いま知ってることだけで仕事できるとか思いすぎる

仕事や、いろんなものごとに取り組むとき、それがその前にも何度かやったことだったりすると、すでに知っていることだけでうまくできると思ってしまう人がいる。

もちろんそれでうまくいくこともあるわけだけど、でも多くの場合、その時の状況にあわせてアレンジする必要がある。
状況というのは、短期的にいえば天候や時間帯の変化などで、長期的にいえば時代や流行の変化などがある。

それらの変化に対応するためには、常に敏感に新しいことを吸収し、同じことを行うにしても、以前よりもうまく早くできるように技量を高めていかなければならない。

たとえば伝統工芸の優秀な職人たちは、ただ淡々と昔と同じことを続けてやっているわけではなく、常に細かく変化させている。常に変化している我々が見て、常に変わらず魅力的に見えるということは、そういうことなのだと思う。

Posted at : 18:03 on 2010/07/26 | 0 comments | Filed under:

口蹄疫問題と政府の対応まとめ

宮崎県での家畜の伝染病「口蹄疫」の発生と蔓延の問題について、僕の観測しているウェブの範囲だけでもたくさんの情報が流れてきます。

僕の観測範囲というのは主にタンブラーのダッシュボードと livedoor Reader というフィードリーダーで、僕の好みで情報の発信源を選択しているので、かなりおおきく僕なりのフィルターがかかった状態になっていて、この情報を鵜呑みにするのは危険だとは思いつつも、政府の対応を批判し、宮崎県と東国原知事を擁護する情報の量があまりも多くて、圧倒されていました。
それらはまた同時にちょっとばかり感情的な表現になっているので、ひとつひとつの情報のインパクトが大きく感じられ、余計に圧倒されていたのかもしれません。

それに対して、新聞やテレビ等のメディアが発信しる情報の中には、宮崎県の対応を批判するものが多く見られ、そのギャップにかなり混乱させられていました。

この文章を書こうと決めたとき、最初はそれらの様々な情報をご紹介して皆さんの判断を仰ごうと考えていたのですが、これを書くきっかけとなった東国原知事の文章に中に、僕の抱いていた混乱のすべてが、とてもていねいに、とてもひかえめに、とても紳士的に、とても理性的に表されていることに気づきました。

そして、この文章の中で取り上げられている読売新聞の社説がこれです。

読売新聞のこの文章は消えてしまう可能性があるのでキャッシュのリンクも張っておきます。

この文章のタイトルに「まとめ」と書いたものの、うえのふたつの文章を読んでもらうのが、一番いいという結論に達しましたので、東国原知事の文章の中で、僕が一番グッときた部分を引用して終わりにしたいと思います。読売新聞も、政府も、この文章に対するアンサーを早急に発信するべきだと思います。

5月18日、ワクチン接種を山田大臣(当時まだ副大臣)に迫られた。「知事さん、このリングワクチンを地元に説得出来なければ、あんたのリーダーとしての資質は無いんだ。知事として失格だな」と低い声で言われた。国の責任でやると言っておいて、地元や農家さん達への説得・同意等は地元首長達に押し付けるのだ。その高圧的な物言いにも到底納得が行かなかったし、貴方なんかに言われる筋合いは無いと思ったが、あの時、そんなことをとやかく言っている時間的余裕は無かった。

不本意だったが、防疫のためと思い、断腸の思いで地元を説得し、何とかご理解を頂き、決断したとき、その記者会見上で堪え切れず不覚にも涙を流してしまった。

あの意味は、対象農家さんの悲痛や絶望を想ったからであることは言うまでも無い。それに加え、隣に座っていた山田副大臣が、初めて来県したとき「僕は、ワクチンを打ちに来たんだよ」とまるで胸躍らせながら言った(少なくとも僕にはそう見えた)その言葉が悔しくて許せなかったからだった。

Posted at : 10:46 on 2010/07/19 | 0 comments | Filed under:

本気の気持ち

できるだけ気持ちを入れないように気をつけて
ただ淡々と、割りきって、ものごとを行うことが
あると思う。

それはきっと、気持ちを入れてしまうと
その気持に自分が支配されたみたいになって
苦しくなってしまった経験があったからだと思う。

これはとても気持ちが入っていて
気持ちが入っていることがよくわかって
いいですねぇ、ということがあるけど
気持ちを入れると苦しくなることがあるってことを
みんなが知っているからのような気がする。

サッカー日本代表元監督のトルシエさんが
日本人は真面目だと思っていたら
実は不真面目だった、と言っていたらしい。

選手たちがみんな本気になることを
カッコ悪いことだと思っていて
誰かがちょっと本気を出すと
それをまわりが茶化しているのを見て
これじゃ勝てないと思ったらしい。

まるで中学生みたいじゃないか。

いま僕らが包まれている
閉塞感を打ち破るためのヒントは
こんなところにあるんじゃないのかと思う。

Posted at : 12:45 on 2010/07/12 | 0 comments | Filed under:

駒野選手まわりのいろいろ

遅ればせながら、サッカー日本代表、惜しかったですねっ!

