オンナってヤツは

考えてみたら、わが家に「オンナ」を持ち込んだのは、今年幼稚園の年長になった末娘だったのかもしれません。今年高1になった娘からは、あんまり「オンナ」を感じることはありませんでした。家内からもそういうことはありませんでした。きっとふたりとも女性としてはオンナの要素が少なめだったのかもしれません。それがここ数年のうちに、我が家が「オンナ」で溢れかえるようになりました。
きっかけはきっと、家内が末娘に対して「この娘、3歳児にしてもうすでにオンナなのよ。」と言ったことだったかもしれません。僕はそのときすでに女性の中にあるオンナの部分に気づき始めていたので、その言葉の意味がおぼろげながらにわかりました。(もしかするとこれを読んでいる男性の中には「オンナってなんだ?」って思っている方がいらっしゃるのかもしれませんね)そして僕はその言葉をきっかけに、我が家にオンナがいることを意識し始め、意識したことによって、家内や上の娘の中にあったオンナの部分に気づき始めたのだと思います。

僕はつい何年か前まで、女性は清らかで純心で、か弱くて美しい存在だと思っていました。ウソみたいだけどホントの話です。結婚の準備で、披露宴のに司会をしてくれる女性と打ち合わせをしたとき、彼女(いまの家内のこと)をどんな人だと思ってますか?と聞かれて、「天使のような人だと思います」と真面目に答えたら(ホントにそう思っていた)、あからさまにドン引きされて意味がわからなかったのですが、今となってはなんだか小っ恥ずかしいです。
そんな話を飲み屋のお姉さんに話したら「しあわせな人だね。」と言われました。別なひとに「しあわせな人だって言われたけど、そうなの?」と聞いたら、「そうなんじゃない。だってそれ、男は知らなくていいことだから。」と言われました。

これを書くきっかけになったのは、松山ケンイチと菊地凛子で映画化された「ノルウェイの森」を観たことでした。大学時代に大流行りしたしたので僕も小説を読みましたが、あんまり好きではありませんでした。村上さんの小説は、そのあとに読んだ「羊をめぐる冒険」とか「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」などでどっぷりハマって、エッセイを含めた全著作を読むことになり、「ノルウェイの森」はただの入り口だったという印象だったのですが、あの映画を見て、二十歳前後に読んだあの小説が、僕の女性観を強固に形づくるのに大きく影響していたことに気づきました。それ以前にはあまり小説など読むことはなくてマンガばかりだったのですが、印象深いものを挙げると中学時代に読んだ「みゆき」、高校時代には「めぞん一刻」「風呂上がりの夜空に」などがあります。これらが見事に純真無垢な女性との恋愛を描いたものであることに気づき、あぁそういうことかぁと思いました。ただ、よく考えると、男性向けの恋愛漫画に登場する女性はみんな、ほぼ例外なく純真無垢な存在として描かれてるんですね。

そういった背景もあるので、ここまで読んでも「なんだよオンナって」という男性のために、分かりやすくオンナについて説明してみたいと思います。たとえば、

  • 「aiko ってカワイイよねー」と言ってる女の子に 「あ、そういえばオマエちょっと aiko に似てるよなー」と言ったら途端に不機嫌になる。

とかはどうでしょう。男としてはこんなことされたら意味不明すぎて ( ゚д゚)ポカーン ですよね。「カワイイ」にはかなりオンナ的要素が含まれていると見てよいでしょう。
あと、こんなのもあります。

ここに出てくる女性はオンナ全開丸出しなわけですが、この話に対してコメントしているオンナを知らない男達がおもしろくて、最終的には「宮崎がロリコンなだけ」と結論づけられています。なんだコレ。
オンナってものの存在を知ってこれを読むと、宮崎監督がちゃんとオンナを知っているということに気づきます。

なーんて書いてきましたが、これを読んだ女性には「オンナってもっともっとドロドロしてますよーだ」とか言われそうですね。そんな女性にひとこと言いたいのですが、こんなこと書いてても、やっぱり女性が好きなのです。オンナの部分も全部ひっくるめて。


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Posted at : 11:56 on 2012/05/19 | 0 comments | Filed under: ,

マツコ・デラックスのミリョクのヒミツ

最近、マツコ・デラックスの出演する番組にハズレはないと思っている。
ただ世間的に見て、僕がマツコのことを知ったのはかなり遅かったと思う。ネットなどでチラホラとマツコの評判を見かけるようになったとき、僕はまだマツコのことを知らなかったから。

最初に見たのは「有田とマツコと男と女」だったと思う。おもしろい番組だと思ったけど、おもしろいのはテーマごとに集められた素人たちと有田だと思っていた。
マツコのおもしろさに気づいたのは 「マツコ&有吉の怒り新党」だった。視聴者からの怒りメールにマツコと有吉がコメントしていく番組だが、ふたりの独特の切り口がおもしろい。話の広げ具合と落としどころをふたり探り合っていく感じもおもしろい。このふたりレベルの話術があれば、そのあたりは自由自在のようだ。しかし、有吉がふいに漏らしてしまった自分自身の弱さや暗さに対して「あなたのその心の闇はなんなのよー」と突っ込むマツコや、マツコ自身がひとりで寂しく死んで行くであろう自身の悲哀を吐露する場面など、お互いの傷を舐めあうような予定調和でない会話がこの番組の真骨頂だろう。
アシスタントの夏目三久もつかず離れず程良く会話に絡んでくる。後半の「日本三大〇〇」も、毎回独自の視点がおもしろい。マツコをキャスティングするスタッフのセンスがおもしろいのかもしれない。

この頃から深夜のテレビ欄にマツコの名前を見つけると録画するようになった。そこで見つけたのが「マツコの知らない世界」だった。毎回マニアな分野の専門家をゲストに呼んで、マツコにレクチャーする番組で、ここでマツコの博識さを知ることになる。ジオラマを取り上げた1時間SPでは、鉄道や都市計画についてかなり造詣が深いことを知らされた。このとき、興味を抱く対象や教養の種類と発言内容にタモリとおんなじ匂いがすることに気づいた。駅そばの回では深くて豊富な知識量と冴えた推理力で、専門家からのプチクイズに次々と正解して驚かされる。このあたりもブラタモリでのタモリと似ているかもしれない。

もうすでに番組は終わってしまったが、これと同じ頃に見つけた「アウト×デラックス」も良かった。ナイナイの矢部と世間的には完全にアウトな人たちをゲストに呼んで会話する。ただこれについては、マツコのおもしろさよりも企画のおもしろさのほうが強かったかもしれない。この番組への出演をきっかけにプチブレイクした人が何人かいたようだ。世間にはもっと、こういうアウトな人々がおおっぴらにオモテに溢れ出してきてもいいように思った。そのほうが、いまこの社会に漂うどうしようもない閉塞感が和らぐような気がする。

最近始まった、関ジャニ∞の村上と様々なトピックについて話す「月曜から夜ふかし」もおもしろい。完璧な美形というわけではないがジャニタレと絡むマツコが見物だ。

Posted at : 13:32 on 2012/05/02 | 3 comments | Filed under: