tag:blogger.com,1999:blog-69466742024-02-04T01:09:32.196+09:00:: H & A :: blogNothing ventured, nothing gained.Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/03123862797893206280noreply@blogger.comBlogger899125tag:blogger.com,1999:blog-6946674.post-68941343685841757072022-04-03T16:55:00.002+09:002022-04-03T19:34:50.410+09:00サウナの儀式もう20代の頃からサウナは大好きだったのですが、このところのサウナブームによって、サウナ→水風呂→外気浴で「ととのう」というのを知ってから、より一層ハマっております。<div>その「ととのう」という言葉の生みの親として知られ、伝説のサウナーとも呼ばれている「<a href="https://ameblo.jp/spasaunalove/">濡れずきんちゃん</a>」が旭川出身だと知って、勝手に親近感を覚えております。濡れずきんちゃんは、音楽業界きってのサウナーであるヒャダインさんと共に「<a href="https://www.bs-asahi.co.jp/sauna/?fbclid=IwAR0bt-n4Hd66EaoPx4pf23XOF_I_oUGdqtObL9c4IniAf28a7cELN1_CKlM">サウナを愛でたい</a>」という番組にもレギュラー出演されていて、さらに原田泰造さんが主演したテレビドラマ「<a href="https://www.tv-tokyo.co.jp/sa_una37_2021/">サ道</a>」の旭川の回にも重要な役どころで出演されています。サウナのお食事処の幕内弁当に松竹梅があったら迷わず梅を頼む、というところも大好きです。僕ならちょっと見栄を張って竹あたりを頼んでしまいそうです。</div><div>僕がホームサウナにしているスーパー銭湯には塩サウナがありまして、温度低めのウェットサウナに体に粗塩を塗って発汗作用を促しながら入るのですが、僕の観察結果によるとスチームサウナなどのウェットサウナの場合、約85%の人が座面に座る前と立ったあとに備え付けの手桶に張った水で座面を洗い流します。サウナ内ではよく見かける光景です。ごく稀に1%くらいの割合で、前後とも座面に水を掛けない人もいますが、大体こういう人は入った途端に出ていくのでサウナ初心者でしょう。</div><div>他人のお尻の汗が残った状態の座面に自分のお尻が直接触れるのが嫌だという意味合いで行う行為だと思いますが、僕の場合、入るときは前の人を信じて水掛はせず、いきなり空いた席に腰掛け、出るときはマナーとして自分の使った座面と背もたれ部分に水を掛け、使った手桶には水を張って出てくることにしています。もし前の人が座面を洗ってなかったとしても、他人のお尻の汗が俺のお尻についても気にしない!お尻とお尻でオシリアイじゃー!という心意気を示しているつもりです。</div><div>先日その塩サウナに入っていたら、5席が満席になっているところへ入ってきた人が、そのままサウナ内に立って席が空くのを待っているという状況になりました。しばらくすると、ある人が立ち上がって、手桶の水で自分の座っていた座面と背もたれ部分を、かなり念入りに洗い流して出ていきました。するとそれを見ていたはずの立って待っていた人が、もう一度手桶の水でその座面を洗い流し始めました。</div><div>それを見て僕は「この行為はすでに本来の意味からは乖離して儀式化し始めておるのじゃな」と、なぜか長老っぽく思ったのじゃった。</div>H & Ahttp://www.blogger.com/profile/05952601744791736917noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6946674.post-34726459851563133452022-04-02T10:28:00.005+09:002022-04-02T10:40:48.876+09:00メールを Google Workspace から Apple One へ引越した<p>
<span style="font-family: inherit;">
<a href="https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2201/20/news065.html">
Google Workspace(旧 G suite)の有料化</a><span>が発表されました。<br />
<a href="https://workspace.google.co.jp/intl/ja/">Google Workspace</a>
とは、Gmail やカレンダー、ドキュメント、スプレッドシートなどをグループで利用しやすくするようなパッケージで、従来の無償版G Suiteでは「@gmail.com」ではなく独自ドメインのメールアドレスを使用することができました。<br />
僕の場合は、ドキュメントやスプレッドシートをバリバリとビジネスで使っていたわけではなく、独自ドメインのメールアドレスを利用していただけなのですが、有料化される7月以降はどうしたものかと考えていたところでした。とはいえ、個人利用の Gmail はこれまで通り無料で利用できますのでご心配なく。<br />
そんな時、2年ほど前から家族で利用している <a href="https://www.apple.com/jp/apple-one/">Apple One</a>
のサイトを見ていたら、パッケージされている <a href="https://support.apple.com/ja-jp/HT201318">iCloud+</a> で
<a href="https://support.apple.com/ja-jp/HT212514">カスタムメールドメインが利用できる</a>のを見つけて早速やってみました。<br />
お名前.comで買った「cocoon-jp.net」というドメインを使っているので、お名前.comのDNSレコード設定のページでAppleから提供された情報通りに設定するだけでした。情報が反映されるまでちょっと待ったら、みごと iCloudメールにこれまで通りメールが届くようになりました。Gmail で設定していたルールなどを設定しなおしたら快適に使えるようになりました。<br />
Apple One は iCloud+のほかに、Apple Music や Apple TV+ 、ゲームが充実している Apple Arcade などを、家族5人で使い倒して月額1850円なので、かなりお得だと思われます。最大6人での利用が可能となっています。<br />
独自ドメインで Gmail を使っていて有料化に困っている皆さん、ご参考までにどうぞ。
</span>
</p>H & Ahttp://www.blogger.com/profile/05952601744791736917noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6946674.post-15449621226234379082015-09-26T09:51:00.000+09:002015-09-26T09:51:05.448+09:00ヨルタモリ的革新この前の日曜日、9月20日をもって「ヨルタモリ」が終了してしまいました。大好きなテレビ番組で毎回欠かさず録画して観ていただけに残念でなりません。この心の空白は、10月から「孤独のグルメ」の新シリーズが始まる期待感で埋めることにして、今日はこの「ヨルタモリ」が起こした革新性について書いてみます。<br />
<br />
まず第一に、宮沢りえの存在です。彼女はこの湯島あたりにあるバー「White Rainbow」というお店のママで、この番組には絶対に欠かせない存在です。<br />
この番組が始まる前は「りえママ」といえば敏腕マネージャーでもある彼女の母親のことでしたが、この番組以降「りえママ」は彼女自身のことを指すようになりました。こんなママのいるバーがあったら身を滅ぼすまで通いつめる自信があります。<br />
テレビ局からタモリさんに番組制作の打診があった時に、共演者として宮沢りえが出演するならやってもいいと答えたという話がありますが、これがこの番組を成功へと導きました。宮沢りえがこんなに魅力的ないい女になっているということを世に知らしめたことが、この番組が成し遂げた大きな革新のひとつと言っていいでしょう。<br />
<br />
次にゲストの取り扱いに関する革新性について書いてみます。<br />
この番組の出演者は、宮沢りえ扮するバーのママと、そのバーの常連客としてタモリ扮するジャズ喫茶オーナーの吉原さんや建築家の近藤さんなどがいます。そこへ一見客として週替りのゲストがやってくるのですが、その他に超常連客として毎回欠かさずカウンターのど真ん中に座るのが能町みね子さんです。この人をここに座らせたのがこの番組のスゴいところだと言えます。僕はこれまたほとんど欠かさず「久保みねヒャダこじらせナイト」という番組を「久保ヒャダこじらせナイト」だった頃から見ているので、この方の存在はよーく知っているのですが、一般的にはあんまり知られていない人だと思います。オカマでエッセイストで漫画家です。久保ミツロウさんとラジオもやっていたりします。独特な感性で鋭い発言をします。番組の始まった当初は緊張のせいか発言が少なかったのですが、徐々に緊張もほぐれてきたのか要所を締める発言でアンカーパーソン的存在となりました。「久保みねヒャダこじらせナイト」とこの番組とは出演者が完全にかぶっているので、なにか深いつながりがありそうです。<br />
さらにこの番組では、カウンター奥の席に毎回一人か二人、音楽担当ゲストともいえるお客さんが座りました。タブラ奏者のU-zhaan やフラメンコギター奏者の沖仁あたりを軸にして、あまちゃんで有名な大友良英や、ヒャダイン、高橋幸宏、小室哲哉(!)などが座り、毎回バーの中で自然発生的かつ突発的に行われるセッションで重要な存在となりました。このセッションを見るたびに、音楽ってこういう風に存在するべきものなんだなぁと思い知らされました。<br />
<br />
さらに、バーの中でお客さんたちがみんなで見ているテレビ番組という設定で流される短い番組の完成度の高さも革新的です。タモリの「宮沢りえに叱られたい」という欲求を満たすために作られたかのような「連続 怒ラマ」や、プロのミュージシャンたちの演奏に合わせてタモリが即興で歌う「世界音楽紀行」、そしてさまざまな物議をかもした「クローズアップしすぎ現代」などがあります。中でも最終回の最後に放映され、最後のひとことでフラメンコギター奏者の沖仁を感動のあまりマジ泣きさせた「始点・終点」は、このままこれだけでレギュラー番組化してもおかしくないくらいの完成度の高さでした。<br />
<br />
このように毎回盛りだくさんの内容で30分番組では惜しいくらいでした。終わってしまったことが残念でなりません。しかし、最終回の最後の最後に流された国際信号旗によるメッセージが「マタミテクレルカニャ」となっていたそうなので、期待して待っていることにします。H & Ahttp://www.blogger.com/profile/05952601744791736917noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6946674.post-74515373648268810742015-08-09T19:06:00.000+09:002015-08-09T20:15:08.420+09:00バタフライを泳ぐ意味とはかねがね考えていたのですが、最近ようやく答えが出ました。<br />
<br />
普通の人にとってバタフライとは、バタフライが泳げることを示したい人が泳ぐためだけに存在する、ということです。<br />
<br />
普通の人とは、バタフライを専門にやってる水泳選手以外のすべてのひとを指します。<br />
<br />
バタフライという泳法はもともと、左右対称であること、というルールしかなかった平泳ぎから派生したもので、クロールの動きを両手いっぺんにしたような強い手のかきと、体全体を使った強いキックを兼ね備えたもので、考案された当初は平泳ぎと同じ競技として泳がれていましたが、平泳ぎよりも圧倒的に速くて、いつしかバタフライで泳ぐ選手ばかりになってしまったので別競技となった、という歴史があるようです。<br />
<br />
当初は最も速く泳げる泳法になるだろうと思われていましたが、どんな泳法で泳いでも良い「自由形」でも、今だにすべての選手がクロールで泳いでいます。これはオリンピック選手であってもバタフライという泳法のポテンシャルを引き出すには体力がまだまだ足りないからのようです。バタフライとはそれほど体力を要する泳法だということです。<br />
<br />
たとえば学生の水泳部員であっても、バタフライを専門にやってる体力自慢の稀な人でない限り、バタフライを泳ぐことはあんまりありません。4泳法をまんべんなく泳ぐことができて個人メドレーをやってる選手でも、バタフライの練習をすることは少ないかもしれません。だってバタフライを泳ぐと、波をザブザブ起こして、まわりにとても迷惑だからです。そして水泳部員はみんなバタフライくらい泳げること知ってますから、自分がバタフライを泳げることをまわりに示す必要はないのです。<br />
<br />
だからね、僕がよく行くプールでバタフライをザブザブ泳ぐ真っ黒(ぜったい日サロ焼け)な人がいるんですが、あなたがバタフライを泳げることはよーくわかったので、まわりが迷惑してるからバタフライを延々と泳ぎ続けるのはやめて欲しいのです。よろしくお願いしますー。H & Ahttp://www.blogger.com/profile/05952601744791736917noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6946674.post-8491799503281205092015-07-06T07:58:00.001+09:002015-07-06T10:15:05.213+09:00自宅のネットが(ほとんど)繋がらなくなった7月2日の午前中に停電があって、すぐに復旧はしたんですが、その直後からネット環境に不具合が出始めました。どんな不具合かというと、Google と Facebook と Apple・Wikipedia、そして Youtube 以外のサイトに繋がらなくなってしまいました。Chrome でも Safari でも同じ状況で、iPhone からも同じでした。<br />
どこにもまったく繋がらないのではなく、一部のサイトには今までどおり問題なく繋がるところが不可解です。光モデムや無線LANルーターのリセットはしてみましたが、状況は変わりません。アメリカにサーバーのある一部のサイトにだけ繋がるということではないかと思いますが、原因がサッパリわかりません。<br />
このブログは Google の運営する Blogger というサービスを利用していますので、このように通常通り投稿することができています。<br />
<br />
その日のうちに Facebook にこのことを書いて詳しい人に教えてもらい、DNS や IPv6 まわりはチェックしたのですが、どちらも問題はなさそうです。Google に繋がるので仕事で使っている Gmail を普段通りに使えるし、iPhone の電話回線を使えばネットにも繋がるので困り果てているわけではないのですが、Mac のソフトウェア・アップデートなどの際には困ると思うので復旧しないわけには行きません。<br />
<br />
どのような対処法があるのか、詳しい方ぜひ教えて下さい。よろしくお願いします。H & Ahttp://www.blogger.com/profile/05952601744791736917noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-6946674.post-48190032694698469942015-05-08T13:45:00.000+09:002015-05-08T13:45:08.898+09:00ドキュメント72時間 マイベスト3NHKの「<a href="http://www4.nhk.or.jp/72hours/">ドキュメント72時間</a>」という番組が好きです。1年くらい前からときどき見るようになって、最近では毎回欠かさず録画してみています。<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%8872%E6%99%82%E9%96%93">ウィキペディア</a>によれば<br />
<blockquote class="tr_bq">
毎回ある1箇所の場所にこだわり、そこで起きる様々な人間模様を72時間(3日間)に渡って定点観測するという趣向のドキュメンタリーである。<br />ロンドンオリンピック中継を含めた、夏季特集番組を編成する都合によるつなぎ番組であった。</blockquote>
低予算でできそうなので、つなぎ番組だったというのには、なんだかちょっと納得できます。 しかしそんなことは関係なく、おもしろいのだからいいのです。<br />
<br />
タイトルにベスト3と書きましたが、僕が気に入ったものを3つ並列で紹介してみます。<br />
<br />
まず最初は「<span style="background-color: white; font-family: sans-serif; font-size: 15.1040000915527px; line-height: 24.1664009094238px;">北の大地の学生寮</span>」の回。<br />
北海道大学の学生寮の3日間です。ここはただの学生寮ではなく、今では全国でも数少なくなった自治寮と呼ばれる寮で、施設は大学のものですが、運営をすべてそこに住む学生たち自身が行っています。そのおかげで食費を除いて光熱費込みの1ヶ月の寮費は1万円だそうで、驚きのひとことです。実は僕も大学時代に自治寮に住んでいたので、とても共感できました。ご想像どおり中はそうとう汚くて、そこばかりが目に入ってきますが、そんなことはどうでもいいのです。「水清くして魚住まず」と言ってのけた文学部所属という女子学生に拍手を送りたい。とにかくスミからスミまで楽しそうで、学生に戻ってあそこに住みたいと思いました。4月から娘がここに入りました。<br />
<br />
次は「<span style="background-color: white; font-family: hindlight, Helvetica, Arial, sans-serif; line-height: 31.2000007629395px;">真夜中のアングラ 長屋</span>」の回。<br />
大阪千日前の味園ビルに夜な夜な集まる若者たちをとらえた3日間。ここに集まってくる人たちはみんな、ここ以外ではとても生きづらいだろうなぁと思える。しかしここではみんな輝いていて、ここがあってよかったねと、ウンウンうなずきながら見ました。いい映画やドラマを一本見終えた感じでした。<br />
<br />
最後は「秋田・真冬の自販機の前で」の回。<br />
秋田港にあるうどんとそばの自販機によってくる人たち。この自販機、一般的な感覚でいうと壊れてます。スープのお湯があふれます。取り出すときやけどするかも。取り出したあと入りすぎたスープをドバドバ捨てないと食べ始められません。味加減が気になります。しかし取り出し口に「お湯があふれます」と書いてあるからいいのである。これ食べてる人がみんな幸せそうでキュンキュンきます。食べてないけどゼッタイおいしいはずなので秋田へ行ったら食べてみたいけど、それまであるかどうか心配です。<br />
<br />
調べてみたらデイリーモーションにあったので、ご興味のある方は削除される前にどうぞ。<br />
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<ul>
<li><a href="http://www.dailymotion.com/video/x2g2w4w" style="font-family: sans-serif; font-size: 15.1040000915527px; line-height: 24.1664009094238px;">北の大地の学生寮</a></li>
<li><a href="http://www.dailymotion.com/video/x2cguo6_%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88-72%E6%99%82%E9%96%93-%E7%9C%9F%E5%A4%9C%E4%B8%AD%E3%81%AE%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9-%E9%95%B7%E5%B1%8B-%E5%A4%A7%E9%98%AA-%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%9F_travel" style="font-family: hindlight, Helvetica, Arial, sans-serif; line-height: 31.2000007629395px;">真夜中のアングラ 長屋</a></li>
<li><a href="http://www.dailymotion.com/video/x2n2qf7_%E3%83%89-%E3%82%AD-%E3%83%A5-%E3%83%A1-%E3%83%B3-%E3%83%88-7-2-%E6%99%82-%E9%96%93-%E7%9C%9F-%E5%86%AC-%E3%81%AE-%E7%A7%8B-%E7%94%B0-%E3%81%AE-%E3%81%86-%E3%81%A9-%E3%82%93-%E3%81%A8-%E3%81%9D-%E3%81%B0-%E3%81%AE-%E8%87%AA-%E8%B2%A9-%E6%A9%9F-%E5%89%8D-%E3%81%A7-7-2-%E6%99%82-%E9%96%93_people">秋田・真冬の自販機の前で</a></li>
</ul>
H & Ahttp://www.blogger.com/profile/05952601744791736917noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6946674.post-91774642297500108902014-07-23T13:24:00.001+09:002015-11-05T17:31:31.718+09:00「孤独のグルメ」マイベスト3最近シーズン4が始まった「孤独のグルメ」ですが、皆さんはご覧になっていらっしゃいますでしょうか。僕は毎回欠かさずに録画して、次の日のお昼ごろにご飯を食べながら見ています。あれは深夜の空腹時に見るものではありませんね。きっと暴走が止められないと思います。リアルタイムで見ている人達のことが心配でなりません。<br />
<br />
今日はそんな「孤独のグルメ」のマイベスト3を発表してみます。<br />
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まず第3位は、シーズン3の第3話「<a href="http://www.tv-tokyo.co.jp/kodokunogurume3/story/0724.html">静岡県賀茂郡川津町の生ワサビ付きわさび丼</a>」の回。<br />
これはもう単純にこの「わさび丼」がやたらとウマそうだったから。このテレビシリーズで五郎さんが同じメニューをお替わりしたのは、後にも先にもこれだけだと思います。わさびを「まぁるく」すりおろす儀式をやってみたい。ツーンときてみたい。お替わりしてみたい。伊豆に漂う旅情にも惹かれます。<br />
北海道には山わさびというものがあるのですが、これをちょっと前に知り合いからいただいて、山わさび丼にして食べてみました。美味しかったので知り合いから教えてもらったとおり、茎の部分を庭に植えて来年生えてきたのを採ってまたやってみようと思っているのですが、やっぱり本わさびとは香りが違うんだろうなぁと、遠くを見つめています。<br />
<br />
続いて第2位はシーズン1の第5話「<a href="http://www.tv-tokyo.co.jp/kodokunogurume/story/chapter5.html">杉並区 永福の親子丼と焼うどん</a>」の回。<br />
これの場合、食べたメニューはどうでもよくて、まず最初に五郎さんが仕事やらなんやらで色々ついてなくてヘコんでるというところが重要。ヘコんだ状態でフラフラ歩いていてフラリと立ち寄った釣り堀で、ぜんぜん釣れずにさらにヘコんで、腹ペコになって隣接する食堂に入ると、昼間っから一杯ヤッてるおじさんにウンチク話をされる。ウンチク聞きながら腹がいっぱいになると、いつの間にかヘコんでた気分が元に戻って「よしまたガンバロっ」となって終わり。この「ひとりでごはんを食べて、ヘコんでたのが復活する」プロセスが、ひとりで仕事を始めた僕にはグッとくるのでした。そーだよねー、そーやって自分で処理するしかないよねー、と納得するのでした。あと、このドラマには「昼間っから一杯ヤッてるおじさん」がたくさん登場するけど、これも重要な要素だと思う。あこがれの存在。ただし五郎さんは下戸ってところも重要かも。<br />
<br />
そして第1位はシーズン2の第7話「<a href="http://www.tv-tokyo.co.jp/kodokunogurume2/story/story7.html">千葉県旭市飯岡のサンマのなめろうと蛤の酒蒸し</a>」の回。<br />
これも第2位と同じく最初に五郎さんがヘコんでます。それも完全に五郎さんのミスによる仕事の失敗で。その失敗が元で突然千葉の九十九里浜近くで一泊することに。ただ、翌日まで特にやらなければいけないことがないので海岸近くをフラフラと歩きます。このときの海をバックに孤独な男が歩く画が素晴らしい。僕が「孤独のグルメ」と聞いて頭に浮かぶイメージがコレです。「幸福に空腹を満たした」あと、最終的に「…失敗したから。この景色に出会えた…」となり、見事に復活するのです。<br />
<br />
こうやって書いてみると、このドラマはまさに「孤独」と「グルメ」が見事に合体して、孤独な男が日々を乗り越えていく姿を描いたドラマだということがよくわかりますね。<br />
8月9日土曜日の夕方には「<a href="http://www.asahi.com/and_w/interest/entertainment/CORI2040098.html">博多出張SP</a>」があるそうで、これには色々と期待です。H & Ahttp://www.blogger.com/profile/05952601744791736917noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6946674.post-12122877476651923302013-07-14T13:02:00.000+09:002013-09-14T07:00:06.010+09:00館内放送に芽生える自我とは最近、特に用事がなければ、毎週土曜日の午後はプールへ行って泳ぐようになりました。まずサウナに入って、長いときは出たり入ったりしながら30分くらい入って、そのあと30分泳いで、そのあとまたサウナに入って帰ってきます。そんな僕のサウナライフ(←プールと違うんか)の中で最近気づいたことがあります。<br />
そのプールでは毎時間10分間、すべての人をプールから出して休憩時間を取るのですが、その休憩時間の最初と最後に館内放送が入ります。「みなさまの事故防止と休憩のため、10分間の休憩時間を取ります。プールから上がってください。」という感じです。そのあとプールでの注意事項をいくつか読み上げます。その内容は毎回まったく同じなのですが、それを読む人の違いによって聞く側が受ける印象がまったく違うことに気が付きました。<br />
<br />
ほとんどの場合、声の印象から想像するに40〜50代くらいの女性が読むのですが、その人はものすごくハキハキとキッパリサッパリと読みます。ちょっと早口で。そのちょっと度を過ぎたキッパリさ加減は、聞く側が思わず萎縮してしまうほどです。<br />
その人とは別の、やはり40〜50代くらいの女性が読む場合もあるのですが、その人はちょっとネットリした感じで、語尾などにほんのりと「媚(こび)」のようなものがあって、可愛らしい印象で、これ読んでる時きっと口角が上がってるだろうなぁと感じます。<br />
頻度はグッと下がるのですが、20代くらいの若い女性が読む場合もあります。彼女はまるで学芸会の劇のセリフのような、国語の授業中に教科書を朗読してるみたいな、まったくの無感情でフラットな印象です。誰かに心を抜かれてしまったかのようです。<br />
さらに頻度が落ちるのですが、男性が読むこともあります。若い男性の場合もあれば、おじさんの場合もあるのですが、どちらの場合も、先ほどの20代くらいの若い女性ほどではありませんが、適度に感情が抑えられていてフラットな印象です。したがって男性が読んだ場合、その文章の意味以外にその放送から伝わってくるのは、その人の年齢はだいたいこれくらいかなぁという情報くらいです。<br />
<br />
以上のことから僕が気づいたのは、まず、男性がこういう放送をする場合、誰が読んでもだいたいフラットな印象になるということ。そして女性が読んだ場合は、年齢によって大きく違うということ。結婚前くらいの若い女性の場合、必要以上に感情を消し去るようです。逆に結婚・出産を終えたくらいの女性の場合、必要以上に感情を込めてしまうようです。ものすごく「押し」が強いです。結婚前に引いてたぶん、余計に押しているかのようです。どこかの段階で突然、自我が芽生えるみたいです。<br />
<br />
そういう意味で考えると、プロのアナウンサーの女性はいくつになってもフラットに原稿を読むことができていることに気づきます。またデパートなんかの館内放送で語尾がものすごく妙な感じになっていることがありますが、あれはきっと年齢によって自我が漏れ出してしまうのをカモフラージュするためなんじゃないかと思えてきます。<br />
<br />
すべての女性は生まれながらにして女優だ、なんて話を聞いたことがありますが、なんだかそういうことなのかもしれません。H & Ahttp://www.blogger.com/profile/05952601744791736917noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6946674.post-59009881932136965882013-06-23T10:36:00.000+09:002013-06-23T10:36:05.817+09:00許す力ずっと前にテレビでみた日本に住む外国人たちが日本での生活のことなどについて話す番組で、中国人と韓国人が日本の戦後賠償や歴史認識などについて怒りながら話し始めました。ひどいことをした日本のことが許せないというわけです。それを聞いていたある黒人男性が、我々黒人はつい100年ほど前まで白人社会で奴隷として扱われていて、解放運動をしているあいだはそりゃ色々あったけど、奴隷解放以降は白人たちとけっこう仲良くやってるし、奴隷として扱われていたころの賠償をしつこく求めたことなんて一度もない。あなた達はいったいいつになったら日本のことを許すんですか?と言いました。すると激しくまくしたてていた中国人も韓国人も、シュンとおとなしくなってしまいました。<br />
<br />
ずっと前に<a href="http://handa2.blogspot.jp/2010/02/blog-post_16.html">品格</a>について書いたことがありました。その時は「寛容さ」と書きましたが、それはつまり「許す力」です。「許容力」と言い換えることもできるかもしれません。あるいは「罪を憎んでひとを憎まず」という言葉もありますね。そういう力の大きさが、その人間の品格をつくりだすのだと思います。<br />
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僕は小学生のころ、母親に「あなたはホントに簡単に人を許すけど、それってなかなかできることじゃないんだよ。スゴいことなんだよ。お母さんにはちょっと真似できない。あなたのそういうところ、スゴく偉いと思うよ。」と褒められたことがありました。そんなふうに手放しで褒められることってあんまりなかったので、とても良く覚えています。でもその時はそんなふうに褒められても意味がよくわかりませんでした。<br />
<br />
ずいぶんたって大人になってからようやくその意味がおぼろげにわかるようになってきました。ただ、意識してそうしているわけではなく、自然にやっていることなのでいまいちわかっていなかったと思います。でもこの歳にもなるとさずがにどうしても許せないひとのひとりやふたりはできました。そういうひとが出現したときに初めて「許す力」の存在を本当に認識できたのです。<br />
<br />
この先いつか、そんなどうしても許せなかった人のことを許すことができる時がくるかもしれません。そのとき僕は次のステップへ進めるような気がしています。H & Ahttp://www.blogger.com/profile/05952601744791736917noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6946674.post-39694321158972979572013-05-24T10:55:00.001+09:002013-05-24T10:55:30.575+09:00反発しあう磁石のようなもの中1の春に初めてクラスメイトの女の子からつきあって欲しいと言われた。でも「つきあう」ということの意味がよくわからなかった。つきあったらどんなことをするのかがわからなかったし、つきあうとそのあとしばらくして必ず「別れ」があるような気がして、そんなことだったら「つきあう」なんてことせずに、今のまま仲の良い友達のままいればいいんじゃないかと思った。<br />
それでもやっぱりどうしてもと押し切られてつきあうことになり、交換日記を始めることになった。その女の子の書く字の綺麗さと文章の巧みさに比べて、自分の字があまりに汚く、文章も稚拙すぎて打ちのめされながらしばらく日記を交換したけれど、1ヶ月くらいで終わってしまった。「別れ」がやってきたのだ。<br />
僕の方から距離をおいたのだ。その女の子はいつも粗野な振る舞いをすることが多く、ちょっと不良っぽかった。でも日記の字や文章が表しているように、中身はとてもきちんとしていてかわいらしい女の子だった。そのギャップが意外だった。つきあう前にクラスで隣の席になって話をして仲良くなったときにも同じことを感じていた。<br />
ある時、その女の子が学校で大きなケンカをした。相手は男子生徒たちの中でも一目置かれている野球部員のひとりだった。僕はそのときその騒ぎを遠くから眺めていて、誰が騒ぎを起こしているのか知らなかった。そのあと教室でその女の子が荒い息をしながら何人かの女の子たちになだめられているのを見て、その騒ぎを起こしていたのがその女の子だったことを知った。僕がその女の子と距離をおくことに決めたのはそれが理由だった。<br />
その女の子が絶対に超えてはいけない一線を超えてしまったような気がしたのだ。いま思えばそのケンカがどんな理由で起こったのか知りもせずに(いまだに知らない)そういう決断をしたのは良くなかったような気もするけれど、中1の僕には精いっぱいの決断だった。<br />
そのあとその女の子は誰にも手の付けられない不良へと変わっていった。僕はそのきっかけをつくってしまったような気がして、それにその女の子のギャップの裏側をよく知ってもいたので、いまだに申し訳ない気持ちを抱き続けている。<br />
<br />
最近、男女に限らず人と人は反発しあう磁石のようなものだと思うようになった。反発するかしないかの程よい距離を置いていればずっとそばにいつづけられるのに、近づきすぎると強く反発して遠くへ離れてしまう。<br />
ただ、そんなことわかったところで、そういう人があらわれたときにはやっぱり近づきすぎてしまうのだけれど。H & Ahttp://www.blogger.com/profile/05952601744791736917noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6946674.post-13561000866479197192013-05-09T17:25:00.000+09:002013-05-09T17:34:01.342+09:00ケータイを持ち歩くようになって3年目になる3年前に自分で設計事務所を始めようと思い立ち、まず最初にしたのがケータイの契約だった。それまでは特に不便を感じなかったので持っていなかったのだけれど、独立して仕事をするとなると、やっぱりちょっとないと困るかなぁということで持ち始めることにした。ただ、持って2週間くらいしたころに飲みに行って忘れて帰ってきて、自分の電話に電話してその場所へ取りに行ったことがあった。まだ自分がケータイを持っていることに慣れていなかったのだろう。いまでは外出するときにも忘れずに持ち歩くようになったし、どこかへ置き忘れて帰ってくることもなくなった。<br />
<br />
でもまだ僕のケータイにはあんまり電話がかかってくることもないし、自分からケータイで電話をかけることも少ない。仕事中に電話をかけるときは固定電話を使うし、第一、仕事の連絡のほとんどはメールでしている。<br />
だからいまだに自分のケータイに連絡が入ることには慣れない。最初のころは外出時に自分のケータイが鳴っていることに気づくことがほとんどなかった。だいたいあとで着信履歴を見て気づいて、こちらからかけ直していた。それではさすがに困るので着信音を大きくしたり、バイブに気付きやすいようにできるだけ肌に近いポケットに入れて持つようにした。それでもまだ半分くらいの着信に気づかないし、気づいたときにはものすごく慌ててしまう。あまりに慌てすぎて着信音が鳴っているあいだに出られなくて切れてしまうことも多い。<br />
<br />
だいたいポケットの中で突然大きな音で鳴ってブルブルと震え始めるものを持ち歩くことに慣れるとは思えない。よく世の中の人達はあんなものを持ち歩いているなぁと感心してしまうくらいだ。<br />
<br />
ケータイのメールが苦手だ。よくあれで長いメールが打てるものだと思う。もう半分くらいのひとがスマホらしいが、僕としてはあれでも長いメールはきついと思う。<br />
絵文字が苦手だ。なんだか恥ずかしくてほとんど使ったことがない。まれに気心の知れたひとにメールするときに、文章の内容とまったく関係のない「ひよこ」や「モアイ」や「くるま」などの絵文字を強引につっ込んでみたりするくらいだ。<br />
迷惑メールが多すぎて、ほとんどの人がPCからのメールを拒否する設定にしているのが厄介だ。そういう僕もそうなんだけれど。ケータイのメールアドレスから送っているように装ってPCからメールを送るというのを試したみたがダメだった。ある人から、メールしてもまったく返信がないのはどういうことだとクレームがきて、それ以来しょうがないのでケータイからのメールにはケータイで返すようにしている。<br />
<br />
ということで、できるだけ早くケータイを持たなくても困らない生活に戻りたいものだと思っている。H & Ahttp://www.blogger.com/profile/05952601744791736917noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6946674.post-4720136137132637612013-04-30T14:35:00.000+09:002013-04-30T21:02:40.397+09:00そげキングが好きだ。小6の息子の影響で3年ほど前からマンガ「ワンピース」を読み始めたのですが、みごとにハマってしまいました。作者の尾田栄一郎さんはジャンプ編集部にこの作品を持ち込んだ時に第1回と最終回のふたつを編集者に見せて連載を決めたという逸話があるそうですが、そんな信じがたいような逸話も、もしかするとそうかもしれないなぁと思わされるほど作品全体に緻密に計算された様々な伏線が張り巡らされていて、コミックスでいうと20巻分くらいの時間を挟んだ過去のひとコマに伏線が隠されていることなどがザラにあったりします。<br />
<br />
そんなワンピースの中で僕がいまのところ一番好きな部分は、麦わらの一味がウォーター・セブンについてからエニエス・ロビーでの死闘を繰り広げたのちに、ニコ・ロビンをほんとうの意味で一味の仲間とし、さらにフランキーを船大工として仲間に加えるまでの一連の流れです。<br />
そのあいだに一味が乗ってきた海賊船ゴーイングメリー号の破損が大きいために修復が不可能だという判断で船を乗り換える決断がくだされ、その決断に納得できなかったウソップが一味を離れます。しかし一味から離れきれなかったウソップは仮面をかぶり「そげキング」と名乗って一味を追いかけます。まぁ仮面から長っ鼻がはみ出しまくっているのでルフィーとチョッパー以外にはバレバレで「そげっプ」などと呼ばれたりしてます。<br />
しかしエニエス・ロビーの戦いでは、このそげキングの大活躍によって一味は勝利をおさめることができ、その活躍がもとでウソップはそげキングの姿で海軍からの懸賞金を掛けられることになります。<br />
<br />
そげキング、そしてウソップの魅力はやはりそのヘボキャラにあるわけですが、魚人島での戦いの前の2年間の修行を経てウソップがやたらとたくましくなってしまい、ちょっとした頼りがいなども生じ始めているので困っています。やはりウソップには常に全力のおよび腰で敵に立ち向かってもらいたいし、そしていつの日かまたあのそげキングのお面をかぶって活躍してもらいたいものです。<br />
<br />
「そげきの島はどこにあるのかって? それはね、君たちの心の中さ。」<br />
<br />
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<br />
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H & Ahttp://www.blogger.com/profile/05952601744791736917noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6946674.post-13396992146681312532013-04-29T17:12:00.002+09:002013-04-30T07:31:18.665+09:00ある正義と、それとはまた別の正義とが戦うのが戦争なんだよ、という話そう、例の、戦争ってのは正義と悪とが戦ってるんじゃなくてね、という話。<br />
<br />
これはつまり、あまりにも正義を突き詰めすぎると、あるひとつの視点において悪を排除して正しいものだけを残すってことをやり過ぎると、ある段階でクルッとひっくり返って巨大な悪になってしまうことがあるってことです。こうやってできあがった巨大な正義(悪)は、別の視点によってできあがった巨大な正義(悪)と抜き差しならないほどに対立してしまうのです。宗教戦争なんかがこれの最たるものですね。<br />
<br />
ここで考えたのですが、現代の日本って社会全体が正しいものだけで埋め尽くされようとしていて、もしかするととても危険な状態なんじゃないでしょうか? 完全な悪は全力で排除したらいいと思うのですが、そのだいぶ手前の、ちょっといかがわしいものなんかが、正義の人たちの手によってドンドン排除されていっているような気がするのです。<br />
<br />
個人においても正しくあろうとし過ぎると、どこかで破綻してしまうものなのでしょう。社会や組織を構成する個人が、自分の中にもある程度の悪が存在しているということを理解して、その社会や組織の中にもある程度の悪が存在することを大きな度量をもって許容しているのが、健全な状態なんじゃないだろうか、という気がしています。<br />
<br />
「<a href="http://koyomi8.com/doc/mlko/200707220.htm">清濁併せ呑む</a>」という言葉があります。<br />
<blockquote class="tr_bq">
善人も悪人も、善も悪もわけへだてせず、来るものはすべてあるがままに受け入れる。広く大きい度量があることのたとえ。</blockquote>
とあります。<br />
<br />
度量不足ってことですね。<br />
<br />
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H & Ahttp://www.blogger.com/profile/05952601744791736917noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-6946674.post-62810359911878172182013-04-17T14:21:00.000+09:002013-04-17T14:22:27.745+09:00村上春樹的罪悪感の推移いま世間では村上春樹さんの最新長編小説「<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4163821104/hab-22/ref=nosim" target="_blank">色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年</a>」が話題ですが、僕は最近(といっても、もう2〜3ヶ月前ですが)村上さんの昔の作品を読みました。「<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4103534109/hab-22/ref=nosim" target="_blank">世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド</a>」と「<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062002418/hab-22/ref=nosim" target="_blank">羊をめぐる冒険</a>」です。どちらも僕が大学生の頃にはじめて読んだもので、「世界の終わり〜」については僕がこれまでに読んだ村上さんの作品の中で最高傑作だと思っていて、何度も何度も読み返している大好きな作品です。<br />
どちらの作品もその作品世界にグイグイと引き込まれていって、長い長い小説なのにあっという間に読みきってしまった印象です。どちらも古い小説なのに、みずみずしく色褪せないおもしろさがあって、良い小説っていうのはこういうものなんだなぁと思いました。<br />
<br />
しかしそれとは逆に、どちらにも時代の移り変わりによるギャップを感じさせる部分があり、それがまたとても新鮮に感じられました。<br />
まずこれはどちらの作品にもいえることなのですが、主人公がやたらと煙草を吸うということです。「羊をめぐる冒険」では主人公はもちろん、主人公が追いかける「鼠」も、追いかける途中であらわれる「羊男」も煙草を吸い、彼らが道端などに捨てた吸殻が追跡の手がかりになっていきます。<br />
僕がこの小説をはじめて読んだ20年くらい前には、世の中の成人男性の半分くらいは煙草を吸っていたし、道端にはたくさんの煙草の吸殻が落ちていました。それがとても自然で当たり前のことだったのに、いまでは煙草を吸うひとは極少数になってしまい、道端から吸殻はなくなりました。この変化もとても自然に当たり前のように移り変わってきたのでとても自然に受け入れていたのですが、この古い小説を読んで大きな変化に気付かされ、とても驚かされました。<br />
<br />
そしてもうひとつ、これは「世界の終り〜」の主人公なのですが、小説の後半で彼は、いろいろと理不尽なことが続けざまに起こってちょっとヤケクソ気味になっていたとはいえ、お酒を飲んだ状態で車の運転をするのです。とても理性的な、社会に迷惑を掛けることなく目立たずひっそりと生活することを望む彼が、「えぇいもうヤケクソだ、酔っ払ってるけどしょうがないや運転しちゃえ」的な心理描写はなにもなく、とても自然なことのように飲酒運転していることに驚かされました。<br />
僕がはじめてこの小説読んだ頃、僕は日常的に車を運転する状況ではなかったので、そのころ飲酒運転がどれほどの罪悪感を伴う行動であり、どれほどの社会的悪であったかが実感としては想像できないのですが、きっと現代の感覚と比較すると、とても軽微な罪悪でしかなかったのでしょう。もしかすると自転車の二人乗りくらいのレベルのものかもしれません。<br />
<br />
昔はそれほど大きな罪悪感を伴うものでなかった煙草の吸殻のポイ捨てや飲酒運転が、現代では「ひとでなし」に近いあつかいを受けることになりました。それとは逆のこともあるんじゃないかと探してみると、学校の給食費の納入などがこれに当たるかもしれません。最近ではかなりの高い割合で給食費を納めない家庭があるそうですね。僕が子供のころは封筒に現金を入れて何ヶ月かに一度学校へ給食費を持っていきましたが、これを納めないことなんて考えられないことでした。<br />
<br />
このように「罪悪感」のような一見変わることがないと思えるようなことも、時代の変化とともに変わってしまうものなのだなぁと考えさせられたのでした。<br />
<br />
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H & Ahttp://www.blogger.com/profile/05952601744791736917noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6946674.post-31004664084028257752013-01-28T14:48:00.002+09:002013-01-28T14:48:46.474+09:00おさるのジョージ的な存在を受け入れるということ我が家では家族中が大好きなんです「<a href="http://www9.nhk.or.jp/anime/george/" title="おさるのジョージ">おさるのジョージ</a>」。<br />
<br />
たぶんアメリカのニューヨークあたりに住んでいる「黄色い帽子のおじさん」と、そのペットで好奇心旺盛な「おさるのジョージ」が繰り広げるお話です。このジョージがかなり賢くて、言葉はしゃべれないものの何でもほとんど人間並みにこなします。いいたいことも身振り手振りでちゃんと伝えます。おじさんに頼まれて近所までひとりで買い物にいくことだってあります。すごいですね。おじさんに書いてもらったメモをお店のひとに渡して、あとは得意の身振り手振りで伝えます。<br />
<br />
と、ここまではいいのです。ここからはこのおはなしでよくあるパターンなのですが、お店のひとが急な用事ができてしまい、店番をジョージに頼んでどこかへ出掛けてしまうのです。ジョージのことをよく知る顔見知りのお店でならまだわかるのですが、はじめて訪れたよく知らないお店でもこういうことがよく起こります。<br />
ここでいつも僕はよくわからなくなってしまいます。どういうことなんでしょう? このおはなしの中では、おさるは一般的にとても知能が高くて、それも大人の人間並みに知能が高くて、よく街をひとりで出歩いていたりすることもある、という設定なのでしょうか?(この「設定」というのはとても便利ですね)そうでなければちょっと理解できません。それともそんなの全然気にするところじゃないんでしょうか?<br />
<br />
そういえば以前にも似たようなことを書いたことがありました。「<a href="http://handa2.blogspot.jp/2008/10/blog-post.html" title="ポニョみた。 :: H & A :: blog">ポニョみた。</a>」です。そうでした。大切なのは「<span style="background-color: white; font-family: 'Lucida Grande', 'Lucida Sans Unicode', 'Lucida Sans', Verdana, Arial, sans-serif; line-height: 22.75px;">不思議なことを不思議だと認識しながら、あたりまえに自然に受け入れ</span>る」ことなのでした。すっかり忘れてしまっていました。不思議なこと、納得いかないことに意義を唱えて排除しようとするとキリがないのでした。そういうものだと無理矢理にでも納得して受け入れてしまうことによって、ようやくものごとが先へ進んでいくのでした。<br />
<br />
僕が生まれ育った家は駅の近くで、家から駅までの道の途中に映画館がありました。子供の頃には友だちとそこで「ゴジラ対メカゴジラ」を観たりもしたのですが、いつの頃からかピンク映画しか上映しなくなってしまいました。おもてにはそういう映画のポスターが張り出されていて、みんなそれを見て見ぬふりして歩いていました。うまく見て見ぬふりするために、映画館の前を通るときは反対側の歩道を歩いたりしていました。みんなとてもうまくその存在を受け入れていたように思います。<br />そのあと大規模な区画整理があって、その映画館とその裏あたりにあった飲み屋街もなくなってしまいました。目の前にある猥雑なものを受け入れているように見えたけれど、やっぱりみんなの負担や負い目のようなものになっていたのでしょう。それが排除されたあとの街の景色は、なんだか晴れやかに笑っているように見えました。でも本当にそれでよかったのでしょうか。いま僕はそういう猥雑でみんなに煙たがられるようなものが、ある程度の割合で街の中に分散して存在している方が、かえって健全なのではないかと思っています。<br />
<br />
話は変わりますが、「ワンピース」のルフィーが生まれ育った島に「グレイターミナル」という場所がありました。社会不適合者たちを廃棄物といっしょに塀の中に押し込めたような場所です。その街が、天竜人と呼ばれる貴族の訪問を前にして、人間ごと焼き払われてしまいました。<br />
<br />
納得いかないこと、見たくないものを目の前から排除していくような行動の行き着く先は、「グレイターミナル」を焼き払ってしまう世界のように思うのです。<br />おさるのジョージから始めた話の着地点としては飛躍しすぎな気もしますが、ジョージやポニョ的なレべルの、軽い「納得いかなさ」に対して、かわいさというオブラートに包んででも、日常的な存在として慣れておいたほうが色々といいような気がします。<br />
<br />
そういったことが社会全体に寛容さを生み出し、今どことなく日本の社会全体に漂っている「一度大きな失敗をしたらやり直しはできなくて、その人の人生に明るい未来はない」みたいな閉塞感を払拭することにつながっていくのではないでしょうか。H & Ahttp://www.blogger.com/profile/05952601744791736917noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6946674.post-15107282526347318572013-01-26T11:34:00.001+09:002013-01-26T11:34:44.663+09:00月を愛でる日本では明治5年まで太陰暦が採用されていました。<br />太陰暦とは、ひと月の長さを月の動きを基準にして決める暦のことで、これに対して一年の長さを太陽の動きを基準にして決める暦のことを太陽暦といいます。<br />正確には、月の動きのみを基準する暦のことを太陰暦といい、ひと月の長さを月の動きを基準として決め、1年の長さを太陽の動きを基準にして補正する暦のことを太陽太陰暦というそうで、明治5年までの日本で採用されていたのは太陽太陰暦ということになります。純粋な太陰暦では、太陽暦と比べて1年の長さが11日ほど短くなるため、3年に一度「閏月」を設けて、1年を13ヶ月にして調整するのです。<br />
<br />
話が少し横道へそれてしまいましたが、今日書こうと思っていたテーマについて調べていたら、ちょっとおもしろかったので触れてみました。<br />言いたかったのはつまり、日本人が大切にしている古きよき日本の文化が育まれ、熟成された江戸時代までの日本では、ひとびとは月の動きにしたがって生活していた、ということなのです。<br />
<br />
西洋と日本では、月に対するイメージが大きく違います。西洋では、月は狼男や魔女を連想させ、不吉や孤独などのネガティブで悪いイメージがあり、満月の夜には警察や病院が満員になるなどと言われたりもしています。「月」luna(ルナ)は、lunatic「気がふれる、狂人」という意味で、moon にも、moon struck「気がふれる、昔、月の霊気の影響とされた」という意味があります。<br />
それに対して日本では、月はとても身近な存在として親しまれています。月の表面にはお餅つきをするかわいいウサギをみつけ、月をモチーフにした絵画や美術品が数多くあります。かの有名な桂離宮は貴族が月見をするための施設として建てられたそうで、池にせり出した月見台があり、建物内部の様々な部分にも月のモチーフが散りばめられています。竹から生まれた美しい姫が月へ帰っていく竹取物語があるように、日本では月に、静謐で神秘的なイメージをいだいているように思います。<br />
<br />
江戸時代までの日本人は、暦を確かめる意味だけでなく、日が暮れると自然と月を見上げていたのではないでしょうか。そういえば村上春樹の「1Q84」でも、主人公が公園のすべり台の上に登って月を見上げるシーンが印象的に描かれていましたね。それにあの小説では物語の芯にずっと、神秘的な月の存在がありました。<br />
<br />
神秘的な力でなく、物理的に月が地球に与える力として引力があります。これは潮の満ち引きとして海辺に暮らす人々の生活に大きな影響を与えます。周囲をぐるりと海に囲まれた島国の日本において、長く太陰暦が採用されてきたのは当然のことと言えます。海の生物が潮の満ち引きに合わせて生活するのは当たり前かもしれませんが、陸上の動植物の中にも、月に合わせてライフサイクルが決まっているものがあることが知られています。月の引力の微妙な変化を感じているのかもしれません。人間にも微妙な引力や重力の変化を感じて反応する秘めた能力があるとしたら、ちょっとおもしろいですね。H & Ahttp://www.blogger.com/profile/05952601744791736917noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6946674.post-62488033005556782492012-11-30T12:25:00.000+09:002012-11-30T13:38:09.700+09:00カワラナイモノ最近の旭川はもうすっかり寒くなって、街は一面の雪景色です。この季節になると、晩酌には焼酎のお湯割りが登場することになります。できれば梅干し入りで。この焼酎のお湯割り梅入りですが、飲むときにちょっとしたお作法のようなものがあります。<br />
<br />
一杯目は梅干のエキスをちょっとだけ出すように、グラスの底に沈めた梅を箸で少し突付くくらいで。二杯目は梅を二つに割って種を出し、果肉をあらわにして飲みます。三杯目は果肉を細かくバラバラにして、それをかき回してグラスの中を桜吹雪(梅吹雪?)のようにしながら飲みます。<br />
<br />
一個の梅干でこれだけ楽しんだら、梅も梅干しになったことをさぞ喜んでいることでしょう。ところでこのお作法ですが、僕が生み出したわけではなく、20代の頃に見たテレビドラマの中で中井貴一さんがやっているのを見て覚えたのです。安い居酒屋のようなところで、いっしょに来ていた女性に、この飲み方をとても自慢気に教えていたのを覚えています。<br />
<br />
それがどんなドラマで、いっしょにいた女性が誰だったのかが思い出せなかったので調べてみると、どうも「<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BE%E3%81%A0%E6%81%8B%E3%81%AF%E5%A7%8B%E3%81%BE%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84">まだ恋は始まらない</a>」だったようです。小泉今日子と中井貴一のダブル主演とありますので、いっしょにいた女性は小泉今日子さんだったのかもしれません。<br />
<br />
このドラマを見ていた頃のことを思い出してみると、そのころ僕は結婚したばかりで、大阪の建築設計事務所に勤めていました。その会社にはちょうど10年間務めましたが、本当に仕事にどっぷり浸かりきっていた10年間で、毎日残業して帰宅するのは9時過ぎで、ゴールデンタイムのテレビ番組はほとんど見たことがなくて、この時期に流行っていたポピュラーソングなどはまったく知らなくてビックリします。そんな時期に毎回欠かさず録画してまでも見ていたドラマがこれです。とはいえ、まぁそういうドラマは他にも「オレンジデイズ」とか「ビバヒル」とかありますが。<br />
<br />
僕はそのころ、焼酎なんて飲んだことがなくて、それを見ながら「へぇ、どんな味がするんだろう?」なんて思っていました。はじめて焼酎を飲んだのは、それから何年もたったあとだったはずです。今では焼酎の中でも匂いの強い芋焼酎を好んで飲むようになりました。立ち上る匂いを楽しむため、夏でもお湯割りにするくらいです。<br />
<br />
ところで、中井貴一さんと小泉今日子さんといえば、最近やっていた「<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%8B%E3%82%89%E4%BA%8C%E7%95%AA%E7%9B%AE%E3%81%AE%E6%81%8B">最後から二番目の恋</a>」でもダブル主演していましたね。「まだ恋は始まらない」以来17年ぶりの共演だそうです。しかし、中井貴一さんの印象が、その頃と今とでほとんど変わらないことにビックリしてしまいます。並べて比べたら、そりゃきっと違うでしょうけど、僕の脳内の印象ではまったくいっしょです。<br />
<br />
世の中、変わらないものもあれば、すっかり変わってしまうものもあって、いろいろだなぁ、なぁんてことを考えながら、三杯目の焼酎をクルクルと掻き回すのでした。H & Ahttp://www.blogger.com/profile/05952601744791736917noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6946674.post-26888602895709957182012-11-09T16:14:00.001+09:002012-11-09T16:14:43.555+09:00「佐野元春のザ・ソングライターズ」星野 源 Part1この前、星野源さんがすごくいいことを言っていたのでご紹介。<br />
<br />
佐野元春さんがソングライターをゲストに迎えて、作詞に関する様々なことを聞き出すテレビ番組に登場した星野源さんが、最近もてはやされている風潮とは全く逆で、しかし言われてみればたしかにそのとおりの、目からウロコの作詞姿勢について話していました。<br />
<br />
星野さんは詩を書くときに、リスナーに共感してもらうことを求めていないそうです。求めていない、というよりも、はっきり、共感して欲しくないとおっしゃいました。それはどういうことかというと、共感というのは、同じことを経験したり、同じことを思っているだけであって、そこまでだ、というわけです。人はそれぞれみんな違って、ひとりひとりばらばらで、そのばらばらの人たちがつながるのが「共感」ではスゴくもったいないと。もっとその先の、自分が経験したことのない他人の経験を想像して、そこへ自分を投影することによってつながったら、もっともっといいんじゃないかということです。<br />
それぞれが孤立したまま、自分というものをもったまま、一緒にいる、というのが理想なのだそうです。<br />
そういう考えのもとに、老夫婦を主人公にした歌詞なんかを書いたりしているそうです。<br />
<br />
なんだかこういう話を聞くと、facebook なんかで「いいね!」で共感を示してつながるコミュニケーションの底の浅さを感じざるを得ません。まぁそういうのも、しないよりはずっといいんだろうけれど。H & Ahttp://www.blogger.com/profile/05952601744791736917noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6946674.post-48000443335211780432012-10-20T11:23:00.000+09:002012-11-09T16:45:50.758+09:00歌うクジラ/村上龍久しぶりに村上龍を読みました。<br />
<br />
この小説が発表されたときに書店でこの本を見かけてタイトルにものすごく惹かれたけれど、結局読まずじまいでした。このまえ図書館へ行ったときにこの本があるのを見つけ、迷わず借りてきました。内容は、このタイトルから想像していたものとはまったく違うものでした。だって、クジラはほとんど出てきません。
<br />
<br />
近未来の日本の姿を圧倒的な筆力で描いた、あいかわらずの読者を圧倒する内容なのですが、その本筋とは少し離れたところで、僕の心をガシッと鷲掴みにした部分がありましたので紹介してみたいと思います。これだったらネタバレにならないだろうし、でも、もしかすると村上龍はこれを書きたいがためにこの長い小説を書いたんじゃないかと思えたりもしたりします。<br />
<br />
それは下巻の中盤あたりにあります。33歳でノーベル賞を受賞して、日本政府によって長生きする遺伝子を注入されて、100年以上も生きているサツキと呼ばれる女が語る言葉として書かれています。サツキはまず、主人公のアキラにこう尋ねます。
<br />
<blockquote>
アキラ、君はそもそも悲しみという感情を、どうして人間は必要としたか知っているの?</blockquote>
主人公がそれについて考えようとしたときに、ある出来事が起こってそのやりとりは中断され、しばらくしたあと、サツキはその答えについて話し始めます。<br />
<blockquote class="tr_bq">
これまでの数えきれない歳月で親しい多くの人を失った。(中略)彼らや彼女たちを失うと、彼らや彼女たちを、心の中の、精神の隙間の、特定の場所に刻み込まなければならないでしょう? そのために悲しみという感情が必要なの。やっかいなことに、彼らや彼女たちの記憶を焼き付け刻みこんでくれるのは、悲しみだけらしいのよ。</blockquote>
なるほどそうか、そういうことだったのか。そしてこれを書きながら僕は、昔こんな記事を書いていたことを思い出しました。<br />
<ul>
<li><a href="http://handa2.blogspot.jp/2007/12/blog-post.html" title="悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。 :: H & A :: blog">悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。</a></li>
</ul>
<div>
おぼろげにつかんでいたものの輪郭がはっきり見えたような感じです。<br />
<br />
そうそう電子版もあります。坂本龍一の音楽と、各章ごとに描かれたアートワーク付きです。この小説を書き上げた直後に iPad が発表されて、速攻で電子化およびリッチコンテンツ化に踏み切ったそうです。</div>
<ul>
<li><a href="http://www.ryumurakami.com/utaukujira/pc.html" title="村上龍 歌うクジラ on WEB">村上龍 歌うクジラ on WEB</a> </li>
<li><a href="https://itunes.apple.com/jp/app/id381666756?mt=8" title="iTunes App Store で見つかる iPhone、iPod touch、iPad 対応 村上龍 歌うクジラ">村上龍 歌うクジラ</a></li>
</ul>
<div>
そして、こちらは書籍版。</div>
電子版と比較すると、倍以上の値段になっちゃうんですね。ムムム。<br />
<div>
<br />
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H & Ahttp://www.blogger.com/profile/05952601744791736917noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6946674.post-57093048904002014162012-08-07T15:14:00.000+09:002012-08-07T17:23:20.106+09:00ポゼッションとはただいまロンドンオリンピックが絶賛開催中でありまして、サッカー日本代表が男女ともに快進撃を続けています。今朝未明に女子代表がフランスに勝って決勝に進出しました。<br />
しかし女子代表については、このオリンピック代表とほぼ同じメンバーがワールドカップで優勝しているわけですし、その後も親善試合などでは王者らしく王者としての試合をしてきており、世界の女子サッカーが日本女子のサッカーをお手本としスタンダードにしようという動きも出てきているくらいなのですから、もうそろそろ、まだ番狂わせの感もあったワールドカップの頃に念仏のように唱えられていた「最期まであきらめない力」や「フェアプレイ」などの、泥臭く格下が上を狙いに行くようなフレーズを多用するのはヤメにしてはどうかと思います。もちろんそれらの大切さは十分に理解したうえでの話です。そしてそういう認識があれば、予選最終戦での引き分け狙いの試合運びを問題視する動きは出てこないはずなのです。<br />
<br />
そんなことを考えながら試合中継をテレビ観戦しているわけですが、解説の人やアナウンサーが発する言葉で、上で書いたことよりも引っかかることばが「ポゼッション」です。ポゼッションとは「支配率」のことで、サッカーでは「ボール支配率」のことをいい、全体の時間のうち、そのチームの選手がボールを保持していた時間の割合を示します。試合の途中や最後にポゼッションの数値を紹介しつつ試合分析をするのがお決まりになりつつあります。<br />
しかしこのポゼッションという言葉がまだまだ聞きなれない言葉であることから、アナウンサーなどが「ポゼッション(ボール支配率)」(アナウンサーは、かっこは発音せずに一呼吸おくだけですが)(←ややこしくなってる)などと並列して言ってみたり、ていねいな人は「ポゼッション、えーこれは各チームのボール支配率のことを示しますがー」などと言ったりします。アナウンサーの人は短い時間の中でたくさんの情報を伝える必要があるわけですから、ポゼッションなんてややこしい言葉を使って、さらにその言葉の解説までしながらしゃべらなくても、はじめからボール支配率と言えばいいと思うのです。<br />
さらに解説の人の中には「ポゼッション率」などと言う人もいます。これは「ボール支配率率」と言っていることになって完全におかしいですね。だーかーらー、もーボール支配率でいーですっって。<br />
<br />
「ポゼッション」でググってみると、トップに来たのがウィキペディアの「ポゼッションフットボール」のページでした。おやおや?と思って開いてみるとこう書いてありました。
<br />
<blockquote>
ポゼッションフットボール(Possession Football)とはサッカーの戦術のひとつである。 </blockquote>
<blockquote>
自チームがボールを持っている限り、相手に得点を奪われる可能性は無いという考え方が元になっており、チーム全体でパスを回して、自チームが常にボールをキープすることで試合の主導権を握ろうという戦術である。</blockquote>
<blockquote>
攻撃が行き詰ったときは無理に攻撃してボールを奪われるよりは守備的ミッドフィールダーやディフェンスラインまでボールを戻して、再びディフェンスラインからのビルドアップ(攻撃の組み立て)を行う場合が多い。そういう場面で作られた時間を生かし、各選手がスペースを作りチャンスを生み出そうとする。 </blockquote>
<blockquote>
よって、ミッドフィールダーのパス能力はもとよりディフェンダーにもパスやビルドアップの能力が求められ、チーム全体のポジショニング・オフザボール・オンザボールの動きの質が求められる。高いテクニックを持つ選手を多く抱え、組織的なプレーを得意とするチームに向いた戦術である。</blockquote>
<blockquote>
高いレベルにおいては試合の主導権を握り積極的に仕掛けていく戦術となるが、低いレベルでこれを行なった場合にはボールを奪われないようにしているだけの消極的な戦術となることもある。総じて低いレベルのチームでは使いづらい戦術となる。 </blockquote>
<p>なんと、戦術のことでした。つまり、高いレベルで戦術としてボール支配率を上げるのでなければ、ただ単に支配率が高いだけではまったく意味がないのです。そういうことになってくると、この数字はポゼッションサッカーを目指しているチームにとってのみ必要な数字ということになります。試合を見ていれば、どちらのチームがボールを支配していて優勢なのかは一目瞭然ですし、試合を見なかったひとがその試合がどのような試合だったのかを知るのに役立つのかと思いきや、ボール支配の質がとても重要なのでそうではありません。</p>
<p>こう考えていくと、試合中継観戦中の視聴者に対して、わざわざポゼッションを示すことの意味がないことがわかってきました。やれやれ。 </p>H & Ahttp://www.blogger.com/profile/05952601744791736917noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6946674.post-20145662422054826952012-05-19T11:56:00.000+09:002012-07-07T16:24:46.240+09:00オンナってヤツは考えてみたら、わが家に「オンナ」を持ち込んだのは、今年幼稚園の年長になった末娘だったのかもしれません。今年高1になった娘からは、あんまり「オンナ」を感じることはありませんでした。家内からもそういうことはありませんでした。きっとふたりとも女性としてはオンナの要素が少なめだったのかもしれません。それがここ数年のうちに、我が家が「オンナ」で溢れかえるようになりました。<br />
きっかけはきっと、家内が末娘に対して「この娘、3歳児にしてもうすでにオンナなのよ。」と言ったことだったかもしれません。僕はそのときすでに女性の中にあるオンナの部分に気づき始めていたので、その言葉の意味がおぼろげながらにわかりました。(もしかするとこれを読んでいる男性の中には「オンナってなんだ?」って思っている方がいらっしゃるのかもしれませんね)そして僕はその言葉をきっかけに、我が家にオンナがいることを意識し始め、意識したことによって、家内や上の娘の中にあったオンナの部分に気づき始めたのだと思います。<br />
<br />
僕はつい何年か前まで、女性は清らかで純心で、か弱くて美しい存在だと思っていました。ウソみたいだけどホントの話です。結婚の準備で、披露宴のに司会をしてくれる女性と打ち合わせをしたとき、彼女(いまの家内のこと)をどんな人だと思ってますか?と聞かれて、「天使のような人だと思います」と真面目に答えたら(ホントにそう思っていた)、あからさまにドン引きされて意味がわからなかったのですが、今となってはなんだか小っ恥ずかしいです。<br />
そんな話を飲み屋のお姉さんに話したら「しあわせな人だね。」と言われました。別なひとに「しあわせな人だって言われたけど、そうなの?」と聞いたら、「そうなんじゃない。だってそれ、男は知らなくていいことだから。」と言われました。<br />
<br />
これを書くきっかけになったのは、松山ケンイチと菊地凛子で映画化された「ノルウェイの森」を観たことでした。大学時代に大流行りしたしたので僕も小説を読みましたが、あんまり好きではありませんでした。村上さんの小説は、そのあとに読んだ「羊をめぐる冒険」とか「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」などでどっぷりハマって、エッセイを含めた全著作を読むことになり、「ノルウェイの森」はただの入り口だったという印象だったのですが、あの映画を見て、二十歳前後に読んだあの小説が、僕の女性観を強固に形づくるのに大きく影響していたことに気づきました。それ以前にはあまり小説など読むことはなくてマンガばかりだったのですが、印象深いものを挙げると中学時代に読んだ「みゆき」、高校時代には「めぞん一刻」「風呂上がりの夜空に」などがあります。これらが見事に純真無垢な女性との恋愛を描いたものであることに気づき、あぁそういうことかぁと思いました。ただ、よく考えると、男性向けの恋愛漫画に登場する女性はみんな、ほぼ例外なく純真無垢な存在として描かれてるんですね。<br />
<br />
そういった背景もあるので、ここまで読んでも「なんだよオンナって」という男性のために、分かりやすくオンナについて説明してみたいと思います。たとえば、<br />
<ul>
<li>「aiko ってカワイイよねー」と言ってる女の子に 「あ、そういえばオマエちょっと aiko に似てるよなー」と言ったら途端に不機嫌になる。</li>
</ul>
<p>
とかはどうでしょう。男としてはこんなことされたら意味不明すぎて ( ゚д゚)ポカーン ですよね。「カワイイ」にはかなりオンナ的要素が含まれていると見てよいでしょう。<br />
あと、こんなのもあります。<br />
</p>
<ul>
<li><a href="http://imosokuvip.blog60.fc2.com/blog-entry-1744.html" title="宮崎駿 「女って自分の性がわかったと思ってんですね。おかしいw」 - 妹速VIP(`・ω・´)シャキーン">宮崎駿 「女って自分の性がわかったと思ってんですね。おかしいw」 - 妹速VIP(`・ω・´)シャキーン</a></li>
</ul>
<p>
ここに出てくる女性はオンナ全開丸出しなわけですが、この話に対してコメントしているオンナを知らない男達がおもしろくて、最終的には「宮崎がロリコンなだけ」と結論づけられています。なんだコレ。<br />
オンナってものの存在を知ってこれを読むと、宮崎監督がちゃんとオンナを知っているということに気づきます。<br />
<br />
なーんて書いてきましたが、これを読んだ女性には「オンナってもっともっとドロドロしてますよーだ」とか言われそうですね。そんな女性にひとこと言いたいのですが、こんなこと書いてても、やっぱり女性が好きなのです。オンナの部分も全部ひっくるめて。<br />
</p>
<br />
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ただ世間的に見て、僕がマツコのことを知ったのはかなり遅かったと思う。ネットなどでチラホラとマツコの評判を見かけるようになったとき、僕はまだマツコのことを知らなかったから。<br />
<br />
最初に見たのは「<a href="http://www.tbs.co.jp/arita-matsuko/">有田とマツコと男と女</a>」だったと思う。おもしろい番組だと思ったけど、おもしろいのはテーマごとに集められた素人たちと有田だと思っていた。<br />
マツコのおもしろさに気づいたのは 「<a href="http://www.tv-asahi.co.jp/ikari/">マツコ&有吉の怒り新党</a>」だった。視聴者からの怒りメールにマツコと有吉がコメントしていく番組だが、ふたりの独特の切り口がおもしろい。話の広げ具合と落としどころをふたり探り合っていく感じもおもしろい。このふたりレベルの話術があれば、そのあたりは自由自在のようだ。しかし、有吉がふいに漏らしてしまった自分自身の弱さや暗さに対して「あなたのその心の闇はなんなのよー」と突っ込むマツコや、マツコ自身がひとりで寂しく死んで行くであろう自身の悲哀を吐露する場面など、お互いの傷を舐めあうような予定調和でない会話がこの番組の真骨頂だろう。<br />
アシスタントの夏目三久もつかず離れず程良く会話に絡んでくる。後半の「日本三大〇〇」も、毎回独自の視点がおもしろい。マツコをキャスティングするスタッフのセンスがおもしろいのかもしれない。<br />
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この頃から深夜のテレビ欄にマツコの名前を見つけると録画するようになった。そこで見つけたのが「<a href="http://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/" title="マツコの知らない世界|TBSテレビ">マツコの知らない世界</a>」だった。毎回マニアな分野の専門家をゲストに呼んで、マツコにレクチャーする番組で、ここでマツコの博識さを知ることになる。ジオラマを取り上げた1時間SPでは、鉄道や都市計画についてかなり造詣が深いことを知らされた。このとき、興味を抱く対象や教養の種類と発言内容にタモリとおんなじ匂いがすることに気づいた。駅そばの回では深くて豊富な知識量と冴えた推理力で、専門家からのプチクイズに次々と正解して驚かされる。このあたりもブラタモリでのタモリと似ているかもしれない。<br />
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もうすでに番組は終わってしまったが、これと同じ頃に見つけた「<a href="http://www.fujitv.co.jp/b_hp/120105outdx/index.html" title="アウト×デラックス 2 - フジテレビ">アウト×デラックス</a>」も良かった。ナイナイの矢部と世間的には完全にアウトな人たちをゲストに呼んで会話する。ただこれについては、マツコのおもしろさよりも企画のおもしろさのほうが強かったかもしれない。この番組への出演をきっかけにプチブレイクした人が何人かいたようだ。世間にはもっと、こういうアウトな人々がおおっぴらにオモテに溢れ出してきてもいいように思った。そのほうが、いまこの社会に漂うどうしようもない閉塞感が和らぐような気がする。<br />
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最近始まった、関ジャニ∞の村上と様々なトピックについて話す「<a href="http://www.ntv.co.jp/yofukashi/" title="月曜から夜ふかし|日本テレビ">月曜から夜ふかし</a>」もおもしろい。完璧な美形というわけではないがジャニタレと絡むマツコが見物だ。Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/03123862797893206280noreply@blogger.com3tag:blogger.com,1999:blog-6946674.post-18084618871312486242012-04-24T17:03:00.000+09:002012-11-11T10:45:24.662+09:00「使いみちのない風景」がもたらすものこのまえ札幌へ出張するときに、電車の中で読む本として本棚にあった村上春樹さんの「使いみちのない風景」を持っていきました。むかし一度読んだはずの本ですが、とても新鮮な文章と写真として楽しむことができました。頭の片隅にこびりついたように離れないけれど、そこから発展してなにかが始まるわけではない鮮烈な印象の景色というのがあって、村上さんはそれを「使いみちのない風景」と呼んでいるそうです。アントニオ・カルロス・ジョビンの「Useless Landscape」という曲の邦題が気に入って、そう呼んでいるのだそうです。<br />
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そんな文章を読みながら思い出したのが、糸井重里さんのことば「思い出したら、思い出になった。」でした。ことばというよりも本のタイトルですが。この本は「ほぼ日」で連載している「今日のダーリン」と「ダーリンコラム」から抜粋された文章と、同じく連載している「気まぐれカメら」の写真をまとめたものです。この本の内容はどうあれ、僕にはこの本のタイトルがずっと頭にこびりついて離れないのです。思い出ってたしかにそういうものだなぁと、ポトリと目からウロコを落としながら気づいたのです。これに気づいてからというもの、なにかイベントのあとにチラホラ耳にする「いい思い出作りになりましたねー」みたいなコメントには違和感を覚えざるを得ないからだになってしまいました。<br />
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そんなことを考えながら、さらに思い出したのが、ヴィム・ヴェンダース監督の「都会のアリス」に登場した、ホテルの部屋の電気スタンドの写真を撮る男のことでした。いっしょにいた少女アリスに、どうしてそんなものの写真を撮るのか聞かれると、記憶に残ることのないこういうものこそ写真として残しておくべきものなんだ、みたいに答えていました。わかったようなわからないような話だけれど。<br />
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最近タンブラーのダッシュボードに流れてきたことばで、こんなのがありました。<br />
「<a href="http://handa.tumblr.com/post/21455189137" title=":: H & A :: tumblr - 冴えない時間を一緒に過ごしたやつが友だちだと思う。">冴えない時間を一緒に過ごしたやつが友だちだと思う。</a>」<br />
このことばがみんなからたくさんの共感を得ていることからもわかるように、どういうわけか人は、冴えない時間のことをあとからよく思い出すのです。そしてその時間をいっしょに過ごしてくれたひとは、その人にとってとても大切な存在になるのです。そんな、出来事といえるような出来事がひとつも起こらなかったような、取るに足りない時間のことが、どういうわけかあとになって重要な意味を持つことがよくあるようです。<br />
<br />
と、ここまで思いつくままに思いついたことを書いてみましたが、これがなにか「使いみちのある文章」になるのかどうかは僕にはよくわからなくなってしまいました。でもそれをあえて、よくある文章のようにどこかへ着地させずに終わりにしてみようと思います。<br />
でもこれがあとになって、なにかにつながっていくのかもしれません。<br />
村上春樹さんが、ある「使いみちのない風景」が喚起するイメージをもとに文章を書き始めたのに、けっきょく物語にはならなくて、それはあくまで使いみちのない風景のままだったけれど、その作業をしたことによってもたらされた別の物語があって、それがあの、僕が村上さんの最高傑作だと信じる「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」だったのだそうですから。<br />
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発売元: 中央公論社<br />
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レーベル: バップ<br />
価格: ¥ 3,137<br />
発売日: 2008/01/23<br />
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Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/03123862797893206280noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6946674.post-75512480452824172602012-03-28T14:24:00.000+09:002012-06-28T16:55:09.020+09:00なにげない日常も小さな無数の決断の積み重ねでできているんだゼあさ目が覚めると、そこで起きるのか、それとももう少しだけ眠るのかの決断をすることになる。起きたら、寝室から出るときにドアノブをどちらの手で握るのか、そんな無意識に行われる小さな決断もある。<br />
午前中はダラダラとなにもせずに過ごしたとしても、なにもせずに過ごすという決断をしたということになる。<br />
道を歩いていて、前から見知らぬ人が歩いてきたとき、ニコリと笑って会釈をしながら挨拶をかわすのか、知らん顔して通り過ぎるのか、これも決断だ。<br />
<br />
こんなふうに僕らの日常は、大きなものから小さなものまで、たくさんの無数の決断によって成りたっている。そんな無数の決断のひとつひとつをより良いものにしていくことができたなら、僕らの日常が、僕らの人生が、とても簡単により良いものになっていくような気がする。<br />
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「日々私たちが過ごしている日常は、実は奇跡の連続なのかもしれない。」<br />
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</script><noscript>&amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;lt;a href="http://www.nicovideo.jp/watch/sm15683727"&amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;gt;【ニコニコ動画】日々私たちが過ごしている日常は、実は奇跡の連続なのかもしれない。&amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;lt;/a&amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;amp;gt;</noscript>Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/03123862797893206280noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6946674.post-50925251155685775182012-03-23T11:18:00.000+09:002012-06-21T09:41:54.343+09:00雪原を歩く自宅の仕事場でのデスクワークの息抜きのために、よく近所を散歩することがあります。夏のあいだは自転車で川沿いの道を走ったり、山道を登っていったりしました。冬になって雪が積もって、自転車で出かけることができなくなってしまったので、最近は自宅そばの河畔の林の中をあることが多くなってきました。タイトルには「雪原」と書きましたが、その言葉からイメージされるほど広大な大地を悠々と歩く感じのものではなくて、まばらな木の間を縫ってちょろちょろと歩くような感じです。タイトルなのでちょっと釣り気味にしてみました。<br />
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そこはこの近所のたくさんの人たちの散歩コースになっていて、人がひとり通れるだけの細い道が踏み固められてできています。そこからはずれると、足が雪の中にくるぶしよりも上まで埋まってしまうことになります。正面から誰かが歩いてきたら、どちらかが気をきかせて道をゆずらなければなりません。そういうところで自然と見知らぬ人たちとコミュニケーションを取ることになります。冬が深まってくると、徐々に川に氷が張って雪が積もり、最終的には向こう岸と雪原がつながってしまいます。そこに夜のうちに動物が向こう岸とのあいだを行き来した足跡がついていたりして、そんな様子を見ながら歩くのが楽しいです。<br />
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いつものように歩いているとき、ふと、この「道」を人生にたとえてみるとおもしろいなぁと思いつきました。<br />
一日中雪が降り続いたりすると、みんなで踏み固めた「道」はすぐに消えてしまうのですが、そのあと一番最初にここを歩いて「道」をつくった人は大変だったろうなぁとか、それを考えると、すでに踏み固められた「道」を歩くのはにとても楽だなぁとか、たまに「道」から外れた足あとを見つけると、これは子供かな? 散歩につれてきてもらった犬かな? などと思いを巡らせます。そして、子供のころは「道」から外れるリスクなんて考えもしなかったなぁなんて考えたりします。そして、「道」とはまったく関係なく林の奥のほうからきて、「道」を横切って川の方へ降りていく野生動物の足跡を見て、ちょっと清々しい思いを胸に抱いたりします。<br />
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こんなことを考えながら歩く雪の上の散歩は、けっこう楽しくてやめられません。Anonymoushttp://www.blogger.com/profile/03123862797893206280noreply@blogger.com0