マツコ・デラックスのミリョクのヒミツ

最近、マツコ・デラックスの出演する番組にハズレはないと思っている。
ただ世間的に見て、僕がマツコのことを知ったのはかなり遅かったと思う。ネットなどでチラホラとマツコの評判を見かけるようになったとき、僕はまだマツコのことを知らなかったから。

最初に見たのは「有田とマツコと男と女」だったと思う。おもしろい番組だと思ったけど、おもしろいのはテーマごとに集められた素人たちと有田だと思っていた。
マツコのおもしろさに気づいたのは 「マツコ&有吉の怒り新党」だった。視聴者からの怒りメールにマツコと有吉がコメントしていく番組だが、ふたりの独特の切り口がおもしろい。話の広げ具合と落としどころをふたり探り合っていく感じもおもしろい。このふたりレベルの話術があれば、そのあたりは自由自在のようだ。しかし、有吉がふいに漏らしてしまった自分自身の弱さや暗さに対して「あなたのその心の闇はなんなのよー」と突っ込むマツコや、マツコ自身がひとりで寂しく死んで行くであろう自身の悲哀を吐露する場面など、お互いの傷を舐めあうような予定調和でない会話がこの番組の真骨頂だろう。
アシスタントの夏目三久もつかず離れず程良く会話に絡んでくる。後半の「日本三大〇〇」も、毎回独自の視点がおもしろい。マツコをキャスティングするスタッフのセンスがおもしろいのかもしれない。

この頃から深夜のテレビ欄にマツコの名前を見つけると録画するようになった。そこで見つけたのが「マツコの知らない世界」だった。毎回マニアな分野の専門家をゲストに呼んで、マツコにレクチャーする番組で、ここでマツコの博識さを知ることになる。ジオラマを取り上げた1時間SPでは、鉄道や都市計画についてかなり造詣が深いことを知らされた。このとき、興味を抱く対象や教養の種類と発言内容にタモリとおんなじ匂いがすることに気づいた。駅そばの回では深くて豊富な知識量と冴えた推理力で、専門家からのプチクイズに次々と正解して驚かされる。このあたりもブラタモリでのタモリと似ているかもしれない。

もうすでに番組は終わってしまったが、これと同じ頃に見つけた「アウト×デラックス」も良かった。ナイナイの矢部と世間的には完全にアウトな人たちをゲストに呼んで会話する。ただこれについては、マツコのおもしろさよりも企画のおもしろさのほうが強かったかもしれない。この番組への出演をきっかけにプチブレイクした人が何人かいたようだ。世間にはもっと、こういうアウトな人々がおおっぴらにオモテに溢れ出してきてもいいように思った。そのほうが、いまこの社会に漂うどうしようもない閉塞感が和らぐような気がする。

最近始まった、関ジャニ∞の村上と様々なトピックについて話す「月曜から夜ふかし」もおもしろい。完璧な美形というわけではないがジャニタレと絡むマツコが見物だ。


About this entry


3 コメント:

  1. seventweets 2012年5月2日 14:56

    気がつけば月曜日から一週間ずっとマツコさんを見ている気がします。キャラクター&インテリジェンスもさることながら、ニッチな情報収集欲を「ちょこっと」満たしてくれて、ある程度の規律を前提とした自由な発言の場の雰囲気を醸し出してくれる企画そのものがおもしろいのかも。

     
  2. Hideki ANDO 2012年5月2日 19:34

    「あたし、気がついたら同じ人たちとばかり仕事してるのよ」みたいなことを言っていたので、自分のキャラクターを生かしてくれる企画を出せるひとを見つけているということなのかもしれません。もしかすると多少企画段階から入り込んでる、なんてこともあるのかな?

     
  3. seventweets 2012年5月3日 0:19

    関西圏は関東圏から遅れること25:30~テレ朝系ネオバラエティーがありまして、今から「怒り新党」です。確かにいい企画屋と巡り合えたのかもしれませんね。特にキャスティングの巧妙さにはどの番組においても脱帽です(素人さん含めて)