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5月, 2013の投稿を表示しています

反発しあう磁石のようなもの

中1の春に初めてクラスメイトの女の子からつきあって欲しいと言われた。でも「つきあう」ということの意味がよくわからなかった。つきあったらどんなことをするのかがわからなかったし、つきあうとそのあとしばらくして必ず「別れ」があるような気がして、そんなことだったら「つきあう」なんてことせずに、今のまま仲の良い友達のままいればいいんじゃないかと思った。
それでもやっぱりどうしてもと押し切られてつきあうことになり、交換日記を始めることになった。その女の子の書く字の綺麗さと文章の巧みさに比べて、自分の字があまりに汚く、文章も稚拙すぎて打ちのめされながらしばらく日記を交換したけれど、1ヶ月くらいで終わってしまった。「別れ」がやってきたのだ。
僕の方から距離をおいたのだ。その女の子はいつも粗野な振る舞いをすることが多く、ちょっと不良っぽかった。でも日記の字や文章が表しているように、中身はとてもきちんとしていてかわいらしい女の子だった。そのギャップが意外だった。つきあう前にクラスで隣の席になって話をして仲良くなったときにも同じことを感じていた。
ある時、その女の子が学校で大きなケンカをした。相手は男子生徒たちの中でも一目置かれている野球部員のひとりだった。僕はそのときその騒ぎを遠くから眺めていて、誰が騒ぎを起こしているのか知らなかった。そのあと教室でその女の子が荒い息をしながら何人かの女の子たちになだめられているのを見て、その騒ぎを起こしていたのがその女の子だったことを知った。僕がその女の子と距離をおくことに決めたのはそれが理由だった。
その女の子が絶対に超えてはいけない一線を超えてしまったような気がしたのだ。いま思えばそのケンカがどんな理由で起こったのか知りもせずに(いまだに知らない)そういう決断をしたのは良くなかったような気もするけれど、中1の僕には精いっぱいの決断だった。
そのあとその女の子は誰にも手の付けられない不良へと変わっていった。僕はそのきっかけをつくってしまったような気がして、それにその女の子のギャップの裏側をよく知ってもいたので、いまだに申し訳ない気持ちを抱き続けている。

最近、男女に限らず人と人は反発しあう磁石のようなものだと思うようになった。反発するかしないかの程よい距離を置いていればずっとそばにいつづけられるのに、近づきすぎると強く反発して遠くへ離れてしまう。

ケータイを持ち歩くようになって3年目になる

3年前に自分で設計事務所を始めようと思い立ち、まず最初にしたのがケータイの契約だった。それまでは特に不便を感じなかったので持っていなかったのだけれど、独立して仕事をするとなると、やっぱりちょっとないと困るかなぁということで持ち始めることにした。ただ、持って2週間くらいしたころに飲みに行って忘れて帰ってきて、自分の電話に電話してその場所へ取りに行ったことがあった。まだ自分がケータイを持っていることに慣れていなかったのだろう。いまでは外出するときにも忘れずに持ち歩くようになったし、どこかへ置き忘れて帰ってくることもなくなった。

でもまだ僕のケータイにはあんまり電話がかかってくることもないし、自分からケータイで電話をかけることも少ない。仕事中に電話をかけるときは固定電話を使うし、第一、仕事の連絡のほとんどはメールでしている。
だからいまだに自分のケータイに連絡が入ることには慣れない。最初のころは外出時に自分のケータイが鳴っていることに気づくことがほとんどなかった。だいたいあとで着信履歴を見て気づいて、こちらからかけ直していた。それではさすがに困るので着信音を大きくしたり、バイブに気付きやすいようにできるだけ肌に近いポケットに入れて持つようにした。それでもまだ半分くらいの着信に気づかないし、気づいたときにはものすごく慌ててしまう。あまりに慌てすぎて着信音が鳴っているあいだに出られなくて切れてしまうことも多い。

だいたいポケットの中で突然大きな音で鳴ってブルブルと震え始めるものを持ち歩くことに慣れるとは思えない。よく世の中の人達はあんなものを持ち歩いているなぁと感心してしまうくらいだ。

ケータイのメールが苦手だ。よくあれで長いメールが打てるものだと思う。もう半分くらいのひとがスマホらしいが、僕としてはあれでも長いメールはきついと思う。
絵文字が苦手だ。なんだか恥ずかしくてほとんど使ったことがない。まれに気心の知れたひとにメールするときに、文章の内容とまったく関係のない「ひよこ」や「モアイ」や「くるま」などの絵文字を強引につっ込んでみたりするくらいだ。
迷惑メールが多すぎて、ほとんどの人がPCからのメールを拒否する設定にしているのが厄介だ。そういう僕もそうなんだけれど。ケータイのメールアドレスから送っているように装ってPCからメールを送るというのを試したみたがダメだった。ある…