 開発 ] メニューを表示 」をチェックするとあらわれる [ 開発 ] メニューもスゴいです。意味わからないところも多いけどなんかスゴい。

ということで、できることならいま常用してる Firefox から乗り換えられないかといろいろ探してみました。

これでかなり快適になりました。あとは Minibuffer で Reblog コマンドが動くようになればいいんですが。それよりもいつも使ってる Tombloo が対応してくれることに期待してます。きっとしてくれるはずと信じてます。

それから、広告の表示がうざいのでコレ。

あと、ミクシィの3コラムがヤなのでコレ。

僕は上のリンク先から落としてきた「userContent.css」のうしろにミクシィ用の CSS を継ぎ足して使ってます。開発メニューを表示したときにチェックしたところの上の「スタイルシート」で「その他」から先程の「userContent.css」を適用すると使えます。

でもホントは Firefox の Stylish で適用してる useyStyle を全部適用できるといいんですが、僕の能力ではできません。誰か教えてエラいひと!

Posted at 時刻: 3月 24, 2008 on 2008/03/24 | 0 コメント | Filed under:

河よりも長くゆるやかに

高校生の頃に吉田秋生さんのマンガをむさぼり読んだ時期があって、中でも一番好きだったのがこのマンガです。

友達から借りて読んだので、それ以来読んだことはなかったのですが、このまえヴィレッジ・ヴァンガードで復刻版が出てるのを見つけて即購入しました。

久しぶりに読んでみると、なんだかその頃のことがよみがえってくるような気がしました。最終話の最終カットが好きでしょうがない。この前途洋洋な感じ。ビバリーヒルズ高校生白書が好きだったのは、たぶんこれが好きだったからだと思う。

あと、この中に出てくる「ひとの重みって、気持ちいいんだよね。」ってセリフが好きでしょうがない。あのシーンが好きでしょうがない。

ということで、一冊どうぞ。

河よりも長くゆるやかに (小学館文庫)
河よりも長くゆるやかに (小学館文庫)
  • 発売元: 小学館
  • 価格: ¥ 660
  • 発売日: 1994/11
  • 売上ランキング: 47928
  • おすすめ度 5.0

Posted at 時刻: 3月 18, 2008 on 2008/03/18 | 0 コメント | Filed under:

桜のころ

昔から桜の花を見ると血が騒ぐ性分。

子供のころテレビのニュースとかで、
桜の下で花見をして盛り上がっている様子を見ると
うらやましくてしかたなかった。

家族で夜桜見物に行くと
匂うような妖艶さに
密かにクラクラしてた。

中学生のころ、どうしても花見がしたいと親にせがんで
休日の昼間に両親と弟の4人でお弁当もって花見に行ったけど
思ったほど盛り上がらなくて
はっきり言ってつまらなくて
ガッカリした。

考えてみれば母親とむさ苦しい男3人で
会話が盛り上がるはずもなかった。

大阪で就職した会社の裏の公園が花見の名所で
なのにその会社では花見をする習慣がなくて
1年目は酔客たちの様子を指をくわえて眺めていた。

2年目は我慢できず、会社に直訴して福利厚生費をつけてもらい
賛同してくれた同僚らといっしょに花見を主催した。

はしゃぎすぎた。

桜の樹に登った。

枝をゆすって花吹雪。

熱々ラーメンの一気食い。

最終的に会社の玄関前で吐いた。

後輩の部屋に泊めてもらった。

それ以来、その会社では毎年有志で花見が行われるようになった。

僕が辞めたいまでもやってるだろうか?

ソメイヨシノの咲かない北海道へ来て、4月で6年目になる。

Posted at 時刻: 3月 16, 2008 on 2008/03/16 | 0 コメント | Filed under: ,

淡々と記録する、ということ

このまえ書いたこの記事に関連して。

というのも、この(↓)記事を読んでいろいろと思い出したので。

匿名ならば「売り込み」のいやらしさは漂いにくい。そして、ネガティブなことも対象を特定せずに書けるから、周囲に迷惑をかける心配が少ない。とはいえ、必要ならばいつでも実名を明かす、という覚悟と内容への配慮は必要だろう。脱線。

なるほどなぁと思いました。匿名で書いていることがいい方向へ転ぶとそういういいこともあるのか、と。でもやっぱり悪い方向へ転ぶことが多いので困るのですが。

ここで重要なのは「ありのまま」であること。
そこでさらに思い出したのがコレ。

ただただ食べ物を淡々と記録するという行為が、ここに来て、圧倒的な真実味と迫力をもって、迫ってくるようになりました。大島さん、頑張ってください!

「淡々と記録する」ということの意味を、これほどまでに思い知らされたことはありませんでした。このことはたしかそのころミクシィ日記に書いたはず。

その「食べたものを淡々と記録するよ」が閉鎖されてしまっているようなので調べて見るとこういうことだそうです。

2006年10月7日、結婚しました。以上を持ちまして記録を終わります。

 

なんという淡々とした終わり方!

「淡々と記録する」ことの偉大な可能性を感じずにはいられません。

Posted at 時刻: 3月 15, 2008 on 2008/03/15 | 2 コメント | Filed under: ,

なぜか Wakoopa がおもしろい

これを読んで、僕もためしに Wakoopa やってみました。

その人が使ったアプリケーションのログが残っていく、というもの。バックグランドで動くちいさなアプリを常駐させておくと勝手にログを送ってくれます。

ただそれだけのことなんですが、これだけパソコンに向かっている時間が長くなってくると、その人が使ったアプリのログというのは、その人のライフログのようになってきます。ただ、それは理解できたけど、ただそれだけのことだと思ってました。

しかしログを取りはじめてから、なぜかやたらと気になって見にいってしまいますよ、自分のログを。そんな僕のログがこれ。
Vector Works というのはキャドです。いちおー仕事ですので。かろうじて Firefox を使ってる時間を上回っていて、胸をホッとなでおろしています。よかったよかった。(←ま、いろいろと意見はあると思いますが)

同じアプリを使ってる人とか、いろいろと気になる人をコンタクトとして追加してログを追ってみるとか、いま使ってるアプリの新しいバージョンをお知らせしてくれるとか、似たようなアプリでこんながあるよ、なぁんて教えてくれるとか、いろいろと機能はあるのですが、そういうの抜きにして、ただ単純に自分のログがおもしろい。これをおもしろがってる

自分がおもしろい。なんだこれ。

Posted at 時刻: 3月 13, 2008 on 2008/03/13 | 3 コメント | Filed under:

Firefox 3.0 Beta 4 がいい感じ

ということだったので早速ダウンロードして使ってみました。といいますか、Beta 2 も Beta 3 もダウンロードして使ってみてはいたんですが、常用している機能拡張がほとんど動かなくて、
を発見して、その通りにやってみたけど、「about:config」に「extensions.checkCompatibility」が出てこなくて、どうしようもなくてションボリしながら使うのを諦めてたんですが、今日こんなのを見つけて
こんな機能拡張を入れてみました。
これで見事すべての機能拡張が動くようになりました。タンブラーのダッシュボードで  Autopagerize を動かしたときに2ページ目以降の表示が崩れたりダブったりしますが。

そのあたりを除けば全体的に動きが軽快になった感じがします。いろんなサイトの表示も速くなったような気がします。あとはお気に入りのテーマが対応してくれれば文句なしなんですがね。

Posted at 時刻: 3月 11, 2008 on 2008/03/11 | 1 コメント | Filed under: ,

tumblr. 的コミュニケーション

引き続きタンブラーに浸る毎日が続いているわけですが、最近ちょっとうれしいことがありましたのでご報告です。

タンブラーでつくられた tumblelog には一般的なコメント機能はついていません。とはいえ外部サービスを利用すればつけられないことはなくて、実際にコメント欄を設けている人もいらっしゃいます。そんなふうに自由度が高くて押し付けがましくないところもタンブラーの魅力のひとつです。

ただ、タンブラーがリリースされて間もないころに読んだタンブラー開発者の文章に
「あのうっとうしいコメントスパムから逃れるために一般的なコメント機能はありません。その代わりに reblog 機能があります。レッツ・リブログ!」

みたいなことが書かれていて、「ははぁ~ん、なぁるほどぉ。」と納得したことがあって、そのあと何度かのバージョンアップを経て、ダッシュボードにリブログの経緯がわかる「reblog notes」という機能が追加され、リブログ時に各々が追加した文章が読めるようになって、とても緩やかで押し付けがましくなくて、コメントするほうもされるほうもストレスが少なくて、twitter で独り言をつぶやいてる感覚でいたら、おやまぁこれコメントになってたよ、みたいな。

ダッシュボードを眺めていると、自分がポストした写真が Followers にリブログされたのが何度かあらわれてきて、どんなひとが興味をもってくれたのか気になって notes を見てみると、こんなのが現れてビックリ。

これ(↑)は、あんまりうれしかったので自分のダッシュボードのスクリーンショットをとってポストしたものです。「I love tumblr because of this kind of lovely  incident.」とコメントをつけて。

で、僕がポストした写真にコメントをつけてくれた外人さん二人も、それを読んでうれしくてコメントした僕も、それらのコメントに相手が気が付かないことがある、というか気が付かなくても当然だ、ということを了承した上で、ただそのときの感情を感想として独り言のようにつぶやいています。

これが tumblr. 的コミュニケーション。たぶん。

Posted at 時刻: 3月 07, 2008 on 2008/03/07 | 0 コメント | Filed under: ,

mixi 著作権騒動

4月1日から改定されるというミクシィの利用規約の中に、執筆者に無断で日記の内容が出版などに利用される恐れを抱かせる内容があって、 昨日はいろんなところで大騒ぎだったわけですが、夕方近くにミクシィの運営から説明不足による誤解である旨の発表があって、とりあえず事態は収束へ向かっているようです。

しかし、すでにヒステリックに退会してしまった人や、日記をすべて削除してしまったひとなどもいるようです。

問題の根本は、19世紀的な概念で策定された現行著作権法が、インターネット革命以降の現状の著作権運用から著しく乖離してしまっているところにあるようです。
ヤフーやグーグルがウェブサイトのキャッシュを保持することは、日本の著作権法上は違法になるため、海外サーバを利用しているのが現状です。

今回ミクシィがやろうとしたことは、噛み砕いて言うとこんなことだったようです。

日記を勝手に出版するけど文句言うなよという話ではなく、RSSなどのサービスだと勝手に文章が要約されたり最初のとこだけになったりしちゃうけど、許してね的な事情から来るものだと思う。
つまり「利用規約」的な文章を現行著作権法にのっとってまじめに書いたら、とても誤解を招きやすい表現になってしまった、ということみたいです。

ということで、これまでずっとミクシィ日記を書いてきた人は、これからもこれまでどおりでいいわけなんだけど、招待制のSNSというミクシィのクローズドな場所で(これだけ会員数が増えたら、いくら招待制でもクローズドではないような気もするけど)マイミクにだけ公開する日記やコメントを書いていたとしても、ネット上に何かを書くというのは公の行為であって、あとでどうなってもいいように自分自身の責任の範疇でなければならないことにはなんの変わりもありません。

完全匿名の2ちゃんねるで殺人予告したひとが脅迫罪で捕まったことでもわかるとおり、匿名で書いていることはなんの担保にもならないんだから。

Posted at 時刻: 3月 05, 2008 on 2008/03/05 | 3 コメント | Filed under: ,

Mobile/iPhone に対応してみた。

この記事を読んで簡単にできそうだったのでやってみました。

実際にすごく簡単でした。できあがったモバイルサイトへのリンクはサイドバーの " ABOUT " のところにある「FOR MIBILE」ボタンに張ってあります。ついでにこの前つくったプライバシーポリシーへのリンクもボタンで作ってみました。このボタンはここ(↓)でつくりました。

ということで、このサイトを iPhone で見るとこんな感じになってるはず。

Posted at 時刻: 3月 03, 2008 on 2008/03/03 | 4 コメント | Filed under:

ねんきん特別便がキタ

まず、なぜ「年金」がひらがななのかが気になります。年金特別便だと、ちょっと硬い感じがしますかね。無駄な抵抗という気もします。

中身を見てみると、就職してからの分は全部途切れなくつながっていることが確かめられました。大阪から北海道へ来て、しばらく無職だった5ヶ月間の国民年金支払い分もちゃんと記録されていました。

ただし、僕が大学生だったころから学生であっても20歳以上の人はみんな年金を納めなければならなくなっていて、貧乏学生だった僕は再度の督促も無視していたんですが、就職してしばらくしたころに最後通告として実家の親のところへ督促状が届いて、金をやるからとにかく納めろと言うのでカッコ悪いなぁと思いながらしぶしぶ納めた何ヶ月か分の記録が出ていませんでした。

家内がどこかからそのころの青い年金手帳を見つけてくれたので、それを片手に「ねんきん特別便専用ダイヤル」へ電話してみました。
それほど待たされることなく係りの女性が応対に出てくれました。まず本人に確認のためのいくつかの質問に答え、それが終わって学生時の記録が抜けていると思う旨を伝えました。お調べしますのでしばらくお待ちください、と言われてしばらく待つと、僕の片手にある青い年金手帳の記載と同じ記録が確認されました。

で、記載内容に誤りがあるのでこうゆうふうに直してくださいね、というお手紙を社会保険庁に出して、この件は終了。

ちゃんと年金をもらえることを切望します。

Posted at 時刻: 2月 29, 2008 on 2008/02/29 | 0 コメント | Filed under: ,

本ウェブサイトのプライバシーポリシー

クッキーおよびWebビーコンについて

  • 本ウェブサイトにおいては、クッキー(Cookie)又はWebビーコンと呼ばれる技術を使用しているページがあります。クッキーとは、Webサイトが皆様のコンピュータのハードディスク上に置かれたブラウザのクッキー・ファイルに転送する文字のみの情報の連なりであり、これによりWebサイトは利用者を識別できるようになります。クッキーには通常、クッキーの送信元ドメインの名称、クッキーの「寿命」に加え、1つの値が格納されています。通常、この値はランダムに生成されたユニークな数です。クッキーの使用は業界の標準となっており、多くのサイトで、カスタマーに有益な機能を提供する目的でクッキーが使用されています。クッキーにより、カスタマーの使用するコンピュータは特定されますが、カスタマー個人を特定できるわけではありません。また、Webビーコン(クリアGIFと呼ばれることもあります。)は、特定のページに何回のアクセスがなされたかを知るための技術です。
  • 当サイトにおいて、以下のような場合にクッキーを使用することがあります。
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Thanx to Kuruma

Posted at 時刻: 2月 28, 2008 on 2008/02/28 | 0 コメント | Filed under: , ,

著作権とアフィリエイト

またしても「CONTENT'S FUTURE」の中に出てきた話。

CDTube という「カウントダウンTVのサイトからランキングデータを引っ張ってきて、その楽曲をYouTubeで自動的に探してページ内にEmbed表示させるサービス」(キャッシュ)があって、これは著作権的に限りなく黒なんだけど、それでもレコード会社などからサービスの停止などを命じられずにグレーの状態で存続し続けている要因が、それぞれの楽曲の動画の下に貼り付けられているアマゾンへのリンク。

ちゃんと売り上げにも貢献しているのでギリギリOKというわけです。

アルバムのジャケット画像とか歌詞とかをブログに載せたりすると、それは引用なのかどうなのかとか、どっちが主でどっちが従だとかってややこしくなってきたりしますが、そこにきっちりアフィリエイトリンク(というか著作物の購入につながるリンク)があることで、そのへんが一気にクリアになってしまいます。

著作権なんて所詮その程度のもんだよなぁって気がしてきます。

そのうちに、ネットに公開したものの著作権をキープしたいのなら、あらかじめアフィリエイトリンクつくっとけよな、みたいな議論が一般化しそうな気がします。

Posted at 時刻: 2月 25, 2008 on 2008/02/25 | 2 コメント | Filed under: , ,

MacBook Air

いまごろなにを取り上げてるんだって話題ではありますが。林信行さんが書いた  MacBook Air のレビュー記事に違和感を感じる、という意見をチラホラ目にしたので。その話題の記事というのがこれ。

で、その違和感の元になっているのが、だいたいこのあたり。
MacBook Airは使い手を試す。もし(MacBook Airに)選ばれた人々は、マシンをひと目見ただけで「他人が言う評価はどうでもいい、自分はこれを買わなければ」と強く感じるはずだ。この究極にエレガントなマシンを持ち歩き、世の中に新しいライフスタイルを広めていく一員となることに強い意義を感じる――そういう人々は、自分の直感に従っていい。おそらくMacBook Airのパッケージを見た瞬間、ふたを開けた瞬間、その冷たいボディに手を触れた瞬間から感動が止まらないはずだ。
ぼくはまだ  MacBook Air の実物を見たことがないので、あんまりはっきりとした意見は言えないのですが、たぶんこれはずっと前に、はてなの伊藤 直也さんが PowerBook を使ったときに感じたと言っていた「いいもの使ってる感」が瞬間的に爆発した感じなんだろうと思います。

そしてそういう素晴らしいプロダクトが「使い手を試す」ことや「使い手を選ぶ」ことも納得できます。

超一流ブランドの洋服が着る人を選ぶ、というのはよく聞く話です。逆に「私はこの服を着続けるために食事の管理をしたりジムに通ったりして体型を維持してます。」なんて話もよく耳にします。

建築家の安藤忠雄さんは、住宅の設計を依頼してきた施主に対してまず「私の造る住宅は住みづらいですよ。不便だし、夏暑くて、冬寒い。家具どころか物も増やせない。そんな住宅を、あなたは住みこなす覚悟がありますか?」と聞くそうです。

世の中には、そこまでの苦労をしてまでも身につけたい服や、住み続けたい住宅があります。

MacBook Air は、それらと並ぶようなプロダクトなんだろうと思います。

Posted at 時刻: 2月 21, 2008 on 2008/02/21 | 0 コメント | Filed under: ,

世界ふれあい街歩き

正月にHDD/DVDレコーダーがやってきて以来、テレビを見る時間がやたらと長くなってきています。

いくつかのキーワードを入力したり、好きな番組をシリーズ予約したりすると、勝手に電源が入って勝手に録画してくれます。さらに、そんな録画履歴を分析して「たぶんこれ好きでしょー」的な番組まで勝手に録画してくれます。

まぁそのあたりの動作は購入前からわかっていたことだったのですが、実際に目の前に提示されると、予想以上の威力に驚いています。

そんな「勝手に録画された番組」の中で一番の掘り出し物が「世界ふれあい街歩き」です。もともとは BShi で放映されている番組のようですが、うちはソレ入らないので、NHK総合で深夜にやっているのを録画してくれてるみたいです。

世界遺産になっているようなきれいな街を訪れて、1日かけて街を歩き回り、そこに住む人々とふれあいながら、一般の旅人目線でしか感じることのできないその町の魅力を伝える番組です。『視聴者があたかも「自分で街を歩いてる感覚」になる』ことが、この番組の大きな趣向になっていて、その部分に対する番組製作スタッフの熱の入れようは相当なもののようです。

こんなことがあったそうです。

ナレーションは俳優やタレントなど様々な人が起用される。なかでも矢崎滋は登場回数が多く、この番組をとても大切にしており、「街を歩いてる感覚」にこだわるあまり、収録中、台本のセリフを巡ってスタッフと激論することもある。 >世界ふれあい街歩き - Wikipedia
どんなことがあったのか追いかけてみると、
キューバの首都「ハバナ」(11月29日<BS2>で再放送)。「路地を歩き、見上げると洗濯物が干してあり、風にはためいているシーン。」録音ブースで矢崎さんが突然「だめだめ、これ、番組の憲法違反だと思う」。何? と戸惑うスタッフ一同。
「台本」に書かれた言葉は「こっち行ってみようか、ああ洗濯物がはためいていますね。風が気持ちいいなぁ」。矢崎さんいわく「テレビを視(み)ている人は、肌に風を感じることは出来ませんよね!肌に風を感じるのは触覚の感覚だから。もしぼくが『風が気持ちいいなぁ』と言っちゃったら、視ている人は『私には感じない』って思っちゃうじゃないですか。」
「風が気持ちいいなぁ」を「気持ちよさそうな風」に変更。その違いはとても微妙ですが大事なことを示しています。「風が気持ちいいなぁ」は実際の風を肌に感じて発する言葉であり、「気持ちよさそうな風」は、洗濯物のはためく様子を目で見て感じて発する言葉です。触覚による言葉か、視覚による言葉か。
BSファン倶楽部
すごいこだわりようですね。

Posted at 時刻: 2月 14, 2008 on 2008/02/14 | 0 コメント | Filed under:

BGM/BGV

この前ご紹介したCONTENT'S FUTURE」の中に出てきた話なんですが、もうずいぶん前にテレビの見られ方が変わってしまったのだそうです。

最近のテレビ番組で、特にバラエティ番組で多く使われる手法で、出演者がしゃべっている言葉がそのまま大きく字幕で表示されることがあります。あれがうっとうしくてしょうがない人は少なくないと思います。

それからCM明けにCM前にやった内容をちょっと巻き戻してやり直すのも最近よく目にする手法です。

これらは、自分たちが作った番組の見られ方が変わってきていることを察知したテレビマンたちが、仕方なく最後の切り札を切るようにして採用している手法なのだそうです。
つまり視聴者たちは、自分でスイッチを入れてチャンネルを切り替えて見ているテレビ番組を、ちゃんと見ているわけではない、ということ。
なにか別のことをしながら、興味を持った部分だけをチラ見しているということ。
なにか別のことに集中するために、音声が最小限に絞られていることが少なくないということ。

番組の最初から最後まで通して見てくれているわけではないということ。

その昔、音楽というのは、レコードに慎重に針を落として集中して聴くものでした。それがさまざまな便利な再生機器の登場になどにより音楽を聴くスタイルがどんどんカジュアルになってきて、そんな流れの中でBGM(Background Music - 環境音楽)が登場しました。環境を彩る「音」としての音楽です。

いまテレビ番組がBGV(Background Video - 環境映像)化してきているようです。リゾート地などの心地よい映像や、海の中を撮ったような瞑想状態へ導くような映像をBGVとして扱うことは以前からありましたが、テレビのバラエティ番組がBGV的に扱われてきているのです。

ぼくの好きなラジオ番組で「優香の I Feel You」というのがあります。タレントの優香さんがたわいのないガールズトークを、まったく「ハらない」自然体な声でぼそぼそと話す番組です。職場でこれが流れてると、話してる内容はまったく聞き取れないんですが、「ぼそぼそ感」や「くすくす感」が心地よくて癒されるのです。

BGV(Background Voice)というのもアリかもしれませんね。

Posted at 時刻: 2月 08, 2008 on 2008/02/08 | 3 コメント | Filed under: , , ,

「ふわり」と「さらり」と

この前ちょっと奮発して、いつも通りかかるとお客さんがいっぱいで、いかにも流行ってる感じで気になっていたレストランでランチを食べました。チキンをトマトソースでグリルした料理を食べました。とても満足できる料理でした。

いっしょに皿に盛られたライスが付いてきたのですが、久しぶりにナイフとフォークで食べてみました。ファミリーレストランなんかでハンバーグランチを食べるときは、ハンバーグが箸でも切れることもあって、あんまりがんばらずに箸を使いますからね。

フォークの背にライスを乗せて、口へ運ぶあいだに落ちてしまわないようにナイフでギュッとフォークに押し付けて。こうやって食べるライスは、たぶん日本人的にはあんまりおいしくありませんよね。あくまでもライスであって、ごはんじゃないって感じ。茶碗に「ふわり」と盛ったごはんを、箸で「ふわり」と食べるのが日本人です。ごはんの粒と粒のあいだの空気もいっしょに食べて味わう感じ。

むかし読んだマンガ「美味しんぼ」に、握りずしのシャリに適度に空気が入るように握るのが一流の寿司職人だと書いてあったのを思い出しました。ごはんのひと粒ひと粒を味わうのだそうです。

さらに思い出したのが、あるファッション評論家が言っていたこんな言葉。

「日本人のTシャツの着方は、大きめのサイズを着物みたいにふわりと着ます。裾をひらひらさせたりもします。欧米人の着方はその逆で、ピッタリサイズをぴたっと着ます。」
日本人が、鮮やかで洗練された動きを評して「ふわりとした身のこなし」ということがあります。これによく似た感覚で、鮮やかなお手並みを表して「さらりとやってのける」という言葉があります。

「ふわり」とか「さらり」は日本人に独特な美的感性なのかもしれません。

Posted at 時刻: 2月 07, 2008 on 2008/02/07 | 0 コメント | Filed under: , , ,

近所の中学校が荒れてるワケ

家内の幼稚園の知り合いのお母さんの話で、近所の中学校が荒れているということを知りました。とはいえ、うちの子供がそこへ通うわけではないので、あくまでも傍観者的に話を聞きました。

普通、学校が荒れてる場合は、生徒が卒業して入れ替わったり先生が転勤して入れ替わったりすると治まるそうなんですが、そこの場合は何年にもわたって継続して荒れ続けているそうです。

その知り合いのお母さんは、子育てで休職中の教師だということもあり、なぜそんなふうに荒れ続けているかも分析して教えてくれました。いわく、最近その学校の校区内にできたニュータウンのせいではないかということでした。その町は全国でもトップクラスの人口増加率を誇り(もともとの人口が少なかったこともありますが)これからもどんどん発展していきそうです。

そのおかげで、その中学校も生徒数が急激に増え、そのほとんどが転校生ということになります。転校生というのは普通、最初ちょっとおどおどした感じで、その学校の空気をつかんだり、心を許せる友達ができたりするまでは、みんなからちょっと浮いた存在だったりします。

ここからはぼくの想像なのですか、その中学校では、地元の小学校から上がってきた生徒の数を、転校生の数が大幅に上回ってしまったのではないでしょうか?そうするとどうなるでしょうか?たぶんだんだんとおどおどした態度の生徒が普通の存在になり、あるいは転校生であるにもかかわらず、最初からおどおどしない生徒がたくさん出てきたり、「よそもの」というくくりで緩やかに団結した転校生たちが、もともといた生徒たちをマイノリティに追いやりはじめるでしょう。とても不安定な状態になるのが容易に想像できます。

そんなことを考えながら、あることに気づきました。
いわゆる IT 革命以降、その波に乗り切れずにノイローゼになる40代のビジネスマンが続出しているのは、近所の中学校が荒れ続けているのと原因が同じなんじゃないのか?

Posted at 時刻: 2月 06, 2008 on 2008/02/06 | 0 コメント | Filed under:

CONTENT'S FUTURE

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスで出版されたという話を聞きつけ、さっそく買ってさっそく読んでみました。

結論から先に書くと、タンブラーあたりでコピーライトとかクリエイーターとかクリエイティビティとかについていろいろ考えてる人は必ず読むべき本だってことです。いろんなとこで、いろんなひとが、この問題についていろいろともがいてるんだなぁということがとてもよくわかります。

これがウェブで発表されていたとしたら、タンブラーに quote したい文章がありすぎで困っていたでしょう。読みながら、思わず無意識に何度右クリックしたかわかりません。
で、書きたいことはたくさんあるんですが、今回はあえて著作権まわりの話題ではなくて、ちょっとずれたところの話題を取り上げたいと思います。この本ではインタビュー記事としては一番最後に登場する、編集工学研究所の松岡 正剛さんの発言です。だいたいこんな感じです。

インターネットやブログの登場によって、みんながクリエイターとなれる時代がやってきたけど、いま圧倒的に足りないのは編集できる人の存在。自己編集や相互編集の重要性が高まっています。ただ、編集はめんどくさい。だから編集する快感や面白さを伝えなきゃダメ。
ここで言う編集とは、たぶん、一見無関係に見えるもの同士を結びつける作業のこと。日々おこったことをただ淡々と綴った文章は、ただの日記です。そこに編集作業が加わり、「気づき」などの要素が現れてくると「記事」になりうる。簡単に言うとそんなことなんだろうと思います。

そしてどうも、すでに誰かによって編集されたものは、そのままの状態では編集できないようです。再編集するためには一度要素に解体する必要があるのです。ということなので、相互編集という作業はかなり高度な作業だといえるかもしれません。

で、ここで気づいたんですが、いまぼくがハマっている、ハマり続けているタンブラーというのは、いろんなものを編集可能な状態に解体する作業ができているなぁということ。

たとえば、ウェブで見つけた文章の中から、自分の気になったフレーズや文章を quote する行為。あるいは、あるクリエイターによって発表された写真や絵がたくさん並んでいる中から、自分が気に入ったものだけを抜き出してクリップする行為。

あとは、どう編集するか、ですね。
CONTENT'S FUTURE ポストYouTube時代のクリエイティビティ (NT2X)
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  • 発売元: 翔泳社
  • 価格: ¥ 2,205
  • 発売日: 2007/08/02
  • 売上ランキング: 11106
  • おすすめ度 5.0

Posted at 時刻: 2月 05, 2008 on 2008/02/05 | 2 コメント | Filed under: , ,

豚汁

この記事に反応してみます。

愛知で生まれ、福井の大学へ通い
大阪で10年勤めて、いまは北海道にいるぼくは
なんだかもうどっちだかよくわからなくなってますが
音の響き的には「トン汁」はとんがってて無機質な印象で
「ぶた汁」のほうがやわらかくてあったかくておいしそうな印象がありますね。

豚肉のまろやかなぷるぷる感や
みそのほっこり感がよく出てるような気がします。

そういう意味では九州の「ぶたじゅる」ってのはかなりいい線いってます。

ということで
ぼく的には「ぶた汁」の勝ち!

Posted at 時刻: 1月 28, 2008 on 2008/01/28 | 2 コメント | Filed under: ,

ドロンジョ様

この春公開予定の映画「実写版ヤッターマン」

まもなくアニメ版の復活リニューアル放映が始まる伝説のアニメが実写化されるというニュースを知ってからというもの、ずっと気になっていたのは愛すべき悪役の女ボス「ドロンジョ様」を誰がやるのか、ということでした。

そしてついにそのキャスティングが発表されました。

深キョンだそうです。
・・・。
予想を大きく裏切られて納得いかずにウェブでの反応を調べていたら、 実写版ヤッターマンのメガホンをとる 三池監督がいろいろとやってくれてます。

ウソかホントかわかりませんが、深キョンの前にはなんと、アンジェリーナ・ジョリーにオファーを出してたとか。

なんという暴挙。

でもその気持ちには納得。

言葉の問題はどうするつもりだったんだろう?

で、さらに調べてみると、三池監督は過去に「ゼブラーマン」という映画を撮っていて、そこで驚きのキャスティングをやってのけています。

こんな感じ。
お願いする方も受ける方も、どうかしているとしか思えません。
・・・・・。
・・・スキ。

実写版ヤッターマン。 できあがりを期待して待つことにします。 いや、それよりもまず「ゼブラーマン」を見てみなきゃ!
ゼブラーマン
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  • 発売元: 東映
  • 価格: ¥ 3,651 (26% OFF)
  • 発売日: 2004/08/06
  • 売上ランキング: 2691
  • おすすめ度 4.5

Posted at 時刻: 1月 11, 2008 on 2008/01/11 | 2 コメント | Filed under: ,