RIEDEL "O"

このまえ参加したオフ会で、夏頃にご自宅での夕食会にご招待していただき、美味しいワインと料理をふるまってくださった「あとりえむ」さんと話していたら、その夕食会で僕のそれまでの「ワイン感」を根こそぎ掘り返して焼け野原のようにしてしまったあのワインは「それほど高いものではないんですよ」とか「安くて美味しいワインを探すのが趣味なんです」とか「普段飲んでるのなんてどれも1000円以下のものばかりですよ」などとおっしゃる。いまいち納得できないままお話をうかがっていると、ちゃんと種明かしがありました。
つまりそれは、「でもね、うちで使っていただいたあのワイングラスはどれもかなり高いものなんです。」ということで、ワイングラスによってワインの味はとんでもなく変わるのだそうです。

安っぽいのは嫌いだけど安いのは大好きな僕がそんなお得情報をほっておけるはずもなく、さっそく調べてみるとこういうことらしい。

同じワインでも、使用するワイングラスでワインの味が変わります。なぜでしょうか?
それはグラスの形状によってワインの口への流れ込み方が変わるからです。最初に舌のどの部分にワインが触れるかで味の感じ方が大きく変わってくるのです。
口に流れ込む幅が広い時は、酸味を感じる舌の横までワインが広がるのに対して、流れの幅が狭い時には舌の先の甘みを感じる部分での印象が強くなるからです。渋味を感じる部分は舌の奥の方なのですが、甘みを感じる舌の先端にワインが触れると渋味に敏感になるようです。

またワインの色を楽しむために、ガラスはより透明度の高いクリスタルガラスを使用し、ワインの香りを楽しめるよう、香りを貯めこんでおけるようにボウル部分は大きく、さらに味を楽しむじゃまにならないように、口をつける部分はできるだけ薄くなっているそうです。

これだけこだわって作れば当然お値段も張ってくるわけで、1脚1万円以上するようなものがざらにあります。その値段にめげつつもさらに調べていくとありました。お手軽な値段で最高級グラスに匹敵する味を体験させてくれるグラスが。それがこの「RIEDEL “O”」です。

The family-owned German company Riedel has been making glasses for some 300 years. Its O series of glasses ($24.95 for a set of two) is great for everyday use. Although they are made of the same crystal that Riedel uses in its more traditional Vinum series, the stemless design is less pretentious, and the glasses easily fit in the dishwasher.

製造中に最も壊れやすい脚の部分を大胆になくしてしまったことによって大幅なコストダウンを実現しています。製造後も省スペースにより搬送コストを下げられるでしょうし、搬送中の破損もずいぶん減ることでしょう。購入した人にとっても、これなら収納スペースを取りませんし、洗ったりするときに壊れることも少ないでしょう。ただ、色を楽しむ時にグラスを持つ手がかぶってしまうし、立ち姿のエレガントさも脚付きのグラスには到底及びませんけれど。でも普段使いと割り切ればこれで十分だと思います。

それで、上のサイト説明にしたがって、赤を飲むことの多い僕は次の二つを購入してみました。どちらも1400円(!)です。

届いたその日に、それまでに使っていたグラスと、この二つのグラスとで飲み比べてみると、あまりの違いにあ然とするほどでした。同じワインをピノ・ノワール用で飲むとまろやかでふくよかな香りと味になり、カベルネ用で飲むと程よい酸味をフルーティな味わいです。面白くなって飲み比べるうちに飲み過ぎる罠にハマってしまいました。

しばらくは安くておいしいワイン探しにハマりそうです。


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2 コメント:

  1. おおさかのあの人より 2012年5月14日 13:29

    ちょっと古い記事も見てみようと思って、見てたら見つけました。
    うちでもこれ使っています。
    やはり赤ワインはよーく開かせて、飲むと見違えますね。
    でも、難点があります。
    それは、飲みすぎることです。

     
  2. Hideki ANDO 2012年5月14日 15:53

    おっと、コレ使ってますか。
    お互い飲み過ぎには気をつけましょう。