探しても出てこなかったんだけど、だいぶ前によくタンブラーのダッシュボードで見かけた、テレビ番組のキャプチャーかなにかで、神経質そうな男の人が苛立った表情のワンショットで、下に「会社休んできてるんだから、時給払うのくらいあたりまえでしょう。」みたいなキャプションが入った画像。
授業参観かなにかに出席した親が、学校に対して言ってるみたいだった。
あの画像がたくさんリブログされて、何度も何度もダッシュボードに現れたのは、きっとみんながあの発言に違和感と覚えたからだと思った。
最近話題の梅田望夫さんが日本のネットに唱えた異議は、僕らがあの、いわゆる「モンスターペアレント」の発言に感じた違和感と同質なものだろうと思っていた。
だから、みんなが梅田氏を厳しく非難するのがいまいち理解できなかったんだけど、今日いちるさんの「日本のネットが「残念」なのは、ハイブロウな人たちの頑張りが足りないからかも知れない:小鳥ピヨピヨ」を読んで、ようやくみんなの怒りの正体がわかった気がした。
ライブドアの堀江氏がほぼ国策によって叩きのめされ、そっち方面の世渡り術には長けていそうだった楽天の三木谷氏までもが怒りを抑えようともしない状態に陥っている昨今、僕らの側にいると思っていた梅田氏までもが「なんだよ結局オマエもそっち側かよ!」ってことだったんじゃないかと思う。
だとしたら僕が梅田氏に望むことはただひとつ。いちるさんの一文。
日本の「最先端・最高峰な一流の人」たち、ハイブロウでエスタブリッシュメントな人たちを、ネットの世界に引きずり込んで、日本のネットをより高尚にするというプロジェクトを開始してみてはいかがでしょうか?高速道路の車が走らない部分を「すめるじゃん」とおもって住み始めてみた的な目を持ち得た日本人のネットヒップスターより愛を込めて。
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