僕らが見ている世界は、僕らにとって、たったひとつの世界だ。
きっとみんなそんなふうに思ってるだろうと思います。
でも実際には、僕らの見ている世界は、僕らの見ている世界にすぎません。
あるいは「僕ら」というのもおかしくて、僕の見ている世界は僕の見ている世界であって、あなたの見ている世界とは違うのかもしれません。
たとえば、僕らの住む世界に一緒に住むアリ達が見ている世界は、僕らが見ている世界とはまったく別の世界です。ちょうど「ミクロの決死隊」の世界だと考えるとわかりやすいでしょう。
UFOや宇宙人が写っているとされる写真が公開されることがよくありますが、あれはすべて僕らの住む世界の感覚で理解できる範囲をはみ出していません。
宇宙人がとんでもなく大きかったり、とんでもなく小さかったりしても、少しも不思議じゃないのです。
たとえば、とんでもなく小さな宇宙船に乗った、とんでもなく小さな宇宙人が、毎日僕らの体の細胞と細胞のすき間を通り抜けているのかもしれないのです。
地球外生命体はいるかいないか、というよくある質問に対して、そんなのいないはずがないというスタンスをとっている僕としては、こんなふうに考えると、とても楽しくなってきます。
それに、同じ人間であっても、大人と子供、男と女では、見ている世界が少しづつ違うのでしょう。
こう考えると、ちょっとだけ背中の荷物が軽くなった気がしませんか?
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