ビジネス文書が手書きからワープロに取って代わられた頃からでしょうか、手作業によって発生する「ムラ」の許容範囲が急激に狭くなってきています。
機械でやったように均一でムラのない作業を人間に求めたりします。
建築で、自然の石の模様や木目を生かした仕上げをすることがありますが、そんな場合にも色ムラでダメ出しされたりすることがあります。ちゃんと職人さんが気を使って、できるだけムラが目立たないように並べてくれているのにです。
木目といえば、昔こんな失敗をしたことがあります。
予算などの関係で木目をプリントした建材を使った時のことです。ここでも職人さんが気を使って材料を並べてくれたのですが、人工の木目だったために、同じ木目がズラッと並んでしまったのです。普通は逆さまにしたり途中で切ったりして使うものをそのまま並べてしまったのです。
とても不自然な感じがして、私は、大変だけどやり直してもらおうと思っていました。しかし、こういうのが好きだという人がたくさん現れて、結局そのままになってしまいました。なんだかとんでもない違和感を感じたのを覚えています。
ズレた方向へ進んできているような気がします。
我々はどこへ向かっているんでしょう。
あなたはムラを許容できるか
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- Published:
- 時刻: 8月 29, 2006 on 2006/08/29
- Category:
- architecture, dialy, popular
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