惜敗を喫したパラグアイ戦の、僕が思わず正座して観戦した最後のPK戦において惜しくもゴールを外して以来、いろいろと話題の絶えない駒野選手まわりの悲喜こもごもがたいへん興味深いので、もうご存知かもしれませんが、まだご存知じゃない方のためにここでご紹介いたします。

まずは試合後の選手たちへのインタビュー記事です。

駒野選手自身へのインタビューはのってないのですが、試合直後に大泣きする駒野選手の肩を抱きながら、横で駒野選手以上に大泣きしていた松井選手のコメントの中で大フィーチャーされています。

駒野(友一)を今日、酒に誘って死ぬまで飲ませたいと思います。僕は同い年だし、駒野をいつもいじっている感じなんで、いじり足りなかったのかなと思います。

きっと死ぬほど飲まされながら、いじり倒してもらったことでしょう。

翌日、僕のタンブラーのダッシュボードに、こんな文章が流れてきました。

駒野なんて大したことはない。

中三のときに父親を無くして、
私立初芝橋本高、ガンバ大阪、サンフレッチェ広島などからスカウトされたが、
寮住まい出来て経済的負担が最も少ない広島ユースに入り
休日でも友人と遊びに行かず、寮に残ってトップチームのビデオを見て研究し
プロ契約してから現在まで欠かさすことなく母親に仕送りをし続け
弟の大学の学費まで全額負担し
性格は純朴そのもので、森崎和幸曰く「今時珍しい生き物」で
左膝前十字靭帯損傷の療養中にエコノミークラス症候群にかかり
生命の危機に陥ったが、不屈の闘志で復活し、アテネ五輪代表に選出され
アテネ五輪ガーナ戦で鎖骨骨折、一ヵ月後ブドウ膜炎まで発症し失明の危機もあったが
それすら乗り越えて日本代表になった。

そんなドコにでもいるプレーヤー、それが駒野。

:: H & A :: tumblr

もうずいぶん前に見たことがあって、そのときにも Reblog したのですが、ここでもう一度この文章に脚光を浴びせた誰かの心意気に敬意を表して、もう一度 Reblog しました。

この試合後に書かれた文章の一部も、たくさんダッシュボードに流れてきて、たくさん Reblog しました。中でも好きだったのがこの文章。

駒野は2007年のアジアカップ・オーストラリア戦でも3人目でPKを任されたように、隠れたPK職人。このチームの中でも名手のひとりです。しかし、 PKを外すのはいつも名手。ゴール上へと叩き込む勇敢な駒野のPKは、クロスバーに阻まれます。GKが絶対取れないコースを狙ったPK。名手ゆえ、勇敢な男ゆえの外し方でした。

駒野はこの試合のことを忘れられないでしょう。同じように、僕らもこの試合のこと、駒野のことを忘れないでしょう。多くのヒーローが生まれ、喝采を浴びた日本代表の中で、駒野は目立たず静かに自分の仕事をこなしてきました。中継したTBSの番組告知でも、各メンバーの名前を挙げる中で、駒野の名前はしっかりと漏れていました。そんな男が、クライマックスのスポットライトを一身に浴びたのです。僕は、これをサッカーの神様からの贈り物だと思います。

テレビ中継のスタメン紹介で忘れられるっていうのは、事実だとしたら「どんだけ影薄いんだよ!」(←そこ?)って感じなんですが。

あ、上のリンク先では「肌色注意」です。あ、もう見ちゃいましたね。遅かったですね。

ところで、試合後に泣きじゃくる駒野選手に優しく接したのは日本のチームメイトたちだけではありませんでした。なんと相手チーム・パラグアイのエースストライカーであるバルデス選手もいたのです。

このことは2ちゃんねるでも話題になっています。

595 日出づる処の名無し [sage] 2010/06/30(水) 20:41:43 ID:rbRw238z Be:

ごめんね、こういうのひろったのw
105 名前:U-名無しさん@実況はサッカーch[sage] 投稿日:2010/06/30(水) 09:24:48 ID:9eYJL4OU0
バルデス△
濡れるわ
http://cache.daylife.com/imageserve/06Lx157gMY4kh/610x.jpg
http://cache.daylife.com/imageserve/05qtglr0q49OV/x610.jpg
http://cache.daylife.com/imageserve/0baI29xgA29e9/610x.jpg
 

629 日出づる処の名無し [sage] 2010/06/30(水) 22:17:17 ID:jj36H9Z4 Be:

>>445
「お前が外したゴールは、俺がスペインゴールにぶちこんでやる」
バルデスが語ったのは、この一言だったとか。単なる気休め、慰めでないところがいいですな。

629の人が言うのがホントだとしたら、バルデスさんは相当にカッコいいのですが、その言葉がなんであったとしても、あの場面で、あのタイミングで、駒野選手に駆け寄って声を掛けただけでも相当かっこいいです。どんな言葉をかけたのかは、いずれバルデス選手の口から語られるのでしょう。

上の2ちゃんねるの雑談版には、バルデス選手についてこんなことも書かれていました。

FIFA.comによると、今夜の日本チームの対戦国パラグアイのエースFW
ネルソン・アエド・バルデス選手(26)は15歳から17歳までをホームレスとして 過ごした経験があるという。

現在はドイツ・ブンデスリーガの名門ボルシア・ドルトムントのスター選手で
地位も名誉も手に入れたバルデスだが、パラグアイのクラブの研修生だった
15歳からの二年間はスタジアムの周りを寝床とし雨風をしのいでいたという。

ドイツに渡ってからも地元の仲間や家族を非常に大事にしており、 家族はプレーの原動力だと語るバルデスは故郷の子供達1500人のために クリスマスパーティーを開催してサッカーボールやおもちゃをプレゼントしたり 慈善活動にも力を入れている。

バルデスはニュージーランド戦で痛めた太ももが完治していない状態と発表されている。

ということで、僕はこれ以降パラグアイを応援することにしたのですが、その理由はバルデス選手のことと、もう一つあります。

もうこれは断固として、取るものも取りあえず、着の身着のままで応援せざるを得ない。

最後にこの話題。

翌朝の「朝ズバ」でみのさんが駒野選手のお母さんに電話インタビューして、お母さんが「申し訳ない」みたいなことを言った、というような情報が流れましたが、これは事実ではないようです。よかったよかった。

Posted at : 13:14 on 2010/07/01 | 0 comments | Filed under